すでに代表校の決まった地区もある、第100回全国高校野球選手権大会。
我が母校・日大三が属する西東京は、あさって26日に準決勝、28日に決勝戦が行われる。
その前に、ベスト4まで勝ち進んだ、三高のこれまでの戦いぶりを、振り返ってみようと思う。
まずは、今年は千葉で開催された、2ヶ月前の春季関東大会から。
決勝に進出した日大三だったが、5日間で5試合目という強行日程による疲労を考慮し、主力投手陣を温存。
先発は、実力的には5番手(推定)の林。序盤は無失点だった林が4回に失点し降板したものの、
最後まで主力は出さず、公式戦初登板の投手3人が継投したため、メタクソに打ち込まれて敗戦。
5月23日 春季関東大会 決勝
対健大高崎戦(群馬第1代表)
高000320712→15
三200005012→10
初登板3人のうちひとりは、普段はショートを守ってるキャプテンの日置。
東京大会・開会式では、見事な選手宣誓を行った日置だが、さすがにピッチャーまでやらせちゃダメでしょ。
最後は投手が足りなくなり、小倉監督が自ら投げるべく、ブルペンで準備していたとの噂(ウソ)。
20安打15失点の完敗を喫したが、関東大会なんて、優勝しようがしまいが、夏の大会には無関係だしね。
そうして迎えた西東京大会。第一シード日大三の初戦は3回戦、相手は都立杉並。
1回戦から連続コールドで勝ち上がってきた杉並だが、練習試合では9-0で勝っており、この試合も楽勝が予想されたが…。
3回戦 対都立杉並 (八王子球場)
杉210001000→4
三00030202X→7
先発は公式戦初登板の平野、二番手に先述の5番手エース(←そんな言葉あるか?)林。
彼らが打ち込まれ3点を先制され、自慢の打線もピリッとせず、6回表までリードを許す、予想外の苦戦。
最後は、登板予定はなかったはずのエース中村を送り込んでの辛勝。まったくみっともねえ。
球場スコアの写真を撮り忘れたので、試合後に球場入口で配っていた、朝日新聞の号外を掲載する。
朝日新聞め、杉並ベンチの写真を載せやがって。三高が負けるのを期待して作成しやがったな。
まあ初戦の緊張もあっただろうから、次は大丈夫だろう…との声も聞かれた、次戦の相手も都立の豊多摩。
昨秋に対戦し、やはり9-0で三高がコールド勝ちしていたため、今度もスカッと勝ってくれるだろう、と思いきや。
4回戦 対都立豊多摩(八王子球場)
豊002000010→3
三10122110X→8
先制するも3回に逆転され、その後も毎回のようにピンチを招く。杉並戦に続き、ヒットの数は相手の方が多かった。
初戦に続いて登板した河村と廣澤だが、本領発揮とはならず。配球の組み立てにも問題がありそうだが。
5回に飯村が2ランホームランを放ったあとは、打者は全員ホームラン狙いなのか、フライアウトばっかり。
なお、初戦、2戦目と連続で9回までやった(コールドで勝てなかった)のは、21世紀では初である。
都立相手に苦戦して迎えた、5回戦の相手は私立の駒大高。背番号1の中村が先発したが、予期せぬアクシデントが!
5回戦 対駒大高(八王子球場)
三213304→13
駒200000→2 ※6回コールド
初回先制するもすぐに追いつかれ、今日も乱戦か…と思いきや、この日は打線が活発で、得点を積み重ねる。
しかし、先発の中村が4回途中で、自らベンチへ下がり、そのまま戻ってこなかった。
急きょリリーフした河村だったが、この日は相手に得点を許さず、まさかの(?)6回コールド勝ち。
中村は「腕をつった」ため、大事をとって降板したそうだが、今大会はもう投げるのはムリかも。
ようやく調子が上向きになったところで迎えた準々決勝。舞台は八王子から神宮へと移り、
相手はまたまた都立の片倉。以前も書いたが今年の三高、クジ運だけは歴代最強レベル。
片倉との練習試合では、20点くらい取って圧勝したと聞いており、負けるはずはないと確信していた。
試合開始は9時で、終了するのが11時前だろうから、昼酒飲みたいけど、目当ての飲食店が開いてるかな…
などと、試合後の祝杯について心配していた私は、その数時間後に半ベソをかくハメになる。
準々決勝 対都立片倉(神宮球場)
片000051000→6
三10002041X→8
先発の河村が、5回に四球とエラーで失点し降板。交代した廣澤も大乱調で、ヒットに四球にエラーで5失点。
6回にもエラーで出たランナーを還され、3点リードを奪わる展開に、三高応援席はイヤ~なムードに。
7回裏、二死満塁でピッチャー廣澤の打順を迎えたところで、三高は代打として小澤を送り込む。
河村と廣澤は降板させ、中村は打者として出場しているが、ケガの影響かこの日は投球練習すらしなかった。
真のエース井上は、4月の春季大会の早実戦でケガして以来、今大会だけでなく、練習試合でも投げていない。
そうなると…三高のピッチャーはもう、先述の「5番手エース・林」しか残ってないではないか。
しかも、代打に起用されたのが、左投手相手なのに左打者、しかも2年生の前田も残っているのに3年の小澤。
林の登板も併せると「試合をあきらめ、思い出作りに3年生を出すのか?」と疑いたくなる采配だ。
さらに、小澤は私の目の前ではヒットを打った記憶がなかったため、「なんで小澤なんだよバカヤロ…」と愚痴った途端、
代打逆転満塁ホームランが飛び出した!
