外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

静かな反日活動?

2012年09月29日 | 日記
9月29日(土) 晴れ

10連休の初日、朝いつもどおりにグラウンドに出ましたら、太極拳仲間の女の子が一人
出てきておりました。開口一番「風邪引いちゃった」
昨日から朝も涼しさが増しておりこの状況で運動なんて危険、すぐに寮に帰るように
促したのですが、「大丈夫」と答えるだけ。
この学生は省外から来ており帰るだけでも1日がかりのため、ちょっとした連休では帰省
しないのですね。
しかもかなりガッツがある子で今年の冬の外気温が零下でも彼女だけが太極拳に参加していて
毎日二人だけということもありました。

グラウンドを2周ほど一緒に歩いた後、めまいがするというので、ほら言わんこっちゃないと
一緒にグラウンドを後にしました。
彼女によると1日の国慶節の日に同郷で今は天津の大学でコンピュータの勉強をしている
彼氏が学校に遊びに来るから私に会って欲しいというので、了承しました。
何かご馳走でもしようかと考えております。

今日は午前中に未作成だった教案を作成し、午後からひと休み。
ネットでニュースを見ましたら尖閣を巡る問題が国連にまで発展していますね。
その影響かいつも動画を見ているサイトから日本のドラマと映画が消えておりました。
しかもその中に「抗日展播(特集)」のコーナーがあったりして。
あの反日デモが激しかった時でさえこんなことはなかったのに、何でしょうね。
実際にリストを見ましたら反日のものと思えるタイトルはさほど多くはありませんでしたが
1ページに30個前後のタイトルが並んでいてページ数が100を超えていましたから、仮に
10%程度が反日のものだとしても軽く300を超えていることになります。
そんなのが日常溢れていれば反日感情がいつ勃発してもおかしくないですね。

しかし一方では中国でも大人気のアニメはちゃんと残っているのです。
あるサイトではアニメコーナーでスライドショーのように紹介されているコンテンツの
ほとんどが日本のもの。それも10点満点の評価でほとんどが9.5前後かそれ以上の高評価。
ドラマでは日本で高視聴率を取ったものでさえ良くて9.0を少し超えるくらいですから
日本アニメの人気の高さが分かります。

そんなに反日に燃えたければアニメも停止すればいいものの、それをするとサイトへの反発か
共産党政府への反発が強くなるのでしょうね。考え方がずるい。

日本人から見たら黒人への人権を無視しているとしか思えないアメリカが内モンゴル自治区や
チベットに対しての人権擁護を中国に求めていたのを思い出すのですが、そんな国だからで
しょうか、国連での発言は経済で世界を牽引していくような国の人間とは思えない。
こんな国が経済と軍事力で世界一になろうものなら何をしでかすか分からないですね。
実際理不尽と思えることを今繰り返していますが。

その現地で生活をしていて言うのもなんですが、中国との関係は見直すべき時が来ている
のではないかと思えます。少なくともODAは即刻停止すべきだと思うのですが、何故に
日本政府はこの期に及んでもまだ経済協力を続けているのでしょうね。
総額3兆円ものODAを実施(外務省の記事引用)していながら反政府運動回避の的に
されている。外から見ればおかしな国ですよね。

これだけ増税が国民の関心ごとになっているのに選挙や国会でこの話題が取り上げられない
のも不思議ではあります。どれだけ自らの生活が脅かされてもGDPで日本を上回った
経済大国にまだ援助することには無関心なのですよね。ふ・し・ぎ、な国日本です。
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授業料交渉

2012年09月29日 | 日記
9月28日(金) 晴れ

昨日の夕方突然の雨が降り強い風が吹き荒れました。
今朝は気温が低くなり一度半袖で外に出たものの、上着を着るために部屋に戻りました。
本格的な秋の訪れなのでしょうかね。

明日から10日間の休みということで朝の学食はいつもになく賑わっていました。
キャリーケースを持った学生とその見送りと思われる学生たち。
遠くに帰る学生は早い時間の列車に乗り込むようです。

