4月27日(土) 晴れ
出発を祝福してくれるかのような見事な晴天の中、船は順調に青島へと向かって
います。
この山東行きを決めた時、移動手段は飛行機を考えていたのですが、往復の日付を
いつにするかと考えておりましたら、行きのチケットが無くなってしまいました。
慌てて帰りの航空券を予約して、行きは船に切り替えたのです。
下関から青島へ向かう船は水曜日と土曜日のみで、青島に到着した次の日が結婚式
ですから到着した後が慌ただしくなるのですが、時計の針が急に遅くなるような
錯覚さえ覚えるこの旅程は一週間の疲れを取るには良かったのかもしれません。
デッキで感じる風もとても心地よいです。
ちなみにその航空券の購入について、当初は某航空会社が運営しているらしい
トルノスというサイトを見ていたのですが、ずっとチケット残数が「残り僅か」に
なっていて、帰りの日程も決め、いざ購入しようとしたところ、
予約中に満席になりました という有り得ない表示が出たのです。
他にSKYGATEというサイトがあり、そちらでも空席有りとあったので安心して予約
しようとしましたら、ほぼ同じようなメッセージが出てきた上に、
おススメの他の日程というのが下に表示され、今まさに予約出来なかった便名が
堂々と表示されていたのです。
福岡→青島→北京というどちらかというとマイナー路線?ですから一般客には
あまり影響はないのでしょうが、もしこちらのサイトをご覧になることがある方は
ご注意のほどを。
乗船後に周囲の中国語を聞いて、まるで帰ってきたかのような懐かしさを覚えました。
毎日通勤の車の中で北京にある大学と中国のテレビ局が共同で開発した中国語教材の
ビデオを見ているのですが、登場する女性の北京語は当然のことながらとても綺麗。
久々に巷の人々が話す普通の中国語を聞き、これだこれ、と妙に納得してしまいました。
生活の中で中国語を使うことが当たり前になっていたあの暮らしから、帰国後は
中国語を使う機会が口ではなく、PC上の文字だけになっておりましたから
会話については少々不安なまま到着することになるのですが、青島から新幹線に
さえ乗ってしまえば濰坊では助けてくれる学生や友人がたくさんいますので
とりあえずそこまでは何とか乗り切るよう頑張ります。
このブログは4月28日に掲載しました。