ときどりの鳴く 喫茶店

時や地を巡っての感想を、ひねもす庄次郎は考えつぶやく。歴史や車が好きで、古跡を尋ね、うつつを抜かす。茶店の店主は庄次郎。

曼珠沙華が道筋を飾る散歩道 ・・・見沼田圃にて

2013-09-21 00:48:37 | 日記

ここの曼珠沙華は、高麗の巾着田より一週間ぐらい遅く咲く。今は咲き始めの頃・・・。

埼玉で有名な曼珠沙華は、巾着田の河原と幸手の権現堂堤・・・。ともに群生が有名で、地面を覆い隠すばかりと咲き揃う。・・・しかしここは、散歩を楽しませるが如く、延々と桜の並木に沿って、咲き並んでいます。


見沼自然公園あたりから、総寺院・国生寺あたりまで・・・見沼用水東縁水路に沿って

           

・・・歩く道すがらの撮影ですが、順序は不順です。最盛期は、もっと花がぎっしり・・・


・・・見沼用水東縁水路、 遊歩道路は水路沿いですが、一部は車の通行は不可、他は、農耕道路と兼用なので車が通れます。

*見沼用水東縁水路・・・上尾市瓦葺から大宮・浦和・川口を経て都足立区まで続く用水路・・・、東縁があるので、当然西縁もあります・・その間が見沼田圃になります・・江戸時代に、広大な沼地からの開拓した農地です・・・

見沼用水路に沿った遊歩道は、規則正しく、約10m間隔で桜並木が、それはそれは延々と続き、春の桜の頃は壮大な眺めです。空から眺めたら、嘸かし桜の川のような帯なんでしょうね・・・。その桜並木に沿って、秋の彼岸の頃、彼岸花・曼珠沙華が咲き始めます。桜と同様に、見沼用水路に沿った道に、延々と咲いて道を飾ります。どこまで続くのか、、歩き疲れて確かめたことはありません。

犬を連れた散歩のひと、カメラを持った散策の人、水筒を片手に歩く人・・・三々五々の散歩道でもあります。

曼珠沙華の咲く散歩道を、勝手に・・・・・

「はらみつの道」と名付けてみました。呼称を他人に強要するつもりはありません。

・・サンスクリットの”pāramitā ”、漢語の”波羅蜜”に準えました。彼岸の意味のようですが、軽く、”季節の・・”と思っていただけるといいです。曼珠沙華の咲いている時限定です。

 


  ・・・土手の斜面にも・


ここの曼珠沙華は赤ばかり、・・白い曼珠沙華には、悪を離す、という言い伝えがあるそうです。山口百恵の歌では、・・・まんじゅうしゃか、と歌っていたと思います。作詞の阿木燿子の読み方のようです。好きな歌ですが、確かめてみて下さい・

http://www.youtube.com/watch?v=wrymFRFWAWo


見頃は10月始め、見るポイントは固定せず、出来れば、2,3時間かけて遊歩・散策がよいと思います・・・「はらみつの道」。



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4 コメント

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曼珠沙華 ()
2013-09-22 17:37:06
曼珠沙華早いですね。!こちらでは未だ見てません。華やかな赤なのになぜか淋しい花にたとえられる。
○だしぬけに咲かねばならぬ曼珠沙華 夜半
○曼珠沙華もえて遍路の墓ひとつ 今井久子
○まえがきもあとがきもなし曼珠沙華 黛まどか
庄ちゃんの写真に必ずしも合わないかもしれませんが、、私の好きな句のなかからー
黛まどかの句はある日突然燃えるように咲き出し、知らない間に消えている、、、そんなイメージの曼珠沙華、その唐突さを「まえがきもあとがきも、、」と表現したらしい。彼女自身のことであったに違いない!
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RE;裕さんへ (庄次郎)
2013-09-23 11:03:31
昔の人は、俳句に曼珠沙華の題材を嫌ったようです。芭蕉も蕪村も子規まで、曼珠沙華の句はほとんどありません。日本的な風景とそぐわないと感じたのかも知れませんが、真相は分かりません。個人的には”山頭火”のが好きですが・・・
WEBの友人のブログに、絵画的に俳句の載るようになりました。お互いにブログを覗きあっている仲間(先輩)です。「比企の丘から」といいます。こちらもたまに見てやって下さい。
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曼珠沙華 (比企の村びと)
2013-09-23 20:35:41
此方では高麗の巾着田の彼岸花が有名ですが、外に出れば越辺川、都幾川、入間川の堤防法面にどこにでも咲いています。荒川と市野川に囲めらた輪中を守る吉見領囲堤は伊奈忠冶が手掛けたといわれます。ここもヒガンバナが咲いています。
忠次が手掛けた見沼溜井、ここから見沼代へ。歴史探索をお願いします。
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比企の村びとさん ()
2013-09-24 09:28:02
比企の村びとさんとはだれかな?どんな人かな?と気になってはいました。早速比企の丘からのブログ拝見しました。写真がすごくきれいです。すてきです。写真が趣味の方でしょうか?庄次郎さんのインテリジェントな歴史考察はすばらしい!
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