羅漢たちの音楽会
in 喜多院・五百羅漢
穏やかな表情である。
打ち鳴らすのは、鐃祓と銅鑼? 詳しくないので間違っているのかも知れない。
仏教に、音楽はつきものだが、打楽器に偏っている。
梵鐘は、時刻を告げるが、その響きを聴く者は一切の苦から逃れ、悟りに至る功徳があるとされる。
木魚は、読経をするときに打ち鳴らすことで、リズムを整える。あるいは、眠気覚ましの意味もあるのかも知れない。
鈴もある。縁を棒で打ち鳴らす。勤行の際に、経典などの読誦の開始・区切り・終了の合図として打つらしい。
不思議なことに、旋律を奏でるものがない。
仏教発祥の印度では、梵鐘がない代わりに角笛(ホルン)のようなものを見たことがあった。
羅漢らの姿がかっての日常とすれば、あながち陰気くさくないのかも知れない。
*鐃祓・・ニョーハチ(シンバル)、銅鑼・・ドラ(太鼓)