私も学生の多くが午後にはいなくなることを知っていたので午後の授業は予め水曜日に
振替えておき今日は午前だけの授業にしました。我ながら理解のある先生で・・(笑)

さて、昨日無事維坊学院の中国語の手続きを終えました。
問題の学費は2500元で手を打ちました。
先学期が1学期丸ごと週2コマで約3000元、初めての時が途中参加で約2000元。
今季も1ヶ月遅れの途中参加ですが、3コマにしたので3000元というのが手続き担当の
言い分。先学期の計算方法が間違っていたのではないかという疑問を投げかけましたら
どんな計算なのかと尋ねられましたので、1コマ50元という話を聞いたことがあるから
その計算だと今季も2000元で収まるはずだと。
その計算はあり得ないとの返答だったのですが、私が計算方法を知るはずがないと言うと
確かにそのとおりだと。
しばらくして2500ではどうだと言ってきたのでOKしました。
実は3000元を出す用意はあったのですけどね、交渉して何とかなるものなら何とかしたい。
500元の差は大きいです。

この500元を北京で何かしらに活かしたいですね。
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中国の新幹線、動車と高鉄の違い

2012年09月27日 | 日記
9月27日(木) 晴れ

北京にいるたけしに遊びに行く旨を伝えたときに、休みが始まる29日から3日頃まで
北京から維坊の動車(新幹線)のチケットが無いという話を聞いたのですが、彼から教わった
ウェブサイトを見ても特にそんな風には見えなかったので、安心しきって予約しなかったの
ですが、昨日漸く北京→維坊のチケットを購入して彼の言わんとすることが分かりました。

今の中国の新幹線には2種類の新幹線があります。
一つは従来の新幹線で動車、チケットや時刻表にはDの後に数字が表記されます。
最高時速が200km
もう一つは昨年誕生し、事故を起こして有名になった高鉄、Gと表記されます。
最高時速が350km

高鉄が敷設されて以来ほとんど鉄道に乗らなかった私には動車も高鉄も新幹線と定義づけ
あまり違いを気にしていなかったのですね。動車が高鉄よりも安いと聞いていたのですが
維坊-青島間については2元ほどしか違わないですし何故か二等車については高鉄の方が
安いのですね。

チケットを予約購入できるサイトを見ても高鉄と動車がずらりと並んでいたので、まだまだと
余裕に構えていたのです。
そして、昨日予約だけでもしておこうかとサイトをよ~く見まして、その値段の違いに
気づいたのです。
維坊-北京間の二等車、動車195元、高鉄260元。65元の違い。
もちろん所要時間も違います。動車は4時間を切るものは少ないのですが高鉄だとほぼ
3時間半以内。
そして往復を予定している日のチケット状況を見ましたら動車の二等車はほぼ売り切れ。
残っているのは動車の一等車と特等車、そして高鉄の全座席。

そういうことだったかと分かったときは後の祭りですね。
当初は4日に北京を発つ予定だったのですが、せっかく宿泊費もないのだからと5日の状況を
見ましたらちょうど昼時に動車の二等車が1枚残っていたので、すぐに予約しました。
とりあえず帰りのチケットは確保で一安心と思っていましたら、そんなに甘くは無い。
45分以内に購入しなければ予約は無効になるという表示が出てきたのです。
確かにそうでもしなければダフ屋系の悪用があり得ますからね。
いつも使っている銀行のネットバンキングを使おうとしたらその銀行の表示がない。
別のかなり面倒な銀行はあったのでそちらにアクセスしたのですが、暗証番号を忘れており
漸く思い出したときには間違えた回数が規定数に達して再アクセスは明日以降というふざけた
表示が出てきました。
時間はまだ30分ほどあったのですが、焦ってたけしに電話して彼の銀行カードで支払いを
お願いしようとしたら、日本でも有名になりつつある銀聯経由で私がいつも使っている銀行の
ネットバンキングが使用できることが分かり、支払い完了。

一枚のチケットを購入するのに支払いの処理だけで相当疲れてしまったのですが、続けて
行きのチケットを見ておりましたら、こちらの二等車は高鉄のみ。
時間が経てばキャンセルが出るかもしれない、という期待を込めて保留にしています。
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2週間ぶりの外での授業

