6年生は、6月30日をもって中学受験学習の一通りのカリキュラムを終了します。翌7月2日~7月7日の週を第18回総合回として、エデュコ内最後の総合回テストを終えると、いよいよ7月8日からは、総復習学習の始まりです。
「夏休み納得プラン案(夏休み宿題)」を今月末にお届けする「エデュコ通信」に同封します。お勧めの内容を確認しておきます。
まず、夏期講習が開始される以前の、7月8日から7月21日までの期間は、「四科のまとめ 算数」を中心とする算数復習期間です。「四科のまとめ 算数」は、145の“基本例題”と、308の“ポイントチェック(問題)”から成っています。全員にお勧めしてあります。
率直にいえば、このレベルの問題を処理できれば、ほとんどの中学の入試問題の算数の合格点をカバーできるでしょう。また、超難関校受験の方々であっても、解法モデルの確認としてしっかり手掛けておきたい教材です。達成度が高いと自負する子どもでも、例年、「この問題、ピンとこないのだけど…」という問題は、必ずあるようです。“基本例題”といえども、これまで通り、読むにとどめず、書き出して解法の確認をしてください。
このほかに算数では、「授業白板問題・各テストのドジ問直し」と「解き方上手」があります。前者を手掛けられるのは、「四科のまとめ算数」にかかる時間が比較的少なくて済む方を想定しています。後者を手掛ける方は、今一度、我流でない正確な計算の手順を確認したい方ということになります。
国語では、間違い直しの範囲を「授業漢字テスト・授業国語知識プリント」だけに限定する予定です。読解問題の演習は、改めて、読解解説を主目的とする「四科のまとめ 国語第1章・第2章」と、解説書のある「有名中学入試問題集」で、順に、着実に行ってください。全員にお勧めしました。
理科・社会の「サブノート」、「四科のまとめ」は夏期講習授業の復習用として使用すると、効果的でしょう。講習中に、具体的に案内します。
最後に、これら4教科の復習を終えて、8月25日~8月31日には、志望校過去問(1~2回分)に取り組みます。
この目的は、志望する学校の入試問題を手掛けることで、受験生として課題意識を持って、2学期の学習に取り組むための儀式と言って過言ではないでしょう。実際には、4割程度も正解にできず、愕然とし、危機意識・課題意識を持った学習へと変わっていきます。
ところで、志望校過去問を手掛けるとなれば、受験校選びの真剣度が一気に増します。まだまだ、子ども達には高みを目指すことを奨励するものの、保護者の皆さんとは、客観的な状況の共通理解を作っておく必要があります。
合格・不合格の可能性や、各学校に対する受験戦術上の得手不得手(いわゆる相性)に限定していえば、ある程度の展望が描けます。
夏期講習の受講講座の選択はもとより、手がけさせたい学校の過去問、2学期の授業選択など、いくつかの協議事項が思い当たります。
6年生の皆さんには、6月中の個人面談をお勧めいたします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます