外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

終わりに向けての始まり

2011年09月30日 | 日記
9月29日(木) 曇り

9月も最終週になって漸く始まった3年生の授業。
今日は休みが多く、36名の授業でしたが、この2週間がずっと2年生17人の授業だったので
とても多く感じました。
今日は「夏休みの思い出」と題して各自発表。
新学期が始まった当初、私の2年生の授業と他の先生の3年生の授業がすぐ近くだったので
休憩時間を拝借して初回の授業に発表させる旨を伝えておりましたら、半数近くの学生が
既に準備をしておりました。嬉しかったですね。
発表の順番は自己申告制、初めこそなかなか手が挙がらなかったのですが、勢いづくと次々と
手が挙がり始めて、今日明日の両日を使って行う予定が今日だけで出席した全員の発表が
終わりました。

発表の内容や発音、文法にについてはとやかく言わず、終わった後に
「楽しそうですね」「よかったですね」とコメントしてあげると、とても嬉しそうでした。
突き詰めれば、色々と修正したいところではあるのですが、9割近い学生が夏休み中に
勉強していないことは分かっておりましたし、これから1月に実質卒業して日本語に関連する
仕事に就くことはないことは想像に難くないので、あえてこれ以上は突っ込むつもりは
ありませんでした。
究極な言い方をすれば、昨年に比べ、勉強している学生たちがどれくらい成長しているのかを
見たかったというところです。この夏にスピーチコンテストに参加し、日本語能力試験を
受験した学生たちは間違いなく成長していますし、発音も綺麗になっている。
彼女たちが実際に社会に出て日本語を使う仕事に就けるレベルであるかと考えると、現状では
かなり困難と言わざるを得ないのですが、それでも日本語能力試験2級に合格すれば、
履歴書でアピールは出来ますから、残りの期間を頑張って欲しい。

残りの学生については、悪い言い方をすれば、大学特にこの学校は日本で言えば短大のようなもの。
大半の学生が語学力云々よりは単位は取って楽しい学生生活を送るのが主目的になっていますから
この期に及んでその大半の学生に対して厳しく接しても無意味なのですね。

今となっては1年生の頃のあの輝いていた真剣な眼差しが懐かしですね。
今年は新入生がおりませんから、その違いを再確認することはできませんが、彼らが1年生の頃
3年生と比較して感じていたことを思い出します。
3年生はさすがに大人であることを感じさせ、女性は特に綺麗な子が多い。が一方で目が
落ち着いているか死んでいる。
1年生は中学校を出たばかりと言っても過言ではないくらい少女を感じさせる雰囲気ですが
こんなに輝く目を見たのはどれくらいぶりだろうと思い返すほど綺麗な目をしていた。
当時の1年生が2年後にはどう変わっていくのかが楽しみでしたね。

今は別の意味で目つきが変わってきている学生もいます。
外国語を勉強する難しさを分かった上で、試験に向けて頑張っている学生たち。
輝いているという表現は合わないですね。鋭くなっているとでも言うのでしょうか。
現状はそんな彼女らの目を楽しみにしているところです。
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今年も水圧問題再び

2011年09月28日 | 日記
9月28日(木) 雨

何かいつもと違う音がする、と外を見ましたが、何だか分からない。
外に出て雨だと気づきました。路面が濡れていなかったので降り始めは5時半頃ですね。
久しぶりに太極拳はお休みです。

午前中は降ったり止んだりが続いたのですが、午後私の授業が始まる頃になって本降りに。
傘を用意してなかった学生たちが授業が終わった後足早に寮へと向かっていました。
中には鞄さえ持っていないので、教科書を頭に載せる学生も。
ハンカチを持つという習慣は無いのかもしれませんが、教科書を濡らすのはどうなのかと
考えさせられましたね。

たまに雨が降ると頭に浮かぶのが「維坊の水はどこからきているのだろう?」という疑問。
昨年だったかおよそ3ヶ月間雨が降らなかったことがありましたが、それでも断水はなし。
学校内の何かの不具合で水が止まることはよくありますけどね。
新幹線で1時間ほど西に行ったところが済南という山東省の省都でそこは水の町として
有名だそうで湖が豊富だそうなのですが、そこから水を供給しているのか・・?
日本であれば、晴天が続いた後に雨が降ると水資源の供給と捉えられますが、こちらでは
あまりそういう話を聞かないのですね。