2012年09月26日 | 日記
9月26日(水) 晴れ

先週の外出自粛を経て昨夜と今日、2週間ぶりに外部での授業をしてきました。
今日は研修派遣の会社、昨日の連絡で教室を移転したことを知り、少々迷いながら到着
しましたら、どうやら元々あるものを買い取ったものと思われる古びた2階建ての建物。
1階に6部屋あり、教室が2部屋、研修生の寮が2部屋、食堂とキッチン。
以前は研修生の寮がビルから歩いて15分の所にあったそうで、まるで違う境遇ですね。
場所が以前の所よりもずっと近くなったので、私にとっては通勤時間が短くなったのですが
以前のビルの環境を考えると、職員食堂の料理はそこそこ美味でしたし冬の集中空調も
良かったので、これから寒い時期の授業は大変かもしれません。
なにせ、トイレに行くのに上着を着なければいけませんからね。
昼食もこれから大衆食堂探しが始まりそうです。

2週間ぶりの外部での授業でしたが、今週末から中秋節と国慶節の休みですから、次回がまた
2週間後ですね。同時期に濰坊学院での勉強も始める予定なので体力勝負の生活が始まり
そうです。
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HSK申込騒動

2012年09月26日 | 日記
9月25日(火) 晴れ

昨日は久々に長時間歩いたので少し筋肉痛を心配しましたが、問題なかったですね。

夜11時頃に思い出したようにHSK(中国語試験)の実施要綱を探しました。
9月も下旬になりましたので秋の試験の応募には少々遅いかもしれないと思いましたら
新HSK10月の試験が24日締め切りでした。つまり締め切りまで残り1時間もない状況。
まだ間に合う幸運に感謝し、申込みフォームに記入し送信しましたら、【申込受付完了】と
いった内容のメッセージが表れたのですが、併せて困ったことが。
24日までに受験会場で受験料を支払えと。
新HSKの受験会場は維坊市内にあり、ちょっと郊外なのですが、うちの学校からバスで
20分と非常に近いのですね。しかし、日付変更まで残り40分では支払えない。

従来のHSKはネットバンキングで支払えるのになぜ【新】の方はその方法がないのかという
矛盾に憤りながら、受験会場一覧にあった携帯番号の連絡先に問い合わせのメールを送信。
『初めて新HSKを申し込んだが支払いの期限がもうすぐ終わるので明日午前中はいかが』
すると朝7時過ぎに返信があり受験会場の学校名義の銀行口座に支払えば大丈夫と。

こちらのネットショップで幾度と無くキャッシュカードからの支払い(デビット支払い)は
しているのですが、銀行の口座から他の口座への振込みは経験がないのですね。
『そちらに行って直接支払えないか』
すると、今日は出張中だから無理との返信。
これが日本なら「○○という担当に話しておくから渡しておいてくれ」となるのでしょうが
こちらではそういう気回しはないのですね。
仕方なくネットバンキングを試してみたところで一つ疑問。
そういえば受験料はいくら?

これを読んでくださっている方は不思議かもしれませんが、紹介ページに受験料の記載が
ないのです。どの項目を開いても見当たらない。400元くらいだったか・・。
再度メールすると「550元」との返信。
ご・ひゃ・く・ご・じゅう!なんでそんなに高いの?
従来のHSKは初中等という私が受験していた試験が250元、その2倍。
この新HSKは従来のものと違い、合格不合格なので申し込んだ級に合格しなければ金の無駄。
ここで迷いが生じました。

残り1ヶ月ほどの試験に550も出すか。
従来のHSKは受験会場が維坊には無いため宿泊費など込みで600元を超えるのですが
スコアによって級が算出されるというシステム。そのシステムにも若干の疑問はあるものの
明確な証明が出る。

残る手段は銀行の窓口に出向いて支払うというものですが、現状で受験する価値があるか
どうかと考えると、半々よりも弱いか。
次回の試験が日本語能力試験と同じ12月2日なので、改めて勉強しながら受験する等級を
考えることにしました。

