二次会と観光

５月３１日（日）　晴れ

結婚式のシーズンとはいえ、一ヶ月に２回も祝うというのは記憶にないですね。
昨晩は新婦自ら駅に迎えに来てくれて一緒に会場へ向かいました。
１０人程度が入る宴会部屋を二つ使って、それぞれ新郎と新婦の仲間が集まる
という簡単なものでした。

新郎がそれぞれの部屋を行ったり来たり忙しく、新郎の弟が我々の世話をして
くれました。

新婦の学生時代の友人は二人、二人とも私を見知っているとのことでした。
私の記憶は一人だけ、彼女らが卒業時に私の部屋に来たことがありました。

新婦とこの二人の同級生が今日私を観光案内してくれるとのことで昨晩は
私と同じホテルに宿泊し、朝から観光に出かけました。

済南は泉の都として有名で、観光名所も湖や泉。
案内された公園は涼しくて避暑地に来た気分でした。

しかし、お昼になって食事にと外に出てからは暑さに苦しみました。

包子（日本で言う中華まん）の有名なお店があると案内されたお店、持ち帰りの
列が凄い。

店内で食事をするにも、日本のように案内係などいないので、自ら食事が
終わりそうな卓を探して、その卓の客が去ったあとでテーブルを片付けてもらい
注文をするという昔ながらの方法です。
注文をした包子が来たのは注文から３０分後でした。

味はまずまずでした。私には合わないのだろうと思っていたのですが、彼女らの
反応もイマイチでしたね。

駅まで送ってもらう途中で、同級生の一人が今年の国慶節（１０月１日）に
結婚予定であることを聞きました。
もし都合が良ければ来てください、との誘いにＯＫの返事をしておきました。
たぶん新学期も祝日の遠出は計画しないでしょうから、大丈夫でしょう。

ホテルでのハプニング

５月３０日（土）　晴れ

今日は隣町の済南市に来ております。
今晩ある学生の結婚式二次会に参加します。
前の学校の英語科の学生で、我々外教の世話係をしてくれていました。
また、私が毎朝教えていた太極拳のグループのメンバーでもあります。

二次会は夜７時からなのですが、宿舎の部屋のあまりの暑さに、避暑目的で
早めに到着しホテルにチェックインしました。

その前に、またも起きて欲しくないハプニングに遭遇しました。

濰坊でも定宿になっているチェーンのホテル、今回は駅から少し離れた店舗が
駅近の店舗よりもはるかに安かったので早目に予約しておいたのです。
そして店舗に到着してパスポートを見せた瞬間に宿泊拒否されました。
外国人受け入れ不可の店舗だったのです。
「ホームページにはその記載がなかったよ」と言ったのですが、不可なものは不可。
仕方なく、駅近の店舗の空き状況を確認依頼したら、駅近も外国人不可だとの答え。
「それはあり得ない、既に２度泊まってる」と話したら、そんなはずは・・・と
電話してくれました。

何年前からだったか、政権が現在の主席になった頃からホテルの外国人受入状況が
かなり厳しくなっています。政府の許可証がなければ、我々は宿泊できません。
このチェーンにも外国人受入不可の店舗が多数あり、ホームページ上に「内宾」と
記されています。

この店舗にはその記載がなかったので、予約したのですが・・。

駅近には二つの店舗があり、比較的新しい方の店舗が外国人受入可能です。
料金は予約したこのホテルよりもずっと高くなるのですが、仕方ありません。
そちらの店舗に到着すると、提示された金額よりもさらに高い部屋を提示されました。
「安い方でいいんだけど」と言うと、部屋がエレベータの隣でうるさいよ、と。
予約した値段から1.5倍以上になっていました。

さらに、受入拒否されたホテルにはオンラインで支払をしているのだが、どうすれば
いいのかと尋ねましたら、「まだ支払いはされていないから何もしなくていい」と。

私の記憶違いかと改めてホームページを確認したのですが、やはり支払い済みに
なっており、宿泊取消をクリックしたのですが、現在対応不可のエラー。

このシステム・・・お金ちゃんと戻ってくるんだろうか・・・。

第二外国語に日本語

５月２８日（木）　晴れ

寝苦しい夜が続いています。部屋の中の最も涼しい場所に掛けてある温度計が
常時２９度。
宿舎の事務員の話では冷房はまだ当分開始しないそうです。
昨年同様体調維持が難しくなりそうです。

