外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

とうとう使い物にならなくなった蛇口

2011年05月20日 | 日記
5月20日(金) 雨

3月中旬あたりからだったでしょうか、キッチン(と呼べる代物ではありませんが)の
蛇口がおかしくなり、常にぽたぽたと水が漏れている状態だったのです。
外事主任に話はしましたが、「問題ないよ」と簡単に片付けられたので、
水の浪費と思いつつそのままにしておりましたら、先月辺りからコックを捻るだけでは
コントロールできない状況になってきました。
どうやらコックから中の栓へ力が伝わっていないようで、上から押し込んで捻ると
なんとか動くという状態。しかしそれも磨耗でもしたのでしょうか、昨夜どうにも
水の出る気配がなくなってしまいました。
この蛇口は洗濯機にも使っており、洗濯の際には注水用のホースを取り付ける
というもの。
食器洗いはトイレの洗面器でもできるとして、洗濯ができないのは辛い。
ということで昨夜のうちに外事主任に修理を依頼しておいたのです。

今朝主任が9時頃に様子を見に来て、「40分頃には工事の人間が来るから」と
話してくれたものの10時を過ぎても一向に来る気配なし。
ここは中国、この状態があたりまえ、と思いつつも主任が気を利かせてくれて再度
依頼し11時頃に漸く来てくれました。

要は蛇口の交換だけで、水道管は露出していますから、工事は楽なはず
なのですが、元栓を締めてもトイレの洗面台の水が止まらない、と右往左往
している工事のおじさん、トイレのタンクの水が止まってのを確認して作業を始め
僅か3分ほどで作業終了。洗面台の水が止まらなかったのはシャワー用温水
タンクから流れてきているだけのことだったのです。

蛇口が新しいのに変わって、これで一安心と言いたい所なのですが、なぜか
水の出方が綺麗ではない。どこか安いメーカーでも使っているのかもしれませんね。
出る出ないの調整ができるだけでOKと考えることにします。
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授業参観

2011年05月20日 | 日記
5月19日(木) 晴れ

第二外国語、私にとってはあまり良い思い出のものではなく、大学時代は
中国語を履修したいと思っていたのに、何故か仏語と独語しか無かったのですね。
しかも不思議なことに必修ではなかったので、半年でやめました。
私が所属していたのは政治経済学部、名前からして色々な語学を履修できて
良さそうなものですが、無い。先見の明が無い、とは言いすぎでしょうが、今の
時代に第二外国語で中国語が選べなければ問題になるでしょうね。

さて、この学校では第二課堂という課目があり、日本で言うなら選択科目と
言ったところでしょうか、それとは分類が若干違うようですが、第二外国語の授業が
あります。仲のいい男性の先生が、英語クラスで日本語を教えており、授業参観
してきました。
この先生はとても真面目でしかも優しい方なのですが、厳しさが足りないから
なのでしょうかね、学生には受けが良くない。
1ヶ月前にある先生の代行として2週間ほど1年生の授業を担当されたのですが
1年生の反応もやはり、「つまらない」という酷評。はて、何が足りない?

英語クラスの人数は30人程度、そのうち20人ほどが出席していました。
おそらく選択授業ですから、人気と見てもいいと思われます。
この第二外国語が始まったのは3年生がいなくなった今学期からで、授業数が
大幅に減ってしまった日本語教師への授業補填に近いものと私は見ているのですが
週2回程度の割にはほとんどの学生がひらがなをちゃんと読めており、なんとか
授業についていっているのですね。大したものだな、と思う傍ら、第二外国語なら
不要かもしれませんが、厳しさは無くしかも冗談や余談も少ない。
ひたすら教科書の内容を追っているのですよね。
無理に笑わせたりする必要はないのですが、どこかで学生が飽きそうで心配。
日本語科の学生が評価する内容も分からないでもない、といったところでした。

どこかのタイミングで助言でもしてあげたい気持ちはあるのですが、下手をすると
本人のプライドをズタズタにする可能性もあるので、注意が必要です。
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「掛けた」と「掛けたかった」