それにしても、このHSKのシステムには改善という言葉がそぐわないですね。
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思い出作りのプチ遠足

2012年09月24日 | 日記
9月24日(月) 濃霧のち晴れ

2日連続の早朝の濃霧でした。
濃霧は珍しくないのですが、2日連続は初めてかもしれないですね。

さて、今日は先日学生に約束したプチ遠足。
よほど楽しみにしていたのでしょうね、昼前に学生から確認のメールが入りました。

現状3年生の1学年のみ16名しかいないのでできることですが、授業の時間を使うので
他の先生には一切話していなかったのですね。教案にはちゃんと授業をやっているように
記載しますので・・・。学生たちには他の先生には秘密にしておくように、と話したの
ですが、出発時に方先生と鉢合せ。内緒ごとは難しいものですね(笑)

雪や芳とはよく個別で食事をしますが、他の学生と一緒に外に出ることは滅多に無く、
中には写真を撮るからと入念におめかしをして来た子もいたようです。

一緒に歩きながら幾度と無くシャッターを切り、彼女らが1年生の頃を思い出していました。
この学校に来た頃はたけし達1年生と3年生の雰囲気の違いを見てあまりの違いに驚いた
ものですが、たけしの学年の変化を見て、そして学年が一つ下になる今の彼女らの変化を
見てきて、やはり随分変わったなと。
2年生の2学期から夏休みを挟んで3年生になる、その約2ヶ月間でガラっと変わる子も。

この子達がこの学校で私が関わる最後の学生になるわけですが、卒業して働き始めて今よりも
更に輝きを増す子がどれくらいいるのだろうか。
卒業後にも会える学生のほうが圧倒的に少ないのですが、「いい顔になったね」と言わしめる
子がいてくれたら嬉しいですね。

今日は卒業を前に思い出作りの遠足でしたが、この笑顔が集まる写真はまた一つ宝物に
なりそうです。



2012.9 湿地公園
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長期休暇の旅行に向けて

2012年09月23日 | 日記
9月23日(日) 濃霧のち晴れ

来週末から始まる中秋節と国慶節の10連休の為の補習授業2日目、昨日は月曜日の授業、
今日は木曜日の授業と何故そういう割り振りなのか分からないのですが、木曜日は私は授業が
ないため、ホッと一安心して普通の週末になりました。

休み期間中に北京に遊びに行こうと思い新幹線のチケットを買いに行こうかと考えて
おりましたら、たけしからネットで予約できるという話を聞いて出るのをやめました。

そのたけしは卒業後編入試験を受験しましたが、、、いろんな事情を経由して今は北京にある
有名大学に入りました。最高峰の大学ではありませんが、東京でいえば六大学の知名度に
相当するのではないかという大学です。中国ではコネとカネで何でも何とかなるものです。

せっかく北京に知人ができたのですから、1年目の冬に北京を訪れた際に行かなかった長城を
案内させる予定でいるのですね。
気になる宿泊なんですが、何でも学生寮の同部屋の学生が6日まで帰省するそうで、そこに
宿泊させてもらうことになりました。うちの学校なら考えられないことですが、所違えば
規則も違うのですね。
なにせ長期休暇、ホテルの料金が跳ね上がっており、どこも2倍を超えているのですね。
北京だとエコノミーホテルでも維坊の4星レベルの料金です。それが倍になると2泊3日で
交通費諸々入れて月給の半分なんてことにもなりかねません。非常にありがたいことです。

さて、たけしから新幹線のチケットを予約する方法を教わったはいいのですが、たけしと
同級だった学生たちもわざわざチケットを購入するために授業を休んでいたのがいたのですが
予約が出来ているのであればそんなに急ぐこともないだろうに、何故授業をサボるのかと
たけしに尋ねましたら、
「過去のことですから忘れてください」だと。
外教の授業なんてお飾りも同然ですから、私も顔は厳しく心は放任なんですけどね。

このサイトでは大雑把ながら空席状況も見ることが出来るので、駅で電光掲示板とにらめっこ
する必要もなります。
前回は道路に雪が残る1月とまだまだ寒い3月でした。
今回は旅行には最高の季節ですので非常に楽しみにしています。
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減量に(再)挑戦

