外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

1学期最後の授業は・・やはりまともには・・

2010年12月31日 | 日記
12月31日(金) 晴れ

温度計はが零下8度。しかも強風が吹き、とても寒い一日の始まりでした。

昨夜1年生の教室で元旦会のパーティーが行われました。
昨年今の2年生もちょうど私の試験の前の日に元旦会を行ったものです。
1年生は固定の教室があるため、できることなのですね。
昨年とは違い今年はわずか17人ですので、昨年ほどの賑やかさはなかった
ものの、皆歌を歌い、私も歌い、中にはこの学校に入って習い始めたダンスを
披露したりで学生の新たな一面を垣間見ました。

この会には2年生も招待していたのですが、実際に来たのはたけしと他に4名。
うちたけしと2年生の級長、サークル活動や女子寮の点呼管理をしている
女子学生が長い間一緒にいてくれました。

昨年この学校に来たころに、1年生と3年生の雰囲気の違いに驚いたものです。
1年生は日本で言うならまだ高校に入ったかのような雰囲気。
しかし3年生にもなると、しっかりと大人の女性を意識させられます。
どこでそんなに変わるのかと不思議に思っておりましたが、今の2年生も少しずつ
化粧が上手くなってきており、昨夜一緒にいた女子学生はしっかりと先輩の
風格すら漂わせていました。少々私が圧倒されていましたね。

さて、今日はそんな彼らの私の最後の授業だったのですが、1年生は全員出席。
しかし2年生ともなると元旦を実家で迎える学生が圧倒的多数で僅かに7人。
かなり唖然としてしまいました。中には事前に欠席を通知してくれる学生もいたので
30人くらいかと見込んでいたのですがね・・・。
実は今日出席すれば1学期の皆勤が13人いたので、日本から持ってきたお土産を
皆勤賞としてプレゼントする予定だったのですが、一気に3人に減ってしまった為
出席した全員にプレゼントしました。残り物に福がある、とでも言うのか・・・。

授業を開始して暫くして、一人の女子学生が遅れて出席してきました。
見て驚き。今週から例のホテルに派遣されてアルバイトをしている学生です。
成績はクラスでもトップレベル、顔は大人しいのですが、私の朝の運動にたまに
参加したり、夏休みに維坊のホテルに泊まって自習したりと行動がかなり個性的な
学生なのですね。
『仕事はどうしたの?』「休んできました」
たけしから「中には仕事を休んでテストに参加する学生がいるかもしれませんよ」と
聞かされ、「例えばあの子」とちょうど彼女のことを指していたのです。
『いくらなんでも、仕事を始めたばかりでいきなり休みを貰うなんてことはないだろう』と
返しておりましたが、その「いくらなんでも」が現実になったわけです。
その学生の話では、成績が気になっているのだとか。
この仕事に従事する学生は試験免除になっているので、先生の裁量に任せれば
いいわけなのですが、1年生最後の包先生のテストでもたけしを抜いてトップだった
らしいので、こだわりがあるのでしょうね。
残念ながら即興のテストは満点には程遠いものでしたが、授業態度はとても
真面目ですし、わざわざ休みを取って出席したのですから、幾らかの上積みは
考えています。既に総合点で90点を超えてはいるのですが・・・。

この元旦はテストの後処理、成績を出すなどの仕事がありますが、なんとか私も
一区切りついて新年を迎えられそうです。
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学期末試験終了

2010年12月30日 | 日記
12月30日(木) 晴れ

2年生のテスト。19人がホテルのアルバイトに従事するという話を聞いていたのが
実際には9人にまで減ったようです。詳細は分からないのですが、念のためと
多めに印刷しておいて正解でした。

1年生17人と違い、それでも38人はいるので、不正行為は起こりえます。
実際にたけしも携帯電話からの発信者になっているようで、それを教師の私に
教えてくれる彼も彼ですが、、。(笑)
2週間も前からテスト中の携帯電話、使用・所持は禁止しており、電源を切ること
鞄の中に入れることをまず徹底しておきました。もちろん、一人一人確認は
できないので、あくまでも口頭で伝えるだけですが。