さて、来期の選択科目の申込みが始まったようです。
今日の２年生の授業の前にある学生が申込み方法を説明していました。

午後に参加したEnglish Cornerでは司会進行をしている英語科の学生から
「日本語を選びました」と笑顔で伝えられました。
なんでもルームメイトに私に好感を抱いてくれている学生がいるそうで
ルームメイト全員が日本語に申し込んでくれたのだとか。
そういえば、先日バスで声をかけてきた英語科の学生も同じようなことを
話してくれました。

外国語学部の第二外国語は、日本語科と朝鮮語科が１～２年次に英語を勉強。
英語科は１年次終了時に選択し、２～３年次に授業を受けます。

第二外国語の日本語は中国人教師が担当しますので我々外教の関与はありませんが
「先生は来年もこの大学にいますよね、一緒に勉強したいです」と。
どうぞ私を練習用に使ってください、と返したら笑っていました。

バースデーサプライズ

５月２６日（火）　曇り

午後の１年生の授業でのこと、班長(日本で言う学級委員)から夕食の誘いが
ありました。学生の誰かがＱＱで私の誕生日であることを知ったようです。
もちろん、誘いを受けました。

先日の問題の直後でしたから、少しナーバスになっていましたが、班長は男子
なので問題ありません。

待ち合わせの時間は午後７時、１年生の夜の自習時間が始まる時刻です。
現れた班長に「休暇届けをだしたの？」と尋ねたら、はいという返事。
他のクラスメートは先に向かっていますから、という彼の言葉に何人参加するのか
尋ねたら
「全班(クラス全員)」

え＝！本当に！

あまりの感激に涙が出そうになりました。

会場は四川料理のお店、店内のテーブルでは収まらないので、店舗の外にある
テーブルを使うことに。

ケーキは外事事務所が用意してくれたものを持参。これがなかなか可愛くて
好評でした。

食後に彼らが始めたゲームがなかなか面白かったですね。
テーブルの上でレンゲを回し、止まった時に柄が指す方法にいる者が何かをする
というもの。歌うなり、踊るなり、誰かとハグしたり。

私は３度あたり、中国語の歌と日本語の歌とその振り付けを披露しました。

お店側が提供してくれた長寿麺は味がなく、お世辞にも美味しいと言える代物では
なかったのですが、忘れられないとても幸せな長寿麺になりました。

ブログタイトル変更

いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。

誕生日を機にブログタイトルを変更しました。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

契約更新 其の二

先日の外教ミーティングが終わった後、驚愕の事実を知らされることになった
その続きです。

私の学生との行動が問題視されていると思って、困ったその翌日のこと。
外教ミーティングでもリーダー格のアイリッシュの先生が「キャンパスの中で」と
同様に再度全員に通知していました。
その後、「キャンパスの中」という言葉が気になって、その先生に尋ねたのです。
「私も女子学生と行動を共にするんだがキャンパス外ならいいのか」と。
しかし、一般的な考え方をすればキャンパスの中というのは安全な世界、外で
会う方が危険度は増すのではないかと。

すると、この先生は「シギー、ちょっと私の部屋に来て」と。
彼女の部屋には一人を除いて他の英語教師が揃っていました。
「実はあの話には誰もが不服なの」と。
私の隣人のアイリッシュの男性教師もまた憮然とした表情。

実はね・・・と話してくれた内容が
このブログでも紹介したロビンウィリアムズに似ているというアメリカ人教師が
こともあろうに学生を自室に連れ込んで行為に及んだのだと。
Really !? マジで！と思わず日本語が。。

このロビン似の教師は以前から奇怪な行動があったらしく、それとなく掲示板に
警告文を張ったそうなのです。
そう言われれば、何を言っているのか分からない掲示がありました。

