「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

(無題)

2007-04-25 23:25:00 | 日記
東京から伊豆に引越してきた方からの照会でC型肝炎の治療に対しての助成の制度とかないかとのこと。
答えは「東京都は進んでいますから。静岡県はようやく昨年度から無料で検査ができるようになったばかりで遅れてますから、そのような制度はありません。」
C型肝炎はエイズ同様、国の責任により生じた薬害患者が多い。
血液製剤フィブリノゲンに肝炎ウイルスが混入して使われてきたからだ。
近年全国各地で国が敗訴するのを受け、静岡県もようやく重い腰を上げ昨年度の途中から検査無料化にしたばかりだ。
県が年度途中という中途半端な時期に行ったのには訳がある。
県議会が選挙を前に、全国で相次ぐ「ウイルス肝炎対策の推進に関する意見書」を出そうというのに何もやって無いというのはみっともないからだ。
http://www.hcv.jp/files/assembly_sizuoka.pdf
とはいっても、ようやく全国的に最低限のことをやることになっただけのこと。
独自に一歩前へということはない。
厚生労働省は今日、今月4日に発表したタミフル異常行動の128人を再集計の結果186人と発表した。
タミフル異常行動を調査している厚生労働省研究班のうちの3人が中外製薬から寄付金を受けていた件に関しても、既に昨年のうちに2人から、(国の)科研費が不足する場合は中外製薬からの寄付金で補うとの報告を受けていたという。
国が当てにならないなら県がしっかりというのが県民本意の県政だろうに、その意識はうちの県にはない。
常にあるのは、(現場が困ろうが)国の見解を待って、国に従ってのコメントばかり。
なんとも歯がゆい。格差社会というが都道府県間の医療福祉格差も進行中だ。


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