試験時間は30分を考えていたのですが、実際には20分で終わる生徒が一番
早いくらいでしたね。やはり難しかったようです。なかなか解答欄が埋まらない生徒が
多くいました。結局は1時間近くを要しました。

実は今回の試験はもう一つ細工をしておりまして、3種類の問題用紙を準備
したのですね。これは選択肢abcの順番を入れ替えるというもの。

問題:今の天気はどうですか?
問題用紙タイプ1
a晴天です
b曇りです
c雨が降っています
問題用紙タイプ2
a曇りです
b晴天です
c雨が降っています

この問題、正解は「曇りです」なのですが、隣の席は別のタイプの問題用紙に
なっており、隣の生徒が正解していて、その答えだけを書き写したら不正解になる
というものです。
携帯電話を使えないですし、席も1つおきに座らせているので他人の答えを
見ることは難しいとは思ったのですが、実際に採点すると結構いるものです。
中にはクラスでトップランクに位置する子が、折角正解を書いているのに、終了
間際のどさくさに紛れて書き直し、4問不正解になってしまった子もいます。
自分自身を信じてくれれば良かったものを。

なにはともあれ、明日の授業とこの試験の後処理で今学期の仕事は終了。
もうひと頑張りです。

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試験週間直前の人材派遣

2010年12月29日 | 日記
12月29日(水) 晴れ

2年生のテストの草案が漸く固まり、一息ついて昼食に向かった昨日
たけしと寮の仲間と遭遇。彼らの授業は11時55分まで。食堂は11時半から。
集団でさぼりか?と思いきや
「彼らはこれからアルバイトに向かいますので、送ります。先生もどうですか?」

アルバイト?これから?なんで?
たけしが言うには、国際商務学院(旧外語系・今年から「系」即ち学部ごとに学院
という名称に変更)の学院長(学部長)の推薦により多くの学生がサービス業の
アルバイトに派遣されることになったのだとか。
その派遣先はジャスコ付近にできたばかりの大きなホテルで、5つ星級なのだとか。
派遣期間は1ヶ月で住み込み。従事する学生は期末試験免除。
先週末に突如その話があり、試験週間を1週間後に控えて多くの学生が応募
したのだそうです。そのほとんどが2年生だそうですが、日本語科も47人中19人が
そのアルバイトに派遣されるとの話でした。
派遣される学生達は試験免除ですが、成績については担当教師が普段の態度
を考慮して算出するのだそうです。

学院長という学部の中のトップからの指令とあれば、従わざるを得ないわけですが
これがまた教務から我々へは何の通達も無し。
私などはたけしから聞いただけで、もちろん男子学生は誰が従事するのかは
把握できたのですが、女子学生は誰がその中にいるのかさえ分からないのです。

出席点とテストの結果で最終的な成績を出すのですが、4割が出席点のみと
なるため、ばらつきは出ますね。優秀な学生と既に諦めに入っている学生に
同じスコアを与えることはできませんから、あとは包先生に判断を任せるかな・・・。

朝の運動を共にしている孫、彼は会計系なのですが、彼らには一切そういう話が
ないそうです。この学校で最大の学部なのですけどね。
『推薦した学院長にリベートが入っている可能性があるね』と話しましたら
「可能性じゃなくて、必ず入ってるよ。そうでないとわざわざ学生を派遣しないよ」
私も一度だけ遠くから見ただけなのですが、かなり大きなホテルでした。
孫に言わせるとと「一気に人を集めるのは大変だから学生を依頼しているんだろう」
確かに、5つ星級で大きなホテルとなれば人員もかなり必要。
そこに外国語専門の学生が来れば更にいいわけで。
全体で何人の派遣になるのかは分かりませんが、一人の給料が1200元。
その数パーセント分をリベートとして受け取れば春節前のいいお小遣いですね。
学生にしても試験免除でしかも休み前に大きなお小遣い、美味しい話です。
もちろん、冬休みは若干減りますけどね。