2011年05月19日 | 日記
5月18日(水) 晴れ

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お名前、ご年齢、簡単な経歴をメールフォームから送信してください
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午前中に仲のいい男性の先生が、教えを請いにいらっしゃいました。
ビジネス日本語の授業をされており、たまにいらっしゃいます。
教材が学生用と同じもので、練習問題の回答をお持ちでないのですよね。
一般の教科書には巻末に回答のページがあるのですが、ものによっては
学習用と教師用に分かれている。
私としては教師用が別途あるほうが使いやすいと思っているのですが、悪いことに
この教材の教師用を学校側が準備していないようで・・・、かわいそうです。

今日は聴解の練習だったのですが、試験対策を兼ねているような教材は
ひっかけ問題も数多く出題しているので、日本人でも良く聴いていないと間違えて
しまうことがあり得ます。それが外国人であればなおさら。
質問を受けた問題以外でも間違えている箇所がありました。

問題:この男性が電話をかけたかった相手は誰ですか?
ある男性がAさんに電話をしたところ、間違ってKさんに電話をしてしまった。
回答はAさんなのですが、先生はKさんを選んだのですね。
つまり、「かけた」と「かけたかった」の違いが分からないのです。
この[かった]をどう説明するのか・・・。
国語文法では助動詞「たい」ですが、分かりやすい用法としては希望を示す
形容詞の「欲しい」と同じでその過去形。かける+たい→過去形→かけたかった。
とっさにそういう解説が浮かばなかったのが残念だったのですが、こういう微妙な違い
が多いとよほど文法に精通している外国人でないと解答は難しいですね。
 
『日本人の私でも解答を迷うことがあります。そういう時は解答欄を見ますよ』と
口添えをして責任者に教師用を手に入れるよう頼むべきだと助言しました。
先生ご自身の勉強の為ならいいのですが、誤った解答をして学生がそれを
信じたら大きな問題になりかねませんからね。
しかし、その先生はこの学校でのキャリアが私より1年長いだけなので、あまり権限
がないようすで、顔の表情を見る限り申請する可能性は10%も無し。

解答があれば、それを確認すれば済むことですが、問題だけだと全問を注意深く
見聞きしなければなりませんから、大した労力になってしまいます。
『これから先も同じ教科書を使うのであれば、先生だけの問題じゃありませんから
他の先生のためにも提案してみてください』
これが後押しになればいいのですけどね。
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受験票受領の為、青島へ

2011年05月18日 | 日記
5月17日(火) 晴れ

先週期日を間違えそうになったHSKの受験票受領に行って来ました。
天気は晴れ、天気予報でも少し暑くなるくらいの気温が予想されていて半袖で
出かけようかと思ったのですが、帰りが少々遅くなることを念頭に入れて長袖シャツ
にしましたら、それが正解でした。

青島駅に到着したら付近が霧に包まれ、風が強いことで有名な維坊にも勝る
強風が吹き荒れていました。半袖で歩いていたら風邪を引いたかもしれませんね。

ひとまずいつものマックで昼食。ランチ限定でやっている少し安いセットを注文。
16.5元、日本ならチーズバーガーとコーヒーくらいの値段かもしれませんね。
ただこちらの感覚からすれば、1500円くらいのレベルです。今や日本のマックで
1人分1000円以上出すことなんてないかもしれませんね。

バスに乗って30分後に青島大学に到着。結構信号と停留所が多い場所
ですから30分とはいえ、車や電車で30分というほどの距離ではないのですが、
風は無く、気温もそこそこ高かったですね。駅付近とは全く違う感覚でした。

HSKの申し込みを受け付けている校舎に到着したのが2時ちょっと前。
私の学校が午後の開始が2時半のため、ここも30分ほど待つことを
覚悟したのですが、既に事務室は開いており、すぐに受験票を受領しました。
大きさにするとA4サイズの半分の半分にあたるA6というものになるのでしょうか。
この一枚の紙を取りに来る為に、交通費と往復今日は3時間・バス1時間の
浪費。本当に面倒くさい。試験結果はEMSで送付してくれるのですから、
受験票も送ってくれればいいものと思うのですよね。投稿したほうがいいのかな。

