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四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

海の畔の花見

2025年03月30日 21時10分46秒 | お出かけ

 今年の染井吉野の東京での開花は3月24日と、昨年より5日程早かったようです。その後温かな日が続いたこともあり、今日30日現在で満開となっている木々も散見されるとのこと。そんな中、昨日の雨とは打って変わって今日は晴天に恵まれた為、横須賀の花の名所の一つ、「走水水源地公園」の花見に細君ともども行って参りました。


     「走水水源地公園で咲く桜 染井吉野」

 昨年も、ブログで触れさせて頂きましたが、この公園も当市では桜の名所として、かなりメジャーとなり県内外からの観光客を集めるようになりました。日曜日でもあり混雑することは予測できましたが、明日からの天候と諸々のスケジュールもあり、本日出かけて来ました。

 この「走水水源地公園」は、明治9年、横須賀造船所のためにフランス人技術者ヴェルニーが築造した水源地の一部を、公園として開放した場所でもあります。東京湾を一望することができる公園で、100本を超える染井吉野や、大島桜が咲き誇っています。なお、「走水」は古事記・日本書紀に記されている弟橘媛入水の海でもあります。また、フランス人技術者ヴェルニーは2027年の「大河ドラマ」では、多分頻繁にお目にかかる方になるかと思い、今から楽しみにしております。

     「走水水源地公園 お花見の一齣」

 近所のスーパーで昼食用のお弁当を購入し馬堀遊歩道、馬堀直線道路を経由し現地まで片道3kmほどの道のりを、散策を兼ねて徒歩で向かいました。
 公園には約30分ほどで到着しましたが、桜はほぼ5~6分咲きで思っていたよりも咲き誇こっており見ごろと感じました。休日であり天候にも恵まれましたので、かなり混雑していることは覚悟していましたが、それほどでもなく、ゆったりと場所取りが出来ました。公園は若い方のグループも多く、また家族ずれ等々で賑わっていました。私達も水源地に咲く染井吉野や大島桜、さらに山桜等々の花を一通り見て回り、デジイチでのスケッチをしました。晴れなのに花曇りに近く、すっきりとした青空ではありませんが、何とか桜の咲く様をカメラにおさめました。

     「走水水源地公園 お花見の一齣」

 この公園はトンビの被害が多発することから、監視員の方が狙われそうな場所の方にはアドバイスをして回っていました。私達もかつて、おにぎりをさらわれたこともあり、桜の枝の一面を覆う場所を選んで場所を確保しました。空を見上げると5羽ほどのトンビが獲物を狙って旋回していました。近くに座った方の、おにぎりを狙ってトンビが急降下しましたが、枝に邪魔され狙いが外れ、おにぎりをゲットできなかったようです。それにもめげずにトンビは旋回しつつ何度かトライしましたが、ゲットできずにあきらめて去っていきました。


     「走水水源地公園で咲く 大島桜」

 今日の走水の海は、弟橘媛の伝説が生まれた荒ぶ海が嘘のように、花曇りの空を映し、どこまでも穏やかに凪いでいました。その走水海岸を目の前にして咲く、見事な桜の競演を今年も二人そろって元気に眺めることが出来、良かったとしみじみ思った次第です。公園には、食事も含めて1時間ほど居て何とか余力もあり歩いて戻ることにしました。海岸道路と遊歩道を通って徒歩で帰路につきました。歩数は12,000歩近くになっていました。それなりに疲れましたが…、久しぶりの長距離の散策に心地よい達成感も味わいました。

コメント (4)
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