劇的な一発に、周囲の観客が見知らぬ同士で喜びのハイタッチを交わす中、
小澤登場への不満を口にしていた私は、そのハイタッチに参加する資格はなく、ただただうつむいていた。
そして、8回表から登板した林は、我々常連観戦者たちの不安を払しょくするような好投を見せ、
片倉打線を寄せ付けず、2イニングを無失点で切り抜け、逃げ切り勝ち。
言いワケさせてもらうと、昨年秋頃の拙ブログで「今年の新戦力は変化球投手の林くらいだ」と書いていたように、
最近の公式戦では結果こそ出していなかったものの、林のポテンシャル自体は認めていた。
この日、途中から出場した、2年生キャッチャー佐藤英との相性もよかったのかな。
だが小澤については…なぜ打てたのかいまだにわからん。小澤、期待してなくてゴメンよ。
最近の東京大会は、準々決勝以降は、試合後に勝者チームの校歌を流すことにしている。
この光景をあと2回観ることができれば、5年ぶりの夏の甲子園出場となる。
準決勝の相手は東海大菅生。昨年も、一昨年も、そして4年前の夏も負けている宿敵だ。
今年こそ、ここ数年の恨みをお返しするような圧勝劇を披露し、決勝進出といきたいところだが…
いかんせんエース中村と真エース井上に目途が立たず、残った投手陣もイマイチ。
河村は悪くないけど、彼の登板時はエラーやポテンヒットが多く、どうも運に恵まれない印象だし、
廣澤は、大会前は練習試合などでいい投球をしていただけに、最近の不調が解せない。夏バテか。
林も、過度な期待は荷が重そうだし(笑)、日置ら他の投手は…さすがに使わないだろう。
そうなると、冒頭で触れた関東大会決勝のような、ウンザリするような乱打戦も予想されるが、
失点にめげず、15点取られたら16点取ればいいだけのこと。
今大会、幸か不幸かウンザリするような試合は何度も経験しており(苦笑)、むしろ望むところだ。
打倒・東海大菅生、そして西東京制覇を目指し、ガンバレ三高。
我が母校・日大三が属する西東京は、あさって26日に準決勝、28日に決勝戦が行われる。
その前に、ベスト4まで勝ち進んだ、三高のこれまでの戦いぶりを、振り返ってみようと思う。
まずは、今年は千葉で開催された、2ヶ月前の春季関東大会から。
決勝に進出した日大三だったが、5日間で5試合目という強行日程による疲労を考慮し、主力投手陣を温存。
先発は、実力的には5番手(推定)の林。序盤は無失点だった林が4回に失点し降板したものの、
最後まで主力は出さず、公式戦初登板の投手3人が継投したため、メタクソに打ち込まれて敗戦。
5月23日 春季関東大会 決勝
対健大高崎戦(群馬第1代表)
高000320712→15
三200005012→10
初登板3人のうちひとりは、普段はショートを守ってるキャプテンの日置。
東京大会・開会式では、見事な選手宣誓を行った日置だが、さすがにピッチャーまでやらせちゃダメでしょ。
最後は投手が足りなくなり、小倉監督が自ら投げるべく、ブルペンで準備していたとの噂(ウソ)。
20安打15失点の完敗を喫したが、関東大会なんて、優勝しようがしまいが、夏の大会には無関係だしね。
そうして迎えた西東京大会。第一シード日大三の初戦は3回戦、相手は都立杉並。
1回戦から連続コールドで勝ち上がってきた杉並だが、練習試合では9-0で勝っており、この試合も楽勝が予想されたが…。
3回戦 対都立杉並 (八王子球場)
杉210001000→4
三00030202X→7
先発は公式戦初登板の平野、二番手に先述の5番手エース(←そんな言葉あるか?)林。
彼らが打ち込まれ3点を先制され、自慢の打線もピリッとせず、6回表までリードを許す、予想外の苦戦。
最後は、登板予定はなかったはずのエース中村を送り込んでの辛勝。まったくみっともねえ。
球場スコアの写真を撮り忘れたので、試合後に球場入口で配っていた、朝日新聞の号外を掲載する。
朝日新聞め、杉並ベンチの写真を載せやがって。三高が負けるのを期待して作成しやがったな。
まあ初戦の緊張もあっただろうから、次は大丈夫だろう…との声も聞かれた、次戦の相手も都立の豊多摩。
昨秋に対戦し、やはり9-0で三高がコールド勝ちしていたため、今度もスカッと勝ってくれるだろう、と思いきや。
4回戦 対都立豊多摩(八王子球場)
豊002000010→3
三10122110X→8
先制するも3回に逆転され、その後も毎回のようにピンチを招く。杉並戦に続き、ヒットの数は相手の方が多かった。
初戦に続いて登板した河村と廣澤だが、本領発揮とはならず。配球の組み立てにも問題がありそうだが。
5回に飯村が2ランホームランを放ったあとは、打者は全員ホームラン狙いなのか、フライアウトばっかり。
なお、初戦、2戦目と連続で9回までやった(コールドで勝てなかった)のは、21世紀では初である。
都立相手に苦戦して迎えた、5回戦の相手は私立の駒大高。背番号1の中村が先発したが、予期せぬアクシデントが!