今回の行動についてはあまりにもことが重大なので上の方から警告が発せられた
のだそうです。

だから・・・
「今回の契約書の条項と警告は彼に向けたものなの、あなたは大丈夫」と。

別のアイリッシュの先生からは
「彼はおそらくクビになるから、来年（９月）には元の契約書に戻るはずだ」と。

しかし・・・
ロビン似の教師はたぶん６０歳前後、普段顔を合わせるときは穏やかで、とても
そんな行動を起こすとは思えない。
なら・・・
もしこの噂が広がり、教師名は口止めされて「外教」とだけ流布されれば
疑いの目を向けられやすいのが、たぶん独身で人気の隣人と（一応ロビン似よりは若い）私も？
仮に上の方が「この二人の行動を規制すれば暫くは大丈夫」と考えているならば
今回の警告は納得ができますが・・・これって替え玉だったか影武者だったか？

去年の若手アメリカ人２人がいれば、私は対象外だったのかもね・・・
なんて考えてみたり。

問題を起こした教師をすぐに首切りできないのでしょうね。

再び濰坊

５月２４日（日）　晴れ

昨夜再び濰坊で食事をしてきました。少々飲みすぎましたね。
先週の誕生日会の際に、今再び濰坊学院で教鞭を取っているアメリカ人教師から
「来週弟が遊びに来るのでぜひ会ってほしい」と頼まれ、ＯＫと返事しました。
外事主任も来週が私の誕生日であることを知っていたので一緒に祝おうと。
ありがたいことです。

行ったのはバーベキューのお店、私の行動範囲ではない場所でした。
天気が良く、外で食べる肉は美味しかったですね。

アメリカ人教師の弟は香港経由で北京に到着したそうで、北京から新幹線。
「時差ボケは大丈夫ですか」と尋ねると、それは大丈夫なんだけどとにかく
疲れたと。
主任がマトン（羊肉）を注文するかと迷っていて、ちょっと高いと。
「アメリカからお客さんが来ているんだし、私が半分出すから注文しよう」と
勧めて足の部分を２キロ分丸ごと注文。大好評でした。

このお店で泰山のある泰安生ビールというものを紹介され、注文してみたら
アルコール度数が2.5%とかなり低い。韓国人教師にこれなら飲めるだろうと
ガンガンつがれて後でかなり酔いました。度数が低くても量が入ると
ダメですね、私。

このバーベキューの後、アメリカ人教師の誘いで繁華街に新しくできたという
外国人向けのバーに行ってみました。
アメリカのスポーツバーを模した店でお客も外国人が多い。
私はコロナを注文したのですが、一本２５元、さすがに値段が張ります。
このアメリカ人教師の友達で同じく濰坊学院で外教をしているフランス人３人と
知り合いました。
「ここはいい街だね」と。
私もそう思う、空気はあまり良くないけどね、と返すと笑っていました。

航空券が高いので一年に一度しか帰国できないとのことでした。
国が遠いと大変ですね。

外国語歌コンテスト決勝

５月２２日（金）　曇りのち晴れ

外国語歌のコンテスト決勝が終わりました。
日本語科の１年生は残念ながら入賞ならずでした。

今年の審査の方法が
１．衣装
２．歌
３．表演

決勝に残った１２人から１と２のコンテストで６人を選び、３で最終審査。
日本語科の学生は極度の緊張だったようで、途中から歌が中国語の歌詞に
なっていました。６人の中には選ばれませんでした。

私は事前に審査員とコンテスト終了後の講評を依頼されていたので
会場に向かう前に舞台で何を話すか予め考えておきました。

先学期外国語劇の際、日本語科へのあまりにも低い点数にショックを受け
当たりさわりのない話をして、司会につまらないといった表現をされたので
今回は会場を笑わせるような話にしようと。

元々アメリカの歌番組だと思うのですが、こちらでもかなり人気のある
中国好声音 Voice of China を例に出して、その番組の有名な審査員の
真似をして、「皆さんが欲しい」と発言したら、かなりウケました