帰りに大きな書店により私が苦手としている文法の参考書を購入。
そしてその近くのジャスコに寄ってきました。これからの残り1ヶ月半で学生達に
カレーを振舞おうと思っておりまして、ジャスコの品揃えを確かめに行きました。
行ってみて驚きです。さすが国際都市、外国人も多いとあって凄い賑わいです。
いつまで存続するかさえ危ぶまれる維坊のジャスコと同じ系列であることを
疑ってしまいますね。
目指したカレーのルウはさすがに多く、維坊のジャスコでは見ること無い製品も
ありました。実はそれが私の目当てだったのですが、いかんせん値段が高い。
日本の通常の値段の1.5倍、特売の値段の2倍近く。しかも・・・
私の目当ての10皿分の大きなパックは通常の3~5皿分のパックの3倍以上の
値段。日本であれば、大きなパックはお徳用として少し安く売られるのが
普通ですが、こちらの感覚は違うのですかね。大きなパックを置いてある意味が
無いと思えるのは私だけでしょうか。

買い物に少し時間をかけ過ぎたか、駅に到着したのが5時。
10分後に新幹線があり、それに乗ろうとして問題が・・・。
チケット売り場が混雑していて間に合いそうもない。
北京の地下鉄などは自動券売機があるのですが、一般の鉄道にはそのような
ものがないのですね。全て窓口。それでも維坊であれば当日券用とか新幹線客
優先の窓口があったりするのですが、そういったものが見当たらない。
普通車の座席なしでも新幹線の席でも十把一絡げなのです。
列に並んで順番を待っているうちに新幹線は出発してしまいました。
次の快速が40分後。とりあえず、待合室で待っていようとしたら、30分前にも
関わらず既に改札を始めている。どうにも不思議なことでありました。

私が乗った列車は維坊までノンストップで1時間45分。
通常の列車が2時間以上、長ければ2時間半もかかるのに比べてとても速い。
新幹線ほどの乗り心地の良さはありませんが、これで新幹線の約半額なら
十分納得できるものです。
受験当日もこういう列車があれば、乗ろうかと考えています。

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成績の伴わない授業

2011年05月16日 | 日記
5月16日(月) 晴れ

一週間の始まりは月曜日の午後の2年生の授業から。
5月から夏時間の時間編成に移行する為、午後の開始は2時半から。
一昨年ここに来た当時は長すぎる昼休みに違和感を覚えたものですが、今では
それが普通になり、しっかりと昼寝をしています。
前職の際も休憩室に仮眠を取れる個人用ソファがあり、10~15分間でも
目を閉じて頭をスッキリさせていました。

4月までの昼休みから30分間時間が伸びて、さすがにしっかりと休んでいる為か
今までは寝ぼけ眼の学生も多かったのですが、最近は表情もはっきりしています。
しかし、そんな中でも遅刻してくる学生はいるもので、太極拳に参加している周と
その寮の仲間は常習犯。遅刻とはいえ始業のベルが鳴り終わって2~3分後
ですから、咎めるほどのことではありませんが、ほぼ毎回のように遅れてくる。
教室の中でも前の方に座り、真面目に授業を受けているので多めに見ては
いるものの、今日は授業の前半が終わった後、「バイトに行くので早退したい」と
願い出てきました。
何を言っているのかと呆れましたが、後半はビデオ鑑賞にしており、周には既に
ファイルをあげているので、一度見てはいるのですね。だから必要なしと見ている
のだと思いますが、この授業なら早退しても許してもらえると思っているのでしょう。
舐められたものです。

クラスのうち16人は学部が推薦する実習という名の仕事に従事していますから
授業がある時間に仕事を入れることの是非を考えると判断が難しい。
しかも今学期の2年生の授業は学分(単位)が無いので、彼らの成績には全く
影響を及ぼさない授業なのですね。言わば入退場自由状態です。

