「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

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利用者数減ったのに搭乗率上がって喜ぶ県空港利用政策課松井隆の見識

2010-09-07 19:54:00 | 静岡空港
いったいこの役人たちは何がしたいのか。
川勝公言の昨年より年々10万人づつアップという目標のため空港利用者を増やすことに御執心かと思えば、利用者数よりも搭乗率のアップの方が嬉しいらしい。
なら、いっそのこと、搭乗率トップ89%の沖縄便以外を全部廃線にしたらいかがかと言いたいくらいの愚かさだ。

その静岡空港8月実績の概要については既にお伝えのとおりであるが、http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/631.html
総利用者数で約1割減少している。ただし一方で、機材小型化や便数削減などで搭乗率は0.7%アップしていることから役人の勘違いぶりがさく裂したようだ。

さて、実績を受けての空港利用政策課松井隆課長の喜びの声であるが、
「長期休暇や遠方に旅行する際に静岡空港を使うことが定着してきた」(朝日新聞)
「開港2年目を迎え、夏休みの旅行や帰省に飛行機を利用する考え方が、県民に浸透しつつあると思われる」(読売新聞)
「お盆の帰省需要で飛行機の利用も定着してきた」(中日新聞)
まったくおめでたい人だ。
私の目の前にいれば遠慮なく、君頭悪いだろ、と言ってあげるところだが、彼の周囲はおとなしいというか、遠慮がちな人ばかりのようだ。
このぬるま湯環境のせいか、最近このレベルの県幹部が増殖しているのが気がかりだ。
進行役を味方で固めながらのホームゲームの事業仕分けでさえ、反論されておたおたするさまは、日ごろこういうおとなしいもの言わぬ者らに囲まれた温室育ちの脆弱さを露呈しているかのようで、まったく情けない。
そういう意味では、仕分けても名前を変えて復活するように節減効果はないものの、世間の常識と役人の常識の違いというカルチャーショックを役人に与えたことだけは川勝の事業仕分け成果と評価してもよいかもしれない。

さて、先月(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/623.html)につづき、以下は8月実績の詳細である。
路線:搭乗者数対前年比(H22.8/H21.8):搭乗率[H22.8;H21.8]

札幌線:74.1%(10,377人/14,013人):[84.0%;85.7%]
福岡線:51.4%(8,022人/15,593人):[54.8%;67.8%]
沖縄線:104.5%(6,424人/6,149人):[89.2%;88.3%]
小松線:37.7%(1,748人/4,638人):[35.5%;49.2%]
熊本線:113.5%(2,628人/2,316人):[54.7%;49.2%]
鹿児島線:116.0%(3,372人/2,907人):[70.0%;61.7%]

国内定期便計:71.4%(32,571人/45,616人):[66.8%;70.0%]

ソウル線:116.2%(19,000人/16,346人):[85.7%;77.9%]
上海線:不明(3,631人/不明):[69.0%;42.2%]
(なお、不明について、昨年の便数と搭乗率からの概算推計では1,110人程度と見込まれる)

国際線定期便計:不明(22,631人/18,392+不明):[82.5%;不明(不明除く77.9%)]

国際線チャーター便計:187.5%(3,837人/2,046人):[83.2%;92.5%]

全路線計:不明(59,039人/64,008+不明):[73.1%;不明(不明除く72.4%)]
(昨年実績不明の上海除く全路線計:86.6%(55,408人/64,008人):[73.4%;72.4%])


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