スタッフとして動いていた日本語科の１年生がとても喜んでくれました。

契約更新其の一

５月２１日（木）　曇り

普段よりやや涼しい一日となりましたが、それでも暑いですね。
週間天気予報によると今週末から一気に３０度を超えるそうです。

昨日外事科長から呼び出されました。契約更新についてなのですが
その前に質問と新しい条項の説明をされました。

１．学部側から先学期の試験の内容が簡単すぎるという意見がある。
２．学生とバーや居酒屋など酒を目的とした場所に行くことを禁止する。

１については半分は認めました。１・２年生の試験については確かに易しく
　作ってあるが、３年生の試験については難易度は高い。
　理由は１・２年生の授業は口語（会話）なので総合日本語で習った
　内容を復習する意味で練習メイン。３年生の授業は専門性が高くなるので
　当然難しくなると。
　学部側から口語の試験も難しくしろと要求されればできるが、交流が目的の
　口語を難しくして何か意味があるのかと。

２については私自身があまり酒を飲まないので構わないのですが。。
　居酒屋まで規制の対象にする？

科長の返答は
１これはあくまでもヒヤリングなので、教師側の方針があればそれで構わない。
２契約書に新たに追加するのはこの文言だけだが、キャンパスの中で女子だけの
　個人もしくはグループと行動したり部屋に招き入れたりすることもしないで欲しい。

２については少々困った問題
外国語学部の９割が女子学生、授業が終わった後に昼食や夕食を「一緒に」と誘われる
ことも多々ある。あと、個別に進路相談をされたことも。
私から学生を誘うことは滅多にないものの、（あっても学食で顔を合わせた時）
学生からの誘いや依頼を全て断らなければならないということか。

さらに科長の説明が続きました
君は学生との交流の頻度が高く、更には学生も君の授業が好きだ。
（例のアンケートの結果がサンプルが少ないゆえにかなり高評価になった模様）
学生から人気があることは素晴らしいことだが、相手は大学生で大人だから
男女関係に発展する可能性もある。周りの目を考慮して欲しいと。

あの・・・「私の年齢を考えてみれば、（学生が私に）恋心を持つことなんてありますか」
と言いたかったのですが、科長もおそらく上からの指示を伝達しているだけなので
了承しサインしました。

科長のオフィスを出た後、「本当にサインしてよかったんだろうか」と昨年と
同じ葛藤に悩みながら部屋に帰りました。

キャンパス内での行動が制限されるとして、キャンパス外？
キャンパス外の方がもっと危険度は高くなるんじゃ？

今日午後に開かれた外教ミーティングで更に驚愕の事実を知らされることに
なりました。
これはまた改めて。

あの名優との対面？

５月２０日（水）　晴れ

授業に向かう路上でアメリカ人教師に会い、暫く話していました。
「いつから期末試験を始めるの？」と問われ６月中旬だと答えると
「俺たちは来週からだ」と。
早すぎないかと質問したら、先学期時間に追われたから早目に実施するのだと。

６月中旬というのは授業の最終週で、外教は最後の授業に合わせて試験を実施する
よう日本語科では通知されています。
英語教師はいつもかなり早い段階で試験実施をしています。
成績の登録を宿舎の事務員がまとめて行うのが理由の一つと考えられます。

来週試験を実施すると残り３週間何をするのかと尋ねましたら、通常の授業を
するが、映画鑑賞が多いねと。
お勧めの映画や好きな俳優を尋ねましたら、ある俳優の名を挙げてくれたのですが
誰だか分かりませんでした。
ゴッドファーザーに出演しているとのことだったのですが、パチーノでも
デニーロでもなかったような・・・。

私が最近見た映画で『ナイトミュージアム』のロビン・ウィリアムズが好きだったと
話すと、「私ね、彼に似てると言われるんだよ」と眼鏡を外しました。
確かに、似てる。しかもこの教師の名前もウィリアムズ。
以前カリフォルニアでロビンと間違われてサインを要求されて、彼の名前でサインを
したことがあるよ、と笑っていました。

学生からも同じ反応かと尋ねましたら、ブッシュ大統領（父）に似ているという
学生がいるよと。
そう言われればそうかも。

別れた後で思いついたのですが、ロビンのサイン、どんな風に書いたのでしょうね。
次に会ったときにお願いしようかな。