2012年09月22日 | 日記
9月22日(土) 雨

5月頃、あることをきっかけにダイエットを始めました。
中国に来てから一度は食事の味が合わなくて痩せたものの、慣れてからは太り続け、中国に
来る前は65キロだったのが70になってしまって、なんとかせねばと思っていた頃に
ある学生と賭けをしたのですね。私が新学期が始まる迄に65になったらその学生にサラダを
作ってもらうと。
何故サラダかというのは、学生は2人だったのですが、二人とも料理が苦手なので、野菜と
果物とドレッシングがあれば作れるサラダなら何とかなるだろうと。
それでも嫌がっていましたけどね。

私は10年前にアメリカ発のダイエット食品で5キロのダイエットに成功したことがあり、
やろうと思えば簡単なのですが、なにせ値段が安くは無いので、ネットで見つけた日本の
製品を使って7月末に帰国するまでに65.5まで減量に成功しました。
しかし美味しい和食の誘惑には勝てず、また67キロ台まで戻してしまいました。

そして昨日、私に少し太ったと指摘してきた雪に対して賭けを持ちかけました。
63にまで減量したら何かを作らせるというもの。彼女もまた料理が苦手なのですけどね。

自分で勝手に痩せればいいのですが、やはり明確な目標を持つとやる気がでてくるもの。
冬は夏よりも減量は難しいのですが、再挑戦します。
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プチ遠足の予定が一転

2012年09月21日 | 日記
9月21日(金) 曇り

スケジュールが決まった後で追加された口語の授業、学生との相談で月曜日の午後にスライド
することになり、午後の授業は授業にならん、と映画を予定しておりましたら、使っていた
教室のパソコンが何故か音声だけ出力されず、仕方なく授業を切り上げスライドは今日に
したのですね。
しかし火曜日の朝の授業で突然の思い付きで、散歩でもしようかと提案したのですね。
昨年の今頃新任のアメリカ人教師だったマイクとミンディを誘って主に太極拳仲間と
出かけた学校からバスで5分もかからない場所にある湿地公園。春に行く予定を立てていて
結局行かなかったので、ちょうど気候の良いこの時期に今の3年生との思い出作りに
出かけようかと思ったのです。
外出自粛中でしたから若干の迷いはあったものの、郊外なので平日に人が多いとは思えず、
10人以上の学生に囲まれていれば大丈夫だろうと。
学生はもちろん、大賛成ですね。

今朝の授業で集合場所や時間を決めたまでは良かったのですが、ふと今週初めに風を引いた
学生がいたのを思い出し、状況を確認してみたら「まだ治らない」と。しかも寮で同部屋の
学生たちにも広がってしまったそうで・・。つまりクラスの半数近くが風引きなのです。

それはいかん、と中止を持ちかけましたら、その最初に風邪を引いた学生が「大丈夫!」と
食い下がるのですね。「さっきの話は嘘です」なんて。時既に遅し。。
公園で新鮮な空気を吸えば元気になるとか、健康にいいとか。
懇願している内容と態度が幼稚園児のようで苦笑してしまいました。

休みの日に一緒に出かければお互いに自己責任の範囲になりますが、授業中に連れ出せば
完全に私の管理責任になります。発熱でもしたら大変ですからね。

午後の授業が始まる前にその学生から38度を超える熱が出たので授業を休むと連絡が
ありました。声の状態からして38度も発熱した子のものとは思えず、私への反抗心としての
欠席とも思えましたが、風邪を引いた学生に対して週末に治せば月曜日に再度機会を作る
ことを約束しましたので、しっかり治して欲しいものです。

ちなみに明日から2日間は来週末から始まる中秋節および国慶節の長期休みの振替授業があり
月曜日の授業が適用されるため、私も明日は午後から授業なのですが、体調不良の学生は
欠席可能にする予定です。
実は今日の午後の授業も半分以下だったので、明日もそうなる可能性は高いのですけどね。
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爆笑に近い失笑、中国人民日報

