四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

解は見えずも

2020年10月17日 13時19分32秒 | 日々の歩み
神無月も半ばを過ぎ秋たけなわの季節ですが、窓の外には冬を思わせる氷雨が降り続いています。
コロナ禍の下でも、人々の喧騒をよそに季節は移ろっていくものですね。



新型コロナ感染症の新規感染者は昨日の発表でも、東京都で184人、神奈川県では85人と、
依然として高止まりの状況にあります。私たちも、勤務は継続しつつも自らできる感染対策は
しっかりとやって参りたいと思っています。



さて、菅義偉首相による、日本学術会議の推薦した6人の研究者の任命拒否は、その事由も
明らかにされず、憲法23条がうたう「学問の自由」との関連で、いまだ問題となっています。
なお、河野太郎・行政改革担当相は日本学術会議を行政改革の対象とすると表明されましたが、
この事案は「任命拒否問題」とは別次元であり、別途「行革」の一環として鋭意取り組んで
頂ければとおもいます。

日本学術会議は「わが国の科学者の内外に対する代表機関」であり、日本学術会議法3条は
「日本学術会議は、独立して左の職務を行う。」と定め、学問の自由の下、研究に従事する
全国の研究者の代表機関であることを、改めて確認したいと思います。



私たちも勤務のない日は、コロナ籠りを続けながらも、近隣の公園や、遊歩道、さらに公営の
温水プールへ通い、体力の維持と気分転換を測っています。
遊歩道の周辺には萩、シュウメイギク、等の秋の花が咲き乱れていますが、酔芙蓉、ムクゲ、
芙蓉等夏の花も依然として咲き競っています。なお、酔芙蓉は夕刻前に純白の花びらを薄紅に
染めますが、そんな瞬間をデジイチスケッチする幸運に出会うことがあります。
また、Go Toトラベルや、Go Toイート等を調査し、ささやかな企画もしていきたいものと
思っています。





こんな日々の徒然に詠んだ短歌を掲載したいと思います。なお、我が家の月下美人が細君の
丹精もあり、今年に入って4回目の開花を見せてくれました。そんな月下美人にも寄せて短歌を
詠んでみましたが、相変わらず、推敲不足の統一感にかける短歌ですが…。



 ☆夏果てて夕凪の海 浪静か 白鳥舞うも波に憩いて
 ☆白萩の風に揺れいる路地裏に コロナウイルス未だ潜むや
 ☆木漏れ日は白萩揺らし移りゆく コロナ籠りは未だ続くも
 ☆闇底に響く虫の音 ひとり聞き 今宵酌む酒 六腑にしみる
 ☆虫の音に耳傾けし秋の宵 コロナもせめて寝てくれぬかと
 ☆夕映えに彩雲となすイワシ雲 籠りていても季(とき)は移ろい

 ☆四たびをも月下美人は咲き継ぎて コロナ鬱をも拭いさるがに
 ☆コロナ禍に四たびも咲きし月下美人 世の喧騒を超えて雅に
 ☆喧騒を圧して咲くや月下美人 ひと夜の花の命気高く
 ☆白鳥の浮きたる海の果てを行く帆船揺らぎ空に溶けゆく
 ☆秋灯し哲学書などひも解くも コロナ禍の今 解は見えずに
 ☆コロナ禍の解は見えずもひたすらに 感染避ける自粛続けり
コメント (2)
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