5回戦 対駒大高(八王子球場)
三213304→13
駒200000→2 ※6回コールド
初回先制するもすぐに追いつかれ、今日も乱戦か…と思いきや、この日は打線が活発で、得点を積み重ねる。
しかし、先発の中村が4回途中で、自らベンチへ下がり、そのまま戻ってこなかった。
急きょリリーフした河村だったが、この日は相手に得点を許さず、まさかの(?)6回コールド勝ち。
中村は「腕をつった」ため、大事をとって降板したそうだが、今大会はもう投げるのはムリかも。
ようやく調子が上向きになったところで迎えた準々決勝。舞台は八王子から神宮へと移り、
相手はまたまた都立の片倉。以前も書いたが今年の三高、クジ運だけは歴代最強レベル。
片倉との練習試合では、20点くらい取って圧勝したと聞いており、負けるはずはないと確信していた。
試合開始は9時で、終了するのが11時前だろうから、昼酒飲みたいけど、目当ての飲食店が開いてるかな…
などと、試合後の祝杯について心配していた私は、その数時間後に半ベソをかくハメになる。
準々決勝 対都立片倉(神宮球場)
片000051000→6
三10002041X→8
先発の河村が、5回に四球とエラーで失点し降板。交代した廣澤も大乱調で、ヒットに四球にエラーで5失点。
6回にもエラーで出たランナーを還され、3点リードを奪わる展開に、三高応援席はイヤ~なムードに。
7回裏、二死満塁でピッチャー廣澤の打順を迎えたところで、三高は代打として小澤を送り込む。
河村と廣澤は降板させ、中村は打者として出場しているが、ケガの影響かこの日は投球練習すらしなかった。
真のエース井上は、4月の春季大会の早実戦でケガして以来、今大会だけでなく、練習試合でも投げていない。
そうなると…三高のピッチャーはもう、先述の「5番手エース・林」しか残ってないではないか。
しかも、代打に起用されたのが、左投手相手なのに左打者、しかも2年生の前田も残っているのに3年の小澤。
林の登板も併せると「試合をあきらめ、思い出作りに3年生を出すのか?」と疑いたくなる采配だ。
さらに、小澤は私の目の前ではヒットを打った記憶がなかったため、「なんで小澤なんだよバカヤロ…」と愚痴った途端、
代打逆転満塁ホームランが飛び出した!
劇的な一発に、周囲の観客が見知らぬ同士で喜びのハイタッチを交わす中、
小澤登場への不満を口にしていた私は、そのハイタッチに参加する資格はなく、ただただうつむいていた。
そして、8回表から登板した林は、我々常連観戦者たちの不安を払しょくするような好投を見せ、
片倉打線を寄せ付けず、2イニングを無失点で切り抜け、逃げ切り勝ち。
言いワケさせてもらうと、昨年秋頃の拙ブログで「今年の新戦力は変化球投手の林くらいだ」と書いていたように、
最近の公式戦では結果こそ出していなかったものの、林のポテンシャル自体は認めていた。
この日、途中から出場した、2年生キャッチャー佐藤英との相性もよかったのかな。
だが小澤については…なぜ打てたのかいまだにわからん。小澤、期待してなくてゴメンよ。
最近の東京大会は、準々決勝以降は、試合後に勝者チームの校歌を流すことにしている。
この光景をあと2回観ることができれば、5年ぶりの夏の甲子園出場となる。
準決勝の相手は東海大菅生。昨年も、一昨年も、そして4年前の夏も負けている宿敵だ。
今年こそ、ここ数年の恨みをお返しするような圧勝劇を披露し、決勝進出といきたいところだが…
いかんせんエース中村と真エース井上に目途が立たず、残った投手陣もイマイチ。
河村は悪くないけど、彼の登板時はエラーやポテンヒットが多く、どうも運に恵まれない印象だし、
廣澤は、大会前は練習試合などでいい投球をしていただけに、最近の不調が解せない。夏バテか。
林も、過度な期待は荷が重そうだし(笑)、日置ら他の投手は…さすがに使わないだろう。
そうなると、冒頭で触れた関東大会決勝のような、ウンザリするような乱打戦も予想されるが、
失点にめげず、15点取られたら16点取ればいいだけのこと。
今大会、幸か不幸かウンザリするような試合は何度も経験しており(苦笑)、むしろ望むところだ。
打倒・東海大菅生、そして西東京制覇を目指し、ガンバレ三高。