平成24年度静岡県予算のうち「空港ティーガーデンシティ構想推進事業費」3億9,280万円について、以下に短評する。
この事業の目的は予算調書に記載のとおり「空港周辺の賑わい創出等による地域振興と空港の利活用促進」というもの。昨年度からの継続事業である。
さて、この予算は川勝知事発案による準箱もの整備である。
準を付けたのは建物ではないが、建物同様経年で維持管理費が発生する施設に他ならないからである。
具体的な工事内容は「石雲院展望デッキ」「取付歩道」「ライフライン」の整備である。
その整備費(工事費)が本年度はこの予算の約98%に相当する3億8,600万円かかり、昨年度と合わせたこのティーガーデンシティの整備費用は総額6億460万円となる。
「ハコモノ建設計画は白紙とし1年以内に必要性をゼロベースで見直します。そのために、県民目線でハコモノの費用対効果をチェックします。」とマニュフェストでこのように公約した川勝。費用対効果のチェックはどこに行ったのか。川勝県政の欺瞞ここに極まれり。
また、残りの予算680万円のうち500万円が維持管理費であり、11月15日からの維持管理であるので、年間にしたらその倍以上かかることになる計算だ。
そして、残り180万円のうちの160万円が賑わい創出イベントであるが、すべて丸投げの「委託」。お気楽な役人ぶりがうかがえる。
最後にこの事業の必要性や自己評価についての公文書を以下に示す。
ここで引き出されてきたのが官委託学者による「経済波及効果」。
空港によって新たに増加した経済効果ではないものをあたかもすべがそうであるかのように偽り事業を正当化しお手盛りの自己評価に腐心している。なんとも哀れなものだ。
<巻末資料>
参考に民間で企画書にあたる県の予算調書を添付する。県ではこの程度の企画能力で予算が付くというレベルの低さをご確認いただきたい。静岡県が改革進む大阪府のように予算編成過程の情報公開ができない理由もよくわかることでしょう。
「空港ティーガーデンシティ構想推進事業費PDF」
この事業の目的は予算調書に記載のとおり「空港周辺の賑わい創出等による地域振興と空港の利活用促進」というもの。昨年度からの継続事業である。
さて、この予算は川勝知事発案による準箱もの整備である。
準を付けたのは建物ではないが、建物同様経年で維持管理費が発生する施設に他ならないからである。
具体的な工事内容は「石雲院展望デッキ」「取付歩道」「ライフライン」の整備である。
その整備費(工事費)が本年度はこの予算の約98%に相当する3億8,600万円かかり、昨年度と合わせたこのティーガーデンシティの整備費用は総額6億460万円となる。
「ハコモノ建設計画は白紙とし1年以内に必要性をゼロベースで見直します。そのために、県民目線でハコモノの費用対効果をチェックします。」とマニュフェストでこのように公約した川勝。費用対効果のチェックはどこに行ったのか。川勝県政の欺瞞ここに極まれり。
また、残りの予算680万円のうち500万円が維持管理費であり、11月15日からの維持管理であるので、年間にしたらその倍以上かかることになる計算だ。
そして、残り180万円のうちの160万円が賑わい創出イベントであるが、すべて丸投げの「委託」。お気楽な役人ぶりがうかがえる。
最後にこの事業の必要性や自己評価についての公文書を以下に示す。
ここで引き出されてきたのが官委託学者による「経済波及効果」。
空港によって新たに増加した経済効果ではないものをあたかもすべがそうであるかのように偽り事業を正当化しお手盛りの自己評価に腐心している。なんとも哀れなものだ。
<巻末資料>
参考に民間で企画書にあたる県の予算調書を添付する。県ではこの程度の企画能力で予算が付くというレベルの低さをご確認いただきたい。静岡県が改革進む大阪府のように予算編成過程の情報公開ができない理由もよくわかることでしょう。
「空港ティーガーデンシティ構想推進事業費PDF」