私にとっては一気に学生が減るので試験監督はやり易くなるのですが、しかし
翌日の今学期最後の授業で挨拶できないのは残念ではあります。

ちなみにたけしはというと、興味は持ったそうなのですが、冬休みにお父さんの紹介で
北京で通訳のアルバイトをすることが決定しているので、諦めたのだそうです。
『うちのクラスの男子はイケメン揃いだから、そのまま就職もありかもね』なんて冗談で
言ったのですが、可能性はあるかもしれません。
そのホテルの客層がどのような人達なのか分からないのですが、5つ星クラスであれば
外国人旅行者にも紹介されるはず。実際に外国人のサポートをして外国語の
重要さを実感してくれれば、給料以上に大きな財産になる。私の個人的な
期待にしかすぎませんけどね。。
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1年生のテスト終了 今日も新たな発見

2010年12月28日 | 日記
12月28日(火) 晴れ

いつもならドアを開けると「センセー オハヨー」と元気に迎えてくれる1年生が
今日ばかりは「ア==」と嘆息の声。いきなり笑ってしまいました。
そう、今日はテストの日なのです。
昨年のテストでは、たけしを含め満点だけは取らせない、と練りに練ったつもりが
却って簡単なテストになってしまい、47中10人以上も満点を出すことになって
しまったのですね。
その反省も踏まえ、今年は選択肢の問題は控えめにし、記述式を増やすことに
しました。
今回のテストの一部分です。アルファベットの部分を正しく直すというもの。
------------------------------------------------------------------

学生:きのうは とても aさむいでした。
先生:そうですね。きのうは なにを bしますか?
学生:かいものに cいきます。
先生:なにを dかいますか?
学生:じしょを eかいましょう。 15元でした。
先生:それは eひくいですね。
学生:ところで こんしゅうまつ えいがにいきますが 先生もいかがですか?
先生:いいですね。なにを みますか?
学生:fイタリア(法国)の あたらしい えいがです。
    先生は gまだ みましたか?
------------------------------------------------------------------

中国語には形容詞や動詞の時制(過去形など)という概念がないため、
包先生よりも流暢に話すたけしでもよくその使い分けを間違います。
しかし、これは日本語においては基礎中の基礎。
私の授業の後半は、ひたすら形容詞と動詞の過去形、過去否定形を使った
会話の練習を繰り返しました。
なにせ、週2回ですから単語や読解はメインの先生の授業に任せきりです。

この問題、作成段階でたけしに見せたところ、aから既に止まっておりました。
小学校の頃からアニメを観て独学したのはいいのですが、初期文法などは
ほとんど勉強していない為、身に付いていないのです。
おそらく、1年生から熱心に勉強している女子学生なら解けると思います。

テストは普段の勉強態度を如実に表しておりまして、高校時代から勉強して
いる子はもちろん、休みの日もたまに教室で自習している生徒達はあっという間に
終わらせました。

中には面白い生徒がいまして、いきなりセロテープを持ち出すのですね。
テスト用紙を破った音もなかったのですが
「書き間違えました」
こちらの学生は鉛筆やシャーペンを使う学生が少ないのです。テストでさえ
ボールペンで書く為、間違えたときは打ち消し線を引く生徒が多いのですが、
テープを貼り、剥がして、書いた部分を剥ぎ取る。これには驚きました。
たしかに、修正液もあまり見ないものです。レポートはどうするのでしょうね・・。

テストの最後は会話。私と一対一で会話するもの。
方法は簡単で、テストの最後に質問文を三つ作成したのですね。
1.好きな料理はなんですか?
2.どうやって家に帰りますか?
3.冬休みは何をしたいですか?
まだ私の日本語を理解できない生徒もいるので、一度書かせて発表させよう。
もちろん、事前には会話のテストがあることしか話していません。

