わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

オハイオの中心で曼荼羅に出会う

2018-10-14 | アメリカの街の暮し
 中心からはちょっと離れてるような気もするけど、まぁ真ん中辺りのエリア、ダブリンで開かれた多文化のフェスティバル、B.R.E.A.D! Festivalに行きました。BREADというからパンのお祭りかと思ったら、これは、Bake(パン等を焼く) • Reconnect(再結する) • Educate(教育する) • make Art (アートを創る)• celebrate Diversity(多様性を称える)の略だそうです。


舞台では様々なパフォーマンスが。これは西アフリカのダンス


お薄もいただけました


 ダブリンには、日本人も多く住んでいるので、日本紹介のテントもいくつかありました。私は、折り紙クラブに入っているお友達に誘われて、子どもたちに折り紙を教えるボランティアで参加。理由は、日本人だから。しかし!いくら折り紙が日本発祥とはいえ、超がつくほど不器用な私は、小さな子供達に超簡単なのしか教えられない。その私の横で、子供達のお父さんがサラリと複雑なの折っちゃったりして、日本人は手先が器用という伝説をぶち壊しまくっておりました。(;´д`)トホホ…

 長らく、このイベントに参加している他のボランティアさんによると、このフェスティバルは、昔はとても盛大だったそうですが、今では展示も参加者も減ってしまったとのこと。今は、他にも沢山の催しがあるし、インターナショナルなお祭りも珍しくないものねぇ… 車で小一時間掛かるこの公園に、少なくともイベント目当てで、今年3回か4回来てるし。


 ところで、この催しの目玉は、チベット僧による密教の曼荼羅作成の実演でした。




 鮮やかに染色された砂(石英の粉)を、金属の漏斗を使って描くこの少世界は、完成とともに破壊されてしまいます。この砂はその後、川に流されるのだそうで、そこまでが修行の一手順だそう。初めて実物を見たのは20年以上も前の学生時代でしたが、砂絵と入っても平坦なものではなく、繊細に凹凸が付けられているのに驚きました。その時には、ダライ・ラマの講演も聴くことができたのですが、若い頃は直ぐカッとなる性格だった、なんて意外な人間らしさや、滲み出る人柄の暖かさに、すっかりファンになってしまい、今は、Twitterでダライ・ラマの公式アカウントをフォローしてます。解放される、その日まで長生きしていただきたい。いつか、ラサに行ってみたいな!

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