いっそのこと、こういう状況の時は、もっと対象を絞り込んだ授業でもするか。
試験対策かビデオ鑑賞もやめて完全に会話のみのクラスとか。
ビデオ鑑賞はあくまでもテストの成績が伴わないことが想定できる半数近くの
学生に出席点を取らせる為の救済策でしたからね。
成績が関係ないのであれば、出席点を重視することもない。

とはいえ、学生が出席してこなくなれば、それはそれで寂しいものですけどね。
ここは語学学校でもなければ専門学校でもない。学士は取れませんが、一応
大学。何よりも優先されるべきは日本語の能力というよりはいかに卒業の為の
学分を取るかということ。厳しくしても意味がないということか。。。
こう考えると目標を失ってしまいそうで寂しいのですが、それも現実なのですよね。
どうにも昨年のこの頃と同じジレンマを抱えているようです。

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ビデオに始まり、ビデオに・・・

2011年05月15日 | 日記
5月15日(日) 晴れ

昨日に続き穏やかな天気になった今日、外出には最高と言いたいところですが
1学期に比べるとかなり出不精になってしまっています。
週末は学生が尋ねてきたときのためにできるだけ部屋にいるというスタイルは
変わらないのですが、それにしても維坊学院の中国語クラスに通うため週2は
バスで外出していたのに比べれば、買い物さえも先延ばしにする傾向にあります。

で、学生との交流もない週末に何をしているかというとひたすらビデオを見ています。
その主な理由は学生に紹介するためですが、私自身も楽しんでいます。
この冬の間はこれといったものもなく、今までのドラマや映画を紹介していたのですが
4月になって評価の高いドラマが増えてきましたね。
私は比較的高画質の映像を掲載しているサイトをチェックしておりまして、そこの
ポイント(おそらく中国人が評価しているもの)を見て判断していまして、その
ポイント10点満点で今までは9点以上が数えるほどしかなかったのですが、ここ
最近満点近くのドラマがたくさん出てきたのです。
某事務所所属のイケメン俳優が出演するドラマは内容云々に限らずポイントが
高いので、そういうのが増えたのかと思ったのですが、実際に見てみるとそうでも
ないのですね。内容も面白い。中には第2シリーズというものもありますが。

今日午前中は私の地元のレンタル店で一角を占めている「新三国志」を
見ていたのですが、午後はひたすら日本のドラマ。新しいドラマの第1話だけでも
3つ鑑賞しました。学生に紹介するかどうかは微妙なところですが、私自身は
楽しめました。
今日日曜日は楽しみにしているドラマがあるので明日以降のアップがとても
楽しみです。
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久々のバッティング

2011年05月15日 | 日記
5月14日(土) 晴れ

先日の雨から校内にある木の緑がさらに鮮やかに力を増してきました。
昼は汗ばむほどの陽気、夏本番が近いことを感じさせます。

今日は久しぶりに科技学院へ。
前回は途中で突風にあおられて中止になりましたが、今日は穏やかな天気でした。
今日は久しぶりにバッティングも。
先生の発案でちょっとしたミニゲームも。
日本なら野球やソフトボールのゲームといえば、2組に分かれるのが定番ですが
こちらの先生の発案とは3つの組に分けるというもの。
9人しかいないための方法なのですが、これがなかなか面白い。
1組3人が攻撃でその他は守備。それが入れ替わってどの組が高得点を入れたか
を競うもの。組み分けの際に負けた組は罰ゲームで1人腕立て15回、なんて
プレッシャーを入れながら、その先生は私と組むと断言して学生から小さな
ブーイング(笑)。私とその先生と浴衣でお世話になった女性の先生で1組。
野球経験者は私とその先生だけですが、歳も歳、技術では勝っても走れない。
一応最高得点を取って面子は保ちましたが、一番疲れていた組でしたね。