私の日本語に慣れてきた生徒は難なく答えたのですが、やはりそうでない生徒は
2番の質問の際に3番の答えを返してしまうなど、まだまだ耳が追いついていない
ようです。逆に、書けなかったのに答えてくれた生徒もいて、こういう子は読み書き
よりも会話タイプの生徒なのでしょうね。おそらくですが、筆記が終わった生徒から
この会話テストを始めたので、耳でその会話そのものを覚えてしまったのでしょう。

中には普段の授業態度は真面目なのに全く書けない生徒もいました。
私は書かせることは一切やっていないのですが、大抵の子は自らノートや他の
テキストに私が板書もしくは黒板に張り出した会話文を書き写しているのですね。
他の生徒達が次々に終わらせる中、半泣き状態になっていたのですが、どうやら
会話のテスト中に誰かから教わったようで最後には空欄を埋めておりました。
もちろん、そのとおりなら不正行為ですが現場は見ておりませんので、これを機会に
メインのテキストを復習して来週の本番(私のはどちらかというと茶番に近い)に
臨んで欲しいものです。

1年生のテストが一段落し、次は木曜日の2年生のテスト。
本日昼前に完成間近になってきたのですが、ここで寝耳に水の知らせが
たけしから入りました。これについてはまた明日以降に記述したいと思います。

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日本酒の贈り物

2010年12月27日 | 日記
12月27日(月) 晴れ

今日は比較的穏やかな朝、とはいえ零下5度くらい。
風が少ないためでしょうね。風が吹くと零下10度を下回る感覚だろうと思えます。

先日市内のある有名なスーパーの中で見つけた日本酒
「松竹梅」「白雪」「日本盛」
なにかことあるごとにお土産を持って来てくれるたけしのお父さんにとプレゼントを
考え、お酒好きなことから日本の清酒をと考えたのですね。
そこで、あるSNSでどれがいいかと仲間に尋ねたところ、この近隣の街に住んでいる
日本人の方からジャスコに置いてある「松竹梅」は宝酒造さんが製造している
本物で、現在維坊ではジャスコにしか正規ルートのものがない、という情報を
いただきました。ご存知の方はご存知なのですね。
私は元々日本酒が飲めない性質なので、味がさっぱり分からないのですが、
たけしによると「松竹梅」の文字はこちらでもいいものを指すということなので
今日ジャスコに探しに行きました。

さすがに日本のスーパーだけあって、あるところにはちゃんとあるのですね。
見覚えのある焼酎もいくつかありました。そしてその焼酎が日本酒より高い。
日本酒はそんなに安いものなのかな・・・。
自分から買うことも稀なので、値段が分からないのですね。
焼酎は一升瓶なので大きいが安い、焼酎は手ごろな大きさで少々高い。
ボトルの装飾を見ても焼酎に傾きかけたのですが、たけしには元旦休みに
持たせようと思っていましたので、やはり日本酒。少々荷物にはなりますけどね。

アルコール度数15度。こちらの白酒に比べれば水の感覚かもしれませんね。
焼酎であればまだ度数はありますが、日本のようにお湯やウーロン茶で割る
という方法はこちらにはありません。「そんなことして美味しいのか?」と真剣に
尋ねられます。そんな焼酎の1.5倍から2倍の度数がある白酒を一気に飲む
のですから、やはり体質が違うとしか言いようがありません。
一升レベルの日本酒なら一晩であっという間に飲み干されるかもしれません。
ま、贈り物ですから飾り物にしてもらえればいいかな、と思っていますが。

ただ、一点困ったことがありまして、日本にあるような外箱がないのですよね。
日本でも外箱は吟醸クラスや一級酒以上かもしれませんが、それにしても
買い物袋で贈り物というのは・・・・。仕方ないか。
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1日遅れのステキなクリスマスギフト

2010年12月26日 | 日記
12月26日(日) 晴れ

風邪の後、二日酔いと続き、しばらくお休み中だった朝の運動を再開しました。
休みの日とあって人がまばらな中、この新学期途中から朝を共にしている
会計系の2年生、孫と久しぶりの運動。気温が零下10度近くとあって手袋を
している手もかなり悴んでおり、早々に食堂へと向かってしまいましたが・・・。
チャットで孫に風邪がほぼ治ったから土曜日にはまたグラウンドに出るよ、と
伝えておいたのですが、さすがにイブの翌日とあって、酒か何かであることは
勘付いていたようです。

さて、先週の月曜日、ライアンが去るとき、彼が残していったもの
「プレゼントがいっぱいでどうにもならない。服を置いて行くから好きに着てくれ」
簡易クローゼットの半分もあろうかという衣類の山。
いくらプレゼントが多いとはいえ、大事な服もあるんじゃないかとは思ったのですが
スーツケースを大小2つも抱えて、さらに子供の体重以上もありそうなリュックと
更にビジネスバッグを見たときには、納得しました。
ただ、高校時代からフットボール(アメフト)をやっている彼の体格からすると、その
服が着れそうなのは私の学生の一人でバドミントン部の主将かあと僅か。
たけしに「とりあえず、寮の仲間を呼んでおいで」と伝え、今朝見に来たのです。

若い男性の押入れのごとく、服はただ投げ入れているだけの状態で、それを
1枚1枚丁寧に拾い出したのですが、あるわあるわTシャツからワイシャツ、ジーンズ
スーツまで。下着以外は全て置いていったかのような品揃えでした。
スーツの銘柄はブランド物では無さそうでしたが、それでも安い品物ではないはず。
それを残してまでも持ち帰ったプレゼントの数々。彼にとってこの4ヶ月がいかに
忘れがたくそして素晴らしいものであったのかがよく分かりました。

そんな中、私が目をつけたのはテレビ。
なぜかフラット型のテレビが置いてある。昨年の同じ時期まで私がここで使っていた
ものと違う。ん・・・。何故だろう?今我々が使っているのは同じ大きさの画面で
ブラウン管タイプの大きなもの。たけしにそのテレビのブランドを尋ねたら、なかなか
有名な会社のものらしい。「先生、交換しますか?」とたけし。『だな』
すぐさま外事主任にメールを入れたら「いいよ」との返事。よっしゃ。
このブラウン管タイプのテレビは私一人で持てるような大きさのものではなく、
スポーツマンタイプの学生二人でもかなり苦労していました。
私と完全にパソコンと楽器オタク化しているたけしでは到底不可能。
アメリカ人の服をえさにとてもステキな物が私の部屋に舞い降りてきました。

たけし達3人はそれぞれ服を選びながら「どれもこれもmade in China」だな、と
呆れていましたが、今先進国の衣料を見て中国製で無いほうが少数派のはず。
『世界の服はほとんどが中国製だよ。ただ、外資だから品質はしっかりしているよ』
ライアンが「夜の市でジャケットを買ったら、既にポケットの中が破れていた」と
笑っていましたが、同じ中国製でも国内向けと輸出向けでは品質管理がまるで違う。
そういうこともあって私は中国でまだ衣服を買ったことがないのです。

スーツと一緒に置かれてあった保管用の袋いっぱいいっぱいに服を入れて、3人は
喜んで寮へ戻りました。
私は他にも少々物色。何故か、扇風機が2台。
とうとうこの部屋もエアコンが効かなくなったか。昨年は2度しか使っていませんが
まだ冷気は出ていたのですよね。
『来年の6月中旬から活躍してくれそうだ』
クーラーが効かない上に送風状態にするとカビなのか、変な臭いが漂うのですね。
とりあえず、「ふつうの」風が当たるだけでも有難い。
今日1日で2つ美味しいものが手に入りました。昨日の最悪なクリスマスから一転
ライアンサンタが残してくれた素敵なクリスマスギフトでした。
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最悪のクリスマス

2010年12月25日 | 日記
12月25日(土) 晴れ

ある意味一生忘れられないクリスマスになるかもしれないですね。

午前2時半頃だと思います。なんとも言えない痛みで目が覚めました。
凄い頭痛。頭が割れんばかりの痛さ。

もんどりうつというのか、少し寝ぼけていますから何をしていいのか自身がはっきり
しない中、だんだん意識がハッキリしていくのですね。
二日酔いが始まったようでした。

水を飲んではベッドに入り、トイレに行ってはまたベッドに入り、体内からアルコールを
抜かないと、、、と思いつつもそう簡単に抜けるものでもありません。
身体は疲れているのに眠ることの出来ない辛さ、一時的にでも痛みを感じないで
済むなら睡眠薬でも麻酔でも欲しい気分でした。

濡れタオルを額に首に巻いて少しずつ落ち着いてきたのが既に5時半頃。
痛みは残るものの、少し寝られる状態になったようで、次に気づいたのが8時過ぎでした。

あの中国式乾杯なんですよね。原因は。

一度、酒文化の違いについて本気で怒り、
「そんなに飲ませたいなら、俺は帰国した後、もう中国には来ない」と言い放ち
当時外語系の一役員だった包先生の旦那が慌てて飲まなくてもいいです。と
なだめにかかったのですが、今ではそれも昔の話。
またもや、「干(飲み干せ)!」が始まりました。
こちらでは注がれたお酒は飲むのが礼儀ですので、もう歯止めがきかない。
自国の文化が正しいと信じる彼らに悉くやられましたね。

ベッドから起き上がって、これなら動けると思ったのが既に午後3時。
痛みを感じてから12時間も経っています。
丸1日潰してくれたか・・・。

折も折、帰国まで2週間ちょっと。
全ての荷物を持ち帰る準備をするかな、と考えたものでした。
学校側、外事主任が我々のために食事会を催してくれるのはありがたいこと。
しかし、それが今私にはありがた迷惑になっている感じもあります。

「もう二度と晩会(パーティー)には参加しない」
この中国人にとっては当たり前、日本人やアメリカ人から見て異常と思える状況
から逃れるには、その場にいないのが賢明なのですね。
それで難色を示すなら
「お互いに嫌な思いはしたくないから、この学校を離れるよ」
酒文化の違いが原因で仕事を辞める、これが実現したら私の人生で初の経験に
なりますが、相手がそれで納得するなら、それもあり。それも中国だと理解するまで。
 
そこまで話が発展することはないとは思いますが、少なくともこの学校で酒の席に
出ないほうがいい。
風邪など不可避なことなら仕方ないのですが、無理して飲んで1日を苦しみながら
棒にふるのは時間の浪費でしかない。それを主任に分からせなければいけません。
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平安夜(クリスマスイヴ)

2010年12月24日 | 日記
12月24日(金) 晴れ

今週に入って気温が下がっており、今日もおそらく最高気温は零下。
昨日中学校に行く道すがら川の水が凍っていたのが見えました。
校内にある池も完全に厚い氷で覆われています。

2年目になる中国のクリスマス。聖誕節といいますが、イヴは平安夜というのだとか。
昨日学生とチャットしていて知った言葉です。普通に聞くと何のことか
分からないですね。ひょっとしてsilent night holly night から来ているのでしょうか。
今日は午前に1年生の授業があり、生徒から2つのリンゴを頂きました。
こちらのクリスマスの風物詩です。
みんなこぞってリンゴを贈るので、リンゴの値段が高騰するのだそうです。
通常なら1個1~2元のところが6~38元まで上がるのだとか。
日本のお菓子業者がケーキで稼いでいるのと同じで農業関連の仕業かもしれませんね。
もちろん、貰って嬉しいものではありますが、どこかの欧米人が別の物を贈れば
流れが変わるのではないかと思ったりもします。

今日は夕方から学院長主催の外教クリスマスパーティーがありました。
この1ヶ月で外教の食事会はKさん、ライアンの送別会そして今日のパーティー。
ひたすら飲まされている感じがありますね。
なにせ、今までホストの横は最高齢のKさんと決まっていたのですが、今は私が
最も年上になるので今日は学院長の横になってしまい、一応白酒は許して
もらったのですが、そのぶんビールをたくさん飲まされました。
久々に頭の中が回っていく感覚を覚えました。
ただ、普段の誕生日会と違い、今回は学院長主催なので出てくる料理も食堂の
最高級のもの。味がまるで違います。全てが美味しかったですね。

