コロッケが好きだ。
色合い、形状、風味、そして「コロッケ」という響き…どれをとっても愛らしいではないか。
フランスの「クロケット」から発想された、ホワイトソースを使うクリームコロッケもいいが、
じゃがいもをベースにした、日本のコロッケが大好きだ。
ご飯のオカズになり、お酒のおつまみになり、お子さんのオヤツにもなり、
さらにはうどん、ソバ、カレーのトッピングや、サンドイッチの具材にもなる、なんとも頼もしい存在。
そんなコロッケを私は常日頃から愛し、居酒屋のメニューにあれば、だいたい頼むことにしている。
蛇足だが、ものまねのコロッケさんのネタ「歌いながら鼻クソほじる野口五郎」も大好きだ。本当に蛇足でスマン。
ある日、荻窪でハシゴ酒をしていたとき、『ほしたけ食堂』というお店を発見。
オープンしたばかりのキレイなお店で、店内はテーブル席3つとカウンターが4席。
キッチンには快活なおばちゃんたちがいて、風貌の冴えない一見客の私でも、温かく迎え入れてくれた。
お店の雰囲気がよかったので、その後も何度か立ち寄らせてもらい、数回目の訪問時に、
遅まきながら、それまでにも何度か食べていた、自家製コロッケのおいしさに気付いた。
数日後、初めてシラフで訪問し、コロッケを改めてオーダー。
正式名(?)は「こだわりコロッケでほっこり」。球型サイズ2個に生野菜が添えられ450円。
ビールのグラスと比べるとわかるように、なかなかの大きめサイズなので、1個での注文も可能。
やや硬めのコロモの中身は、ほぼじゃがいもだけのシンプルな構成。
じゃがいものなめらかな食感にバターの風味が合わさった、一見素朴だが実際は手の込んだ逸品だ。
このコロッケを気に入った私は、空腹で訪問したときは、ほぼ毎回頼んでおり、
先日はポテトサラダと同時に頼む、「じゃがいも被り」をやってしまったくらいだ。
※サラダの正式名は、玉子も入った「タマポテサラダ」
コロッケだけでなく、ほしたけ食堂さんのウリは手作りのお料理。
時期によって変動はあるが、常時20種類ほど。下記写真は、とある日のメニューだ。
どのお料理も200~500円くらいのお手頃価格。ご飯・みそ汁セット250円もあり、定食にもできる。
居酒屋形態の営業ゆえ、アルコール類も多数用意されているが、お食事だけの利用も歓迎とのことだ。
飲み物の価格は生ビール500円、サワー類350円、ホッピー430円、ソフトドリンク250円、ほかに日本酒やワインなども。
以下では、これまでに撮りためた料理の一部を紹介する。
こちらは日替わりのクイックメニュー「肉豆腐」350円。
カウンターの上に、ひと皿ずつラップをした状態で置いてあり、注文が入るたびに温めて提供。
大皿に盛った料理を小出しするやり方だと、ホコリなどが入る心配があるから、小分け+ラップするのはいいね。
酒を飲ませるための過剰な味付けではなく、ほどよくやさしい風味なのは、女性店主ならでは。
こちらも日替わりの「牛スジ煮込」350円。牛スジも野菜もよ~く煮込まれていて、ホッピーに合う。
レギュラーメニューからは、(皮も手作り)と黒板に書かれた「水餃子」350円。餃子マニアの私も納得のモチモチ感。
こちらも、(どこか懐かしい)との説明がある、ほんのり甘口の「玉子焼」250円。
下記の「ユーリンチー」は私自身は一期一会のメニュー(なので値段も忘れた)。
鶏肉はもちろん、たっぷりのタルタルソースも、いいツマミになったよ。
ここからは、お食事メニューをふたつ紹介。まずは「焼そば」のソース味450円。私は未食だが塩味もある。
キャベツ、もやし、豚肉を使用した、王道のソース焼きそばだ。中央の青海苔と紅ショウガがまぶしい。
「焼きうどん」は、一般的な醤油味もあるが、私が好きなのは「ナポリタン風うどん」500円。
玉ネギ、ピーマン、ソーセージを炒め、ケチャップを絡めた、色鮮やかなオレンジのうどん。