今日はゲームの前のキャッチボールで2人の学生の相手をして、少しばかり
アドバイスもしてきました。
1人は投げるのは結構上手ですが、捕球の際に腕を伸ばして、球の方向から
身体をよけてしまうというもの。硬球と軟球の違いを知ってから知らずか、いきなり
硬球を使っていたので、軟球に換えて顔から胸のあたりでグローブを構えるように
教えておきました。
もう1人は捕球は上手なのですが、投げる際に肘が肩の高さよりも下にあるため
できるだけ肩の高さの上から肘を出して投げるように。

一朝一夕でできるものではありませんが、今の彼らは少しでも成長すればもっと
面白さを感じてくれるものと思います。

ソフトボールを打ったのはかなり久しぶりで、思わぬ重さに驚きました。
大きく打ったもののその反動で右腕が痛くなったりもしました。
それでも、いいものですね。好きなスポーツを楽しんでやっているときは、疲れも
心地よいものに変わります。
今学期終了まであと1ヶ月少々ですが、また楽しみたいものです。
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新入生募集中止のなぞ

2011年05月14日 | 日記
5月13日(金) 晴れ

痛みがあった喉が何事も無くなり、ひとまず安心と思っていた今朝
太極拳の後の食事で一緒に参加している周から伝えられた話
「今年9月に新入生は応募しないそうです」
ん?新入生が何に応募しないの?何かの試験かな?
「・・・募集しないそうです」
私はしばしの沈黙、、、、言っている意味を理解するまでに少々時間が・・・。
『募集しないって、日語班のこと?』

彼女の話によると、一昨日包先生が授業中にお話されたのだとか。
『なぜ?』と聞いても彼女が知るはずも無い。

当の先生に確認したら、初めて聴く部署の決定事項で外語系の副主任を
通じて教師陣に通知があったのだとか。
その理由として考えられるのは、今年度の新入生が減ったこと、そして日本の
大地震と放射能漏れの影響ではなかろうか、と。
ただ、募集をやめるのは2011年度だけで2012年度はまた募集する予定だと。

この学校の中では日本語科の教師は全て講師なので学校の中の行事に対して
参政権は無く、上からの通知に従うしかないのです。だから昨年の秋に突然
外語系の学生が本人達の意思に関係なく強制労働に派遣されたときも
黙って見過ごすしかないのですね。

日本の現状を見れば、就職や留学・研修で影響を受けるのは2年生や1年生で
今秋に入学してくる学生達が卒業する頃にはまた別の状況になっていることは
容易に想像できるはず。地震直後に東京近海が汚染された為食塩が無くなると
青島を初めとする都市のスーパーで塩が売り切れになる、というとんでもない
バカ騒ぎがあったのですが、そういう誤報を鵜呑みにしているのかと思える措置。

2012年の新規募集という話については、簡単に決定事項を覆す国民性
ですから単なる口実と考えたほうがいいでしょう。
今年は英語系も学生数が減っているので、外語系そのものを閉鎖し、人気のある
他学部のために教室を使うと考えたほうが話が通じる。

今日は夕方まで悶々としていました。
この9月に新入生が入るかどうか心配し、その為にわずかな希望でもと思い
ビデオレッスンを動画サイトに掲載しアクセス増やす方法を考えていたのが
学校側が門を閉じてしまったのです。モチベーションが一気に下がりました。

開き直れば、来年の7月までの3年を目処として考える事ができるわけで
そうなると現在の1年生の卒業を待たずしてここを離れることになるわけですが
新たに新入生を迎えて離れづらくなるよりはいいのかな、と。

それにしても釈然としない思いは暫く続きそうです。
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2年生のクラスに起きた変化

2011年05月12日 | 日記
5月12日(木) 晴れ

風邪薬が効いたのか、喉の痛みは昨日よりも和らいできました。
朝の運動を休もうかとも思ったのですが、電話番号を知らない学生がいたのを
思い出し、せめてグラウンドに出て状況を伝えようと思い外に出たのですが
外に出ると却って気持ちよく、痛みさえもがあまり気にならなくなりました。
部屋の中の空気が良くないのかもしれないですね・・・。

