新型コロナウイルス対策のための緊急事態宣言は、5月4日、安倍晋三首相により5月31日まで延長され
引き続き、8割接触削減などの努力を改めて国民に訴えました。しかし、頼みの綱ともなる宣言解除の
具体的条件や出口戦略について明確な説明はなく、「コロナ時代の新たな日常」「人と人との絆の力」などの
セリフを連発しました。
また、1カ月近く解除を先延ばしする理由について、「現時点では感染者の減少が十分なレベルとは言えない」
「医療現場が過酷な状況に置かれている現実は変わらない」などと強調しました。そして、「5月は収束のための
1カ月で、次なるステップに向けた準備期間だ」として、6月からの宣言解除に決意をにじませました。
直後の世論調査でも国民の7割近くが期限延長を支持しましたが、解除先送り後の具体的な対応を各都道府県知事に
丸投げしたことへの不満も多く、全国知事会は5月5日に解除基準を明示するよう求める提言をまとめました。
いずれにしましても、私たちは「緊急事態宣言の延長」を粛々と受け止め、5月31日まで、現状の「我慢の籠り」を
続けていくしかなさそうです。
私たちの住む街でも、公立の自然公園もすべて閉鎖され、散歩はおろか立ち入る事すらかなわない状況です。
満開の藤の花や、チューリップがすべて刈り取られる報道にも接しましたが、「三密」を避けたいとの行政側の
意図は分かります。
しかし、あの東日本大震災等、どのような状況下に置かれようと、秩序と礼節を保ってきた日本人の美質を今こそ信じ、
自粛の際のひと時のやすらぎの場の提供は必要ではないかと思います。
もちろん、どんな時代にも、一部の不心得の者の存在はありますが、統計的に見ても、せいぜい2~3パーセントです。
それを理由に善意の大多数の方の行動抑制を図ることは、コロナ禍との長い格闘、さらに共生を図る取り組みは
不可能と思います。
人類ホモサピエンスの20万年余の歴史に比べても、何百倍もの長い生命の歴史を持つウイルス。このウイルスとは
格闘しつつも共生せざるを得ない宿命を、私たちは負っていると思います。医薬品の開発、ワクチンの開発、
さらに集団免疫の獲得等々、文字通り賢く怖がり、自らのできる役割を粛々と果たしていくことでしか、
対応できないとも感じます。
多くの著名人のかたや、身近な方の死に接して、この新型コロナウイルス感染症の恐ろしさを改めて知らされました。
検査による罹患者の隔離、治療を早め、感染の終息を図っていくことが何よりも重要と考えます。また、ネットで
垂れ流されるデマ情報に惑わされない、正確な情報に基づく、冷静な価値判断を私たち一人一人がやっていくことが
必要とも感じます。
外出自粛の合間を縫って、細君と共にドライブや散歩に出向いていますが、その折々の景色をデジイチスケッチし
掲載しましたので眺めて頂ければ嬉しいです。
また、つれづれに詠んだ稚拙な短歌も以下に掲載したいと思います。
☆人絶えてシャッター通りと化す街に 鳩のみ数羽ついばみており
☆緊急の事態宣言延長に もうもたぬとの うめき溢れて
☆葉桜の果てに広がる青空に コロナの鬱を放ちやりたき
☆絶望の果てにも望み繋ぎたし コロナ禍のもと苗を植えたり
☆コロナ禍に籠もる日々にも木の芽雨 萌える新芽に明日を思えり
☆ひとひらの花びら舞いて夕まぐれ うす闇淡くひかり放てり
☆晴れやかな皐月の空に鬱々と コロナ籠りに ため息がまた
☆風を呑み群れなす空の鯉のぼり 今年は寂し見る人もなく
☆越えきたる峠の数もあまたあり 今それぞれがしみじみとして
引き続き、8割接触削減などの努力を改めて国民に訴えました。しかし、頼みの綱ともなる宣言解除の
具体的条件や出口戦略について明確な説明はなく、「コロナ時代の新たな日常」「人と人との絆の力」などの
セリフを連発しました。
また、1カ月近く解除を先延ばしする理由について、「現時点では感染者の減少が十分なレベルとは言えない」
「医療現場が過酷な状況に置かれている現実は変わらない」などと強調しました。そして、「5月は収束のための
1カ月で、次なるステップに向けた準備期間だ」として、6月からの宣言解除に決意をにじませました。
直後の世論調査でも国民の7割近くが期限延長を支持しましたが、解除先送り後の具体的な対応を各都道府県知事に
丸投げしたことへの不満も多く、全国知事会は5月5日に解除基準を明示するよう求める提言をまとめました。
いずれにしましても、私たちは「緊急事態宣言の延長」を粛々と受け止め、5月31日まで、現状の「我慢の籠り」を
続けていくしかなさそうです。
私たちの住む街でも、公立の自然公園もすべて閉鎖され、散歩はおろか立ち入る事すらかなわない状況です。
満開の藤の花や、チューリップがすべて刈り取られる報道にも接しましたが、「三密」を避けたいとの行政側の
意図は分かります。
しかし、あの東日本大震災等、どのような状況下に置かれようと、秩序と礼節を保ってきた日本人の美質を今こそ信じ、
自粛の際のひと時のやすらぎの場の提供は必要ではないかと思います。
もちろん、どんな時代にも、一部の不心得の者の存在はありますが、統計的に見ても、せいぜい2~3パーセントです。
それを理由に善意の大多数の方の行動抑制を図ることは、コロナ禍との長い格闘、さらに共生を図る取り組みは
不可能と思います。
人類ホモサピエンスの20万年余の歴史に比べても、何百倍もの長い生命の歴史を持つウイルス。このウイルスとは
格闘しつつも共生せざるを得ない宿命を、私たちは負っていると思います。医薬品の開発、ワクチンの開発、
さらに集団免疫の獲得等々、文字通り賢く怖がり、自らのできる役割を粛々と果たしていくことでしか、
対応できないとも感じます。
多くの著名人のかたや、身近な方の死に接して、この新型コロナウイルス感染症の恐ろしさを改めて知らされました。
検査による罹患者の隔離、治療を早め、感染の終息を図っていくことが何よりも重要と考えます。また、ネットで
垂れ流されるデマ情報に惑わされない、正確な情報に基づく、冷静な価値判断を私たち一人一人がやっていくことが
必要とも感じます。
外出自粛の合間を縫って、細君と共にドライブや散歩に出向いていますが、その折々の景色をデジイチスケッチし
掲載しましたので眺めて頂ければ嬉しいです。
また、つれづれに詠んだ稚拙な短歌も以下に掲載したいと思います。
☆人絶えてシャッター通りと化す街に 鳩のみ数羽ついばみており
☆緊急の事態宣言延長に もうもたぬとの うめき溢れて
☆葉桜の果てに広がる青空に コロナの鬱を放ちやりたき
☆絶望の果てにも望み繋ぎたし コロナ禍のもと苗を植えたり
☆コロナ禍に籠もる日々にも木の芽雨 萌える新芽に明日を思えり
☆ひとひらの花びら舞いて夕まぐれ うす闇淡くひかり放てり
☆晴れやかな皐月の空に鬱々と コロナ籠りに ため息がまた
☆風を呑み群れなす空の鯉のぼり 今年は寂し見る人もなく
☆越えきたる峠の数もあまたあり 今それぞれがしみじみとして