2012年09月20日 | 日記
9月20日(木) 晴れ

今週は外出は自粛と自らに言い聞かせつつも、デモ禁止令が発令されたので外に出たくて
仕方がありませんでした。
ちなみに携帯メール(中国の携帯メールは電話番号で送信する日本でいうショートメール)で
一斉に発令したようですが、残念ながら私の携帯には何もありませんでした。
私の番号は中国人名義になっているのですけどね。
このニュースが意味するところ、デモをしていた輩が政府からいつでも連絡のできる相手だ
ということではないですかね。

さて、昨日から今日にかけても複数の学生から安否を気遣ってくれるメッセージをいただき
感謝の気持ちでいっぱいなのですが、中にはこんな寂しい学生もいました。
ここに来た年の3ヶ月だけ関わった学生たちがチャットしているグループなのですが、
私もよく知っている卒業生がかなり反日のメッセージを載せておりましてこんなものが
http://env.people.com.cn/GB/238295/349148/index.html
もちろん彼女たちは中国人ですから愛国心は分かるのですが、私も閲覧できるグループで
紹介しなくてもいいだろうに(笑)
面白半分で島の旗を全て抜くことはできないかと画策しましたが、さすがにそれは
できませんでしたね。(笑)

しかし、このページのおかげで中国の尖閣に対する見解を初めて見ることが出来ました。
中国最大の新聞、人民日報のウェブサイトのようですね。
おそらく中国人が日本語訳しているものなので、若干読みづらいのですが
http://j.people.com.cn/94474/7952125.html
釣魚島(以下尖閣)は古来中国の領土でいろんな文献でも確認できる、と。
日本外務省の見解にある1885年の調査と95年の領土編入については詳しく言及していませんが
その背景らしきものをこのページで紹介しています
http://j.people.com.cn/94474/7952815.html
どちらも最初に発見したという主張に変わりは無く、日本政府の動き山縣内務大臣と
井上外務大臣のやりとりを紹介していますが、【極秘書簡「親展38号」】というのが
引っかかりました。
実際にそういう書簡があったとして、極秘であればそれを知りうるのは日本政府関係者か
大戦後日本を一時支配したGHQくらいのものではないかと思えるのですが、なぜ中国の
新聞記者レベルがそれを書けるのですかね。

外務省が記述している、大戦後に沖縄が米国の統制下にあり、尖閣もまたその一つになった
ことについては触れていないですね。

しかし、ここまで自信を持って主張できる資料があるのなら、デモなど引き起こさず
国際司法の場へ持ち出してもいいと思うのですけどね。
批判しかできない、ということは日本の見解を認めざるを得ない部分があるとしか見えませんね。

この他、読んでいて爆笑をこらえてしまう記事もありましたね。
http://j.people.com.cn/94476/7955623.html
【釣魚島問題の影響で円安が進行】という記事なのですが、この問題が発端で円安が進むと。
もしそうであれば、それは輸出産業には有難いことですし、ひょっとしたら中国で被った
損失など挽回できるかもしれません。
しかし、前段のページではあたかも日本が円安に対して緊急会議を開くようなことを記述し
後段のページでは日本が円安を促すと。
一体どっちなんだ?

ついでにもう一つ爆笑記事
http://j.people.com.cn/94474/7949074.html【日本は理性を取り戻さなければならない】という記事です。
一週間ほど前の記事ですが、
「長年来中国は近隣国と親しくし、近隣国をパートナーとする近隣外交政策を遂行してきた。
中国は自らの平和的発展によって地域の発展を先導し、地域の平和と安定を守り、地域の
繁栄を促進する重要な建設的パワーとなった。中国の良好な国際的イメージを、でたらめな
言葉のいくつかで変えることはできないのだ。」(文中より引用)

どこからこういう発想になるのか不思議で仕方が無いですね。
今日もQQで知り合った東京に留学している学生から「戦争」を心配するメッセージを貰った
のですが、確かにこんな報道を読んでいれば【開戦】が近いと思っても仕方がないですね。

経済開放政策で沿海部から先進国同様の生活環境を整えている中国ですが、思想や発想は
北朝鮮のそれと何ら変わることがないですね。
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