今日は午前に1年生、午後に2年生の授業。
1年生の授業は前回の静かな雷が効いたようでビデオ鑑賞中も皆しっかりと
画面を見ておりました。釘は1日目は有効でした。明日はどうでしょうね。。

2年生の授業、月曜日からかなり人数が減っているのです。
3月の下旬から先々週まで同じ山東省内の威海という海辺の街で工場の中での
作業をする【実習】があり、日本語科からも4人が希望して就業していたのですが
同じような実習がまた始まったようです。今回は14人。
さらには昨年末に行われた5つ星ホテルでの実習の再来があったようで、そこにも
2名が参加、計16名が約1ヶ月就業するのだそうで、約3分の1がいないのです。

私から見れば【実習】という名を使った労働者派遣であり、いくらかのマージンが
斡旋した教師もしくは職員に入ってくるのですから、学生はいいように使われている
だけのようにも思えるのですが、今回就業している名前を見ると、既に日本語の
検定試験などは視野に入っていない学生が多く、目の前の利益を優先している
状態であることが分かりました。
確かに現状の日本語力では日本を相手にした仕事には就けないでしょうし、
既に希望というものさえ失っているとは思いますが、まだまだやり直しが十分にきく
彼女らの年齢で現実逃避している姿はなんとも悲しい限りです。
またそこに付け込んで私服を肥やそうとする教職員がいることも悲しい。

とはいえ、47人から16人が減り、しかも欠席者もいて、今日の出席者は25名。
意図せずに授業しやすい人数になっていました。これだけだと半数以上が
私がゆっくり話せば理解できる学生たちなのですよね。
授業方法を変えるかな・・・。
今までは半数以上の日本語を諦めている学生達のために、と実施していた
ビデオ鑑賞。これを回数を減らしても問題ないかもしれない。
逆に言うと半数近くがこの7月に日本語能力検定2級を受験するので少しの間
切り替えるか・・・。

災い転じて・・・なんてことを学生達の前では口が裂けても言えませんが、
いつまでこのスタイルを続けるか、と自問自答している頃でもあったのでちょうどいい
頃合かもしれません。
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一難去って、また・・・

2011年05月11日 | 日記
5月11日(水) 晴れ

窓からもそれと分かる久々の晴天でした。
暑くなることは予想されましたが、やはり雨よりは晴天のほうがいいですね。

授業のない水曜日、まず午前中にビデオレッスンの撮影を行いました。
午前10時過ぎから11時頃にかけて、ホワイトボードを掛けてあるあたりに
日光が差し込んできて、明るくなるのですね。
部屋の照明ではあまり明るくならないので、外光を頼りにしているのです(笑)。

先週、内容を数字にしようとして納得いかず、今日は形容詞へと変更。
国語文法と違って日本語を外国語として教える場合、形容詞の名称が
変わります。一つはイ形容詞(中国では一類形容詞と分類されています)、
これは国語文法の形容詞で末尾が「い」で終わるもの。
もう一つはナ形容詞(同二類形容詞)で国語文法でいう形容動詞ですね。
まじめ(な)、きれい(な)と形容詞で使う際に末尾に「な」をつけるものです。

動詞と同様日本語の形容詞は末尾の変化が多彩です。
あつい、あつかった、あつくなかった、あつくはありませんでした。
英語だとbe動詞の変化、中国語でも時制句か形容詞前後の言葉が変化する
ので根本的な文法が違うのですね。ですから流暢に日本語を話すたけしでも
平気な顔して「昨日は暑いでした」なんて口にするわけです。

今日は2回目の撮影で終了。完全に満足といえるものではありませんでしたが
とりあえず形はできました。前回の掲載から時間が経っていましたから、とりあえず
継続の形だけは残した状態です。

それで安心したわけではないと思うのですが、午後買い物に出て帰宅後に
突然喉の痛みに襲われました。しかも前回の咳、その前の風邪でも感じなかった
少し強めの痛みです。
またですか・・・、と言いたくなる心境ですね。
何が原因でこうも頻繁に身体に変調をきたすのか分かりません。
他の症状がないので、今は様子をみるばかりです。
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