定休日の水曜日ですがここしばらく休み無し
今日も普通に仕事をしていて
お昼ご飯の後にちょいと書いています。
先週末にオイル交換、フィルター交換でお越しになったCB350F
オイルを抜いて…
ドレンワッシャーは使いまわししすぎ+過剰トルクのために潰れています。
右が新品
次にフィルターケースを外すと
「むむむ!」
居ない!
本来、居るはずのカラーが存在しません。
何のためのカラーか?
オイルフィルターエレメントを正規の位置に収める為の
カラーとスプリングです。
無くてフィルターエレメントが正規の位置に無くて
センターボルトの穴が丸見えになっていれば
汚れたオイルはそこからエンジン内に直行します。
このことを分かっていれば絶対に出来ない
まさに自殺行為
そんなこともあろうかと店主自ら手の空いたときに数個作っておきました。
(そんなに数が出るものではないので量産はやめました。
ワンオフ状態ですから単価は高くなりますがご了承ください。)
エレメントを抜くと
アルミ片がポロッと
また、ケースの奥にはヘドロが…
当店ではエレメント交換では各パーツきちっと洗浄いたします。
これが正解
抜いたオイルも上澄みを捨てたら金属粉のチェックをして
ほとんどの場合、お客様にご覧頂きます。
さて、この車両は…
お~星がキラキラ輝いているようで綺麗やな~
っていうか結構な金属粉!
お客様に見せると
「原因はどこだか分かりますか?」と
「残念、開けてみないと分かりません。
可能性は無数にあります。」
海外から来たこの車両、オイル管理が悪いのも確かですし
カラーがどの時点で無くなっていたのか
どれだけのごみが流れ込んでいるか
非常に気になるところ
しかしながらお客様も予算の兼ね合いがあり
様子をみることになりました。
今後、オイル交換時に必ずチェックが必要です。
しかし、見るといろいろ…
「ん!」
妙にフルードが付着
タイヤを見ると何か液体が付着したっぽい
全周に放射状に流れています。
(水なら走行風で蒸発します。)
ってことは…
キャリパーAの下側を触るとフルードがべったり
聞くと自分でキャリパー、パイプ交換、メンテナンスを行ったようです
漏れているのか、作業後洗っていないのか現状では分からないので
戻ったら確認するようアドバイス
エンジンもおびただしいオイル漏れ
ご自身で車検場に持ち込むそうですが
不安でいっぱいです。
「今車検場に行ったら落ちちゃって、すぐに何とかならない?」
というオファーだけは勘弁願いたいものです。