粉チーズをたっぷりかけて、一気にズルズルすすりこむ。パスタとは異なる、うどんならではの食感がいい。
コロッケをこよなく愛し、ナポリタンで口の周りを真っ赤に染める、
そんな子どもみたいな私が、ほしたけ食堂さんに希望していたのが「カレー」。
肉豆腐や牛スジ煮込み、さらに写真はないが肉じゃがや豚角煮などから、煮物が得意なのはわかっていたし、
カレーも絶対おいしいのを作ってくれるだろうと思ってね。
「絶対売れますからぜひ作ってください」「ライス抜きのカレーで飲む客もいるはずです(←私だ)」
「万が一余っても、私が全部食べます」などとムチャなお願いを続けた結果、最近ついにカレーが加わった。
私が食べたのは「チキンカレー(辛口)」550円で、写真のライス抜きは350円。
店主いわく「今週はチキンだけど、先週ポークカレーをやって、お客さんに好評だった」とのこと。
「ホラ、人気あったでしょう」と得意満面の私。味覚はお子ちゃまだけど、飲み客が喜ぶメニューは知っているつもりだ。
ダテに連日飲み歩いてないし、ダテにお腹出てないし、ダテに高血圧じゃないし…悲しくなるのでこの辺でやめる。
ほしたけ食堂という店名は、店主「たけ」さんと、たけさんのお母様「ほし」さんの名前を合わせたと聞いた。
その「ほしたけ母娘」が仕込む料理は、本当の意味での「おふくろの味」「家庭的な味」なのである。
実際は、薄汚いオヤジが調理しているケースが大半である、チェーン居酒屋の「おふくろの味」とは一線を画す、
真心のこもったお料理の数々と、おばちゃんたちの温かい接客に、ほっこり癒されること間違いナシ。
みなさんもぜひ一度、足を運んでみてほしい。無論、コロッケのオーダーは忘れずに!
ほしたけ食堂
東京都杉並区天沼3丁目30-10-5
荻窪駅北口から徒歩約3分
営業時間 18時~22時半
定休日 日、月、年末年始ほか
※残念ながら、2019年3月に閉店なさりました
色合い、形状、風味、そして「コロッケ」という響き…どれをとっても愛らしいではないか。
フランスの「クロケット」から発想された、ホワイトソースを使うクリームコロッケもいいが、
じゃがいもをベースにした、日本のコロッケが大好きだ。
ご飯のオカズになり、お酒のおつまみになり、お子さんのオヤツにもなり、
さらにはうどん、ソバ、カレーのトッピングや、サンドイッチの具材にもなる、なんとも頼もしい存在。
そんなコロッケを私は常日頃から愛し、居酒屋のメニューにあれば、だいたい頼むことにしている。
蛇足だが、ものまねのコロッケさんのネタ「歌いながら鼻クソほじる野口五郎」も大好きだ。本当に蛇足でスマン。
ある日、荻窪でハシゴ酒をしていたとき、『ほしたけ食堂』というお店を発見。
オープンしたばかりのキレイなお店で、店内はテーブル席3つとカウンターが4席。
キッチンには快活なおばちゃんたちがいて、風貌の冴えない一見客の私でも、温かく迎え入れてくれた。
お店の雰囲気がよかったので、その後も何度か立ち寄らせてもらい、数回目の訪問時に、
遅まきながら、それまでにも何度か食べていた、自家製コロッケのおいしさに気付いた。
数日後、初めてシラフで訪問し、コロッケを改めてオーダー。
正式名(?)は「こだわりコロッケでほっこり」。球型サイズ2個に生野菜が添えられ450円。
ビールのグラスと比べるとわかるように、なかなかの大きめサイズなので、1個での注文も可能。
やや硬めのコロモの中身は、ほぼじゃがいもだけのシンプルな構成。
じゃがいものなめらかな食感にバターの風味が合わさった、一見素朴だが実際は手の込んだ逸品だ。
このコロッケを気に入った私は、空腹で訪問したときは、ほぼ毎回頼んでおり、
先日はポテトサラダと同時に頼む、「じゃがいも被り」をやってしまったくらいだ。
※サラダの正式名は、玉子も入った「タマポテサラダ」
コロッケだけでなく、ほしたけ食堂さんのウリは手作りのお料理。