生徒達の話によると、贈りあったリンゴは夜の12時に食べるのだとか。
普段は遅くとも11時には寝ている生徒達も今日は夜更かしするのだそうです。
男子生徒は普段から遅くまで起きて、遅くまで寝ていますけどね。
今日は私も12時にリンゴを食べるつもりです。
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中学校での代講

2010年12月23日 | 日記
12月23日(木) 晴れのち雪

こちらに来て初めてのアルバイトと言いましょうか。
今週月曜日の維坊学院の授業の後、バスでこの学校の日本人教師と会いまして
彼女が非常勤で教えている中学校で一日だけ代役を頼まれたのですね。

引き受けたのはいいのですが、前日まで学校の情報が分からないという状況でした。
少々不安な請負でしたが、たけしが時間があったので、通訳として一緒に
来てもらいました。

学校はインターナショナルスクール。
一応日本語クラスというのがありまして、その2年生の授業だったのですが
授業が週に1回という状態でして、ほとんどの生徒がひらがなも満足に読めない。
しかも隣にある韓国語クラスに先生が来なかったため、韓国語の生徒も一緒に
授業に参加するという、まさに中国ならではのなんでもあり状態でした。

宿舎を出発する寸前まで、どんな授業がいいのかいろいろ考えていたのですが、
結局簡単な挨拶から教えることにしました。
・はじめまして わたしのなまえは○○です
・おはようございます こんにちは こんばんは さようなら おやすみなさい
・おとうさん おかあさん ただいま おかえりなさい
すぐに実践できる言葉のほうが練習しやすいですからね。
ただ、ひらがなが読めないので、ローマ字をこちらのピンインの発音に合わせて
板書してみました。
「し」・・XI
「す」・・SI
「ち」・・QI
「ら・り」・・LA・LI

全体で40人ほどと聞いていた生徒数は25人程度。
4人1組くらいの机の並べ方をしていたので、1組ずつ立たせて発声させました。
全体だと声が出ていない子が分からないのですが、かと言って一人ずつだと
萎縮して声が出ない子もいますからね。複数で一緒なら安心感があります。
初めは立って発声する事に驚いていたようですが、何度もやると次第に慣れて
とても上手くなっていましたね。やはり吸収力は違う。

授業時間は55分。4時25分から始まり、5時20分まで。
終わる頃には既に外は暗い。
終了の鐘がなんと、Kenny G のgoing home。私も大好きな曲ですが
さすがインターナショナルスクール、やることが違います。気分良く帰れました。

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中国語授業終了

2010年12月22日 | 日記
12月22日(水) 晴れ

朝起きて、まだ喉のしこりは取れず、一応起きて朝ご飯は食べたのですが
中国語の授業は断念しました。完全防備して出かけたとしても、酷くならない
保証はありませんからね。授業に影響がでるほうが心配です。

授業の休み時間あたりに同じ授業に参加していらっしゃる日本人の方に
メールしましたら昼頃にお電話を頂きまして
金曜日が最後のはずだったのに、クリスマスイブが学校全体が休みになったそうで
今日が最後の授業、そしてその金曜日に行われる予定だった簡単な食事会も
明日に変更になったのだとか。
ある意味、この急遽ぶりはうちの学校よりも酷いかもしれませんね。

すっきりしない形で中国語の授業が終わってしまいましたが、これもまた
時の流れですね。来期も参加するかどうかはまだ決めていません。
こちらの授業数と維坊学院の時間割を見比べ、授業料も考慮に入れて
検討したいと考えています。ただ、今のクラスで来期使うはずの教科書は既に
手に入れて、そのCDもネットで購入したので、冬休み中に独学できれば
来期は上級者レベルに挑戦したいものです。
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