ときどりの鳴く 喫茶店

時や地を巡っての感想を、ひねもす庄次郎は考えつぶやく。歴史や車が好きで、古跡を尋ね、うつつを抜かす。茶店の店主は庄次郎。

法性寺 苔寺そして・奥の院 札所三十二番 ・・・秩父巡礼

2013-09-05 14:25:34 | 史跡

秩父に苔寺・・・ パワースポット・・

法性寺 札所三十二番

秋海棠(『東国花の寺』指定)・しゅうかいどう、と読むのでしょうか。・・花の浄土・・

・・この寺の、9月の花、秋海棠 ・道の両脇に・

 山門
 宝永七(1710)年建立  三間×二間半の八脚門。欅材を主にした二階建ての鐘楼門

             ・・
 
 仁王像 正徳二(1712)年作 江戸の仏師、石見作。 現在仁王像は、修復さてれいます。

      本堂 納経所・兼

       ・・観音堂・・宝永四(1707)年建立

 岩盤の上に建つ、総欅材の三間四方舞台造り。
 森閑とした木立に寂然として建ち、その姿は『優美で鳳凰が舞い降りるが如し』と讃えられています。 
 平成十三(2001)年に大改修がなされ、貴重な建物が後世に引き継がれています。

奥の院がこの寺の特徴です・・・

 観音堂の裏には砂岩に幾多の穴があります。
 これは、太古秩父まで海が広がっていた頃にできた浸食のあとだと言われています。

・・観音堂への参道の途中に、奥の院への分岐・・・岩と岩との間を抜けて、いざ奥の院へ・・・

行程は、約1時間の完全な山登りです・・・難所もあるそうです。奥の院へ行くのは断念。以下は調べて、要点のみ・・・

 観音堂前の岩穴をくぐり抜け、険阻な山道を登ると奥の院になります。

  ・・岩をくり抜いた穴に足をかけ、鎖を伝わって、岩山を登るそうです。間違えば滑落の危険・・・山の上は、こんな岩盤が至る所にあるそうです。一番は、”船の形の岩”だそうです・・・

*大日如来
 宝暦二(1752)年 西村和泉守作
 舟の艫にあたる岩に突き立った岩を鎖を伝って登ると、二畳程の所に大日如来がお祀りされているそうです。

奥の院は奇岩,怪石の多いところで,竜虎岩,天狗岩,船の形に似た奥の院があるそうです。さすが秩父は、地質学の宝庫。

奥の院(お船観音)・・

観音・・ 奥の院は、船の形をした長さ200m、高さ80mの巨岩からなり、俗に『般若のお船』と称され、 ここからの眺望は秩父札所随一だそうです。聖観世音菩薩(お船観音)、 舟の舳先にあたるところにお祀りされています。本堂から往復約1時間。
*奥の院まで登拝できない方は、本堂前から遥拝できます。・・・建立はかなり新しそうです。苔の寺には、少し似合わない。

・・・眼下に秩父の山々が広がり、御仏に抱かれたパワースポットです。


住所: 秩父市小鹿野般若2661
電話: 0494-75-3200

 

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