時期によって変動はあるが、常時20種類ほど。下記写真は、とある日のメニューだ。
どのお料理も200~500円くらいのお手頃価格。ご飯・みそ汁セット250円もあり、定食にもできる。
居酒屋形態の営業ゆえ、アルコール類も多数用意されているが、お食事だけの利用も歓迎とのことだ。
飲み物の価格は生ビール500円、サワー類350円、ホッピー430円、ソフトドリンク250円、ほかに日本酒やワインなども。
以下では、これまでに撮りためた料理の一部を紹介する。
こちらは日替わりのクイックメニュー「肉豆腐」350円。
カウンターの上に、ひと皿ずつラップをした状態で置いてあり、注文が入るたびに温めて提供。
大皿に盛った料理を小出しするやり方だと、ホコリなどが入る心配があるから、小分け+ラップするのはいいね。
酒を飲ませるための過剰な味付けではなく、ほどよくやさしい風味なのは、女性店主ならでは。
こちらも日替わりの「牛スジ煮込」350円。牛スジも野菜もよ~く煮込まれていて、ホッピーに合う。
レギュラーメニューからは、(皮も手作り)と黒板に書かれた「水餃子」350円。餃子マニアの私も納得のモチモチ感。
こちらも、(どこか懐かしい)との説明がある、ほんのり甘口の「玉子焼」250円。
下記の「ユーリンチー」は私自身は一期一会のメニュー(なので値段も忘れた)。
鶏肉はもちろん、たっぷりのタルタルソースも、いいツマミになったよ。
ここからは、お食事メニューをふたつ紹介。まずは「焼そば」のソース味450円。私は未食だが塩味もある。
キャベツ、もやし、豚肉を使用した、王道のソース焼きそばだ。中央の青海苔と紅ショウガがまぶしい。
「焼きうどん」は、一般的な醤油味もあるが、私が好きなのは「ナポリタン風うどん」500円。
玉ネギ、ピーマン、ソーセージを炒め、ケチャップを絡めた、色鮮やかなオレンジのうどん。
粉チーズをたっぷりかけて、一気にズルズルすすりこむ。パスタとは異なる、うどんならではの食感がいい。
コロッケをこよなく愛し、ナポリタンで口の周りを真っ赤に染める、
そんな子どもみたいな私が、ほしたけ食堂さんに希望していたのが「カレー」。
肉豆腐や牛スジ煮込み、さらに写真はないが肉じゃがや豚角煮などから、煮物が得意なのはわかっていたし、
カレーも絶対おいしいのを作ってくれるだろうと思ってね。
「絶対売れますからぜひ作ってください」「ライス抜きのカレーで飲む客もいるはずです(←私だ)」
「万が一余っても、私が全部食べます」などとムチャなお願いを続けた結果、最近ついにカレーが加わった。
私が食べたのは「チキンカレー(辛口)」550円で、写真のライス抜きは350円。
店主いわく「今週はチキンだけど、先週ポークカレーをやって、お客さんに好評だった」とのこと。
「ホラ、人気あったでしょう」と得意満面の私。味覚はお子ちゃまだけど、飲み客が喜ぶメニューは知っているつもりだ。
ダテに連日飲み歩いてないし、ダテにお腹出てないし、ダテに高血圧じゃないし…悲しくなるのでこの辺でやめる。
ほしたけ食堂という店名は、店主「たけ」さんと、たけさんのお母様「ほし」さんの名前を合わせたと聞いた。
その「ほしたけ母娘」が仕込む料理は、本当の意味での「おふくろの味」「家庭的な味」なのである。
実際は、薄汚いオヤジが調理しているケースが大半である、チェーン居酒屋の「おふくろの味」とは一線を画す、
真心のこもったお料理の数々と、おばちゃんたちの温かい接客に、ほっこり癒されること間違いナシ。
みなさんもぜひ一度、足を運んでみてほしい。無論、コロッケのオーダーは忘れずに!
ほしたけ食堂
東京都杉並区天沼3丁目30-10-5
荻窪駅北口から徒歩約3分
営業時間 18時~22時半
定休日 日、月、年末年始ほか
※残念ながら、2019年3月に閉店なさりました
コメントありがとうございます。
ここのコロッケ、素朴でおいしいですよね。
年内中に、もう一度飲みたいですね。