NetShopでステーターとローター(共に要下取り)をご購入されたお客様
ブラシベースのビスが1本舐めてしまったとのお電話を先週末に頂きました。
「不要のシャフトなどでビスの頭を潰し、ドライバーを叩き入れれば引っ掛かる可能性は有りますよ」とアドバイス
「カバーごと送ってもらってこちらで外しても良いですが、掛かった分の手間(工賃)が掛かりますよ」とも
後日、お電話を頂いて
「やっぱりダメでした(泣)、挙句ブラシベースを欠けさせてしまいました。(号泣)」と
で、「カバーごと送るのでよろしくお願いします。」と
今日、届いたのは
カバーつきステーターコイルとローター
ローターはこすり傷がありますね
傷のあるローターは現品巻き直しとなります。
作業工程でショット(サンドブラストの荒いもの)を打ちますが深い場合は傷が残ってしまうからです。
側面のこすり傷は消えることは多いのですが、施工してみないと分からないのでご了承ください
専用工具以外を使って底に傷のあるものはもれなくです。
ステーターとローターがこすると
発電、整流系全部逝くことが有るので要注意
ホンダSF在籍時、CB750Fで散々修理をしました。
例えば、立ちゴケでもダイナモカバー側に倒れてカバーがずれて中身がこすれて全部パー!
ステーター、ローター、レギュレーター総交換です。
肝心の舐めたビスは?
おぉぉぉぉ
激しいですね。
場所的にタガネも難しいですから
溶接で対処
手頃なナットを捜し、旋盤で整形
これを当該部において
TIG(アルゴン)溶接
二面幅17mmのナットですから、すんなり緩みました。
熱を掛けたので多少焼けましたが、ベークライトなので問題なし
掛けた部分も端のほうなのでこのまま使っても大丈夫でしょう
まず、注目して欲しいのは
反対側のビス
舐めかかっているのが分かりますか?
まだ、事情聴取はしていませんが
おそらくNo.2の+ドライバーを使ったと推測が出来る。
(ここに使われているのは6mmのパンスクリュー(ナベネジ)
+溝のサイズはNo.3)
当該ビスにNo.2+ドライバーを当てがってみましょう
+溝の盛り上がっている部分と一致します。
(しかし、いつもながら汚ったない手だな!)
ここ最近、ドライバーに関する記事を何回か載せていますが
合わないサイズのドライバーを平気で使う方が非常に多い
おそらく、これまでとりあえず緩んで(締まって)いたのだろう
今回のようなリスクがあることを覚えていて欲しい
せっかくなので新品の6mmビスにNo.2、No.3の+ドライバーをあてがってみましょう
(6mmビスはカバーなどに使われていますね。)
No.3+ドライバー
隙間なくぴったり合います。
No.2+ドライバー
隙間が出来ていて、ゆるゆる、ナットを付けて安定させないと倒れてしまう
ビスのサイズにより、ドライバーも選択する
また、エッジが効かなくなったら躊躇なく交換する
正確な作業には、正確な工具選びが重要です。
ブラシベースのビスが1本舐めてしまったとのお電話を先週末に頂きました。
「不要のシャフトなどでビスの頭を潰し、ドライバーを叩き入れれば引っ掛かる可能性は有りますよ」とアドバイス
「カバーごと送ってもらってこちらで外しても良いですが、掛かった分の手間(工賃)が掛かりますよ」とも
後日、お電話を頂いて
「やっぱりダメでした(泣)、挙句ブラシベースを欠けさせてしまいました。(号泣)」と
で、「カバーごと送るのでよろしくお願いします。」と
今日、届いたのは
カバーつきステーターコイルとローター
ローターはこすり傷がありますね
傷のあるローターは現品巻き直しとなります。
作業工程でショット(サンドブラストの荒いもの)を打ちますが深い場合は傷が残ってしまうからです。
側面のこすり傷は消えることは多いのですが、施工してみないと分からないのでご了承ください
専用工具以外を使って底に傷のあるものはもれなくです。
ステーターとローターがこすると
発電、整流系全部逝くことが有るので要注意
ホンダSF在籍時、CB750Fで散々修理をしました。
例えば、立ちゴケでもダイナモカバー側に倒れてカバーがずれて中身がこすれて全部パー!
ステーター、ローター、レギュレーター総交換です。
肝心の舐めたビスは?
おぉぉぉぉ
激しいですね。
場所的にタガネも難しいですから
溶接で対処
手頃なナットを捜し、旋盤で整形
これを当該部において
TIG(アルゴン)溶接
二面幅17mmのナットですから、すんなり緩みました。
熱を掛けたので多少焼けましたが、ベークライトなので問題なし
掛けた部分も端のほうなのでこのまま使っても大丈夫でしょう
まず、注目して欲しいのは
反対側のビス
舐めかかっているのが分かりますか?
まだ、事情聴取はしていませんが
おそらくNo.2の+ドライバーを使ったと推測が出来る。
(ここに使われているのは6mmのパンスクリュー(ナベネジ)
+溝のサイズはNo.3)
当該ビスにNo.2+ドライバーを当てがってみましょう
+溝の盛り上がっている部分と一致します。
(しかし、いつもながら汚ったない手だな!)
ここ最近、ドライバーに関する記事を何回か載せていますが
合わないサイズのドライバーを平気で使う方が非常に多い
おそらく、これまでとりあえず緩んで(締まって)いたのだろう
今回のようなリスクがあることを覚えていて欲しい
せっかくなので新品の6mmビスにNo.2、No.3の+ドライバーをあてがってみましょう
(6mmビスはカバーなどに使われていますね。)
No.3+ドライバー
隙間なくぴったり合います。
No.2+ドライバー
隙間が出来ていて、ゆるゆる、ナットを付けて安定させないと倒れてしまう
ビスのサイズにより、ドライバーも選択する
また、エッジが効かなくなったら躊躇なく交換する
正確な作業には、正確な工具選びが重要です。