四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

ムヒカの想い

2020年11月01日 09時43分45秒 | 日々の歩み
アメリカの大統領選挙は、両陣営とも選挙直前の最後の追い込みを行いつつあります。
かつて、民主主義の先進国といわれた国での、民主主義の根幹をなす選挙のあり方が問われ、
諸々不穏な動きも漏れ伝わってきます。私たちも冷静に推移を見守っていきたいと思います。

さて、10月1日「中秋の名月」に始まった、この十月は10月29日の十三夜、そして昨夜10月31日には、
10月 2度目の満月が眺められました。この2回目の満月は「ブルームーン」と呼ばれています。
ブルームーンは、もっとも地球から遠い満月で、今年最少の満月になっているそうです。

 注)この「満月ススキ」の画像はネットから借用しました。

昨日の宵、細君と三浦半島の西海岸にある佐島の温水プールへ泳ぎに行き帰りがけ、東の空に上がる
満月を眺めることが出来ました。今年は中秋の名月と十三夜の月の双方を愛で、片月月とならず、
さらに満月も眺めることが出来ました。何かいいことの起る予感もチョッピリありますが・・・。



新型コロナ感染症も未だ収束の気配も見えず、フランスでは再び都市のロックダウンも行われ、
日本も決して楽観の許されない状況です。私たちも「ウイズコロナ」のあり方を改めて検証しつつ、
日々の生活を見直していかねばと思っています。

「ウイズコロナ」の基本を踏まえ、勤務とプール、そして散歩の日々を送っていますが、
散歩で訪れる遊歩道の周辺には、深まりゆく秋を密に告げる草花が咲き乱れております。
また、晩夏の花 酔芙蓉も未だ健気に咲き継いでいます。

こんな日々の徒然に詠んだ短歌を掲載したいと思います。相変わらず統一感に欠けますが…。
 ☆ひと月に二度の満月 煌々と コロナ禍のなか うさを晴らせと
 ☆名月と十三夜との二度の月 まなこに刻み片月見避け
 ☆名月に心の襞を晒しいる 放蕩無縁も悔いはあまたに
 ☆あきあかね羽ね透き通る夕映えに コロナ籠りの憂さも晴れゆく
 ☆秋の日に大地の恵みいただくも 地に落つ種の旅路思いて
 ☆見上ぐるも銀河の流れそのままに コロナの鬱は地上に溢れ
 ☆浅間嶺に初冠雪の便りあり カラ松林の燃ゆるかなたに
 ☆一雨に二雨つづく その度に里のもみじみも彩どり増して

 ☆遺伝子の不可思議ゆえか酔芙蓉 白き花弁をくれないに変え
 ☆純白の花弁を夕べ酔うがごと くれないに変え酔芙蓉散る
 ☆遊歩道 行き交う人らマスクして おなじみさんも思わずスルーし
 ☆地に還る芙蓉花びら紅は濃く 命の際の矜持さえ見え
 ☆秋潮の洗う渚に靴ひとつ 流した吾子の かの日の涙
 ☆明日知れず今日を限りの絶唱か 法師蝉鳴く中秋の森
 ☆虫の音に闇の深まり身に染みるコロナ禍のなか明日も見えずに
 ☆無頼無き我のひと世の来し方を 虫しぐれ聞き苦く思えり

 ☆この星の余命気になる暑き秋 CO2のカルテ 今ぞ書かねば
 ☆人の世に自死あることの現実を揺るる心に なお問い続けんと
 ☆この地にて半世紀をも営むも 中華屋さんは今日閉じるという
 ☆九年半 耐えて忍びし日々なるも 復興の文字あまた消えゆく
 ☆ガリレオの悲劇は今も繰り返す 権力のさが 変わらぬものと
 ☆ウイルスとバッタ跳梁我が地球 リーダー不在をあざ笑うがに
 ☆研究の成果も理解せぬ人の 評価の根拠いずこにありや
 ☆コロナ禍にムヒカの想い継ぐべしや 命育てて命守ると

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