新学期になると特に水について考えてしまうのが、たびたび弱くなる水圧。
この4ヶ月はこの小さい敷地に一万人近い人間が生活するため特に午前中は蛇口から
水が出てこないことがしばしばあります。出てきても非常に弱いので午前中に洗濯機を回す
ことは出来る限り避けなければなりません。タイムオーバーでアラーム音がよく鳴るのです。
一昨年はその現実が分からなかったので頻繁にアラームを鳴らしたものです。
アラームだけならまだいいのですが、これがシャワーになると恐怖。
シャワータンクの中にお湯は溜まっているため、熱湯は出てくるのですが、冷水は水道から
出てくるため、触れない熱さのシャワー水が延々と出てくるのですね。
夜はさすがに問題ないのですが、朝太極拳が終わった後に授業があると身支度をするために
シャワーを浴びるときは少々緊張しながらコックを回します。
幸い今年は朝一番の授業がないので余裕があるのですけどね。
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休みを一日追加

2011年09月27日 | 日記
9月27日(火) 晴れ

維坊に帰ってきた日から続いた曇天は何だったのか、と思えるほどの晴天続きです。
晴天続きのお陰で気温も少し上昇している気配を感じますね。

日曜日、たけしを部屋に呼ぶ2時間ほど前に同僚の先生から電話がありました。
授業数が増えたので時間割をメールしてくださったのだそうです。
送信してくださったのは土曜日なのですが、休みの日なのにご連絡を頂いたのですね。

早速確認してみて、、絶句。
できれば入れて欲しくない時間帯の午後4時前から5時半までの時間が新規で3つも追加。
誰もが嫌がる時間帯、しかも水木金の三日連続。
先学期は1年生の授業が金曜日の午後に組まれ、嫌な思いをしましたが、それを凌駕します。
それだけでも困ったものなのに、うち2つが「日本文化欣賞」
日本文化の鑑賞って、、過去2年間そんな授業なかったんですけど・・・。
早速その先生に電話して、私ほど日本文化を知らない人間もいない旨を説明しました。
私は日本古来の伝統文化、特に『道』がつくものにはかなり疎い。
唯一高校時代に体育の一環で二者選択しかなかったうちの剣道を経験したくらい。
何か教材でもあれば別ですが、元々外教には教材はありませんし、調べると言ったところで
中国語にあてはめて説明するのは大変。
その先生は「日本の交通とかラッシュアワーとか何でもいいんですよ」と仰ったのですが
交通はまだしもラッシュアワーを文化と呼んでいいのか疑問。(広義なら可能かも・・)
結局は今までどおりの授業をしていい、という方向で終結しました。

ただ、授業をするにしても午後の最後の授業です。皆やる気がないのは明らかなので
やはりビデオ鑑賞にでもするか、せっかくなら文化を味わえる時代劇ものがいい。
ということで某放送局のものを採用することにしました。
主演が音大を舞台にした大人気学園ドラマの女優なので馴染みも深い。

あと問題が一つ。
その午後最後の授業しかない曜日が2つ。この一つを何とか動かせないか。
水曜日がその一つなのですが、新たに追加された2年生の授業に月曜日の午後1つ目があり、
その後に組み込めば、連続になるので効率がいい。そして水曜日は休みになる。
2年生にその時間帯に授業がないことが条件で、同じ教室が空いていれば猶いい。

それを昨日の午後の授業で学生に話そうと思いましたら、誰も来ていない。
学生の一人に電話したら、寝ぼけ声で「月曜日の午後は授業がありません」だって。
何も通知されていなかったようです。ま、ありがちなことですが。
今日の授業で改めて確認しましたら、水曜日のその時間帯は皆自習希望だった為、
あっさりと同意。そして教室もその時間帯に使う先生はいない。
すぐさま、今学期のその時間帯を全て予約しておきました。
あとは同僚の先生にお知らせだけして週休3日完了の予定です。

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突然の出場辞退通知

2011年09月26日 | 日記
9月26日(月) 晴れ

コンテストの為の練習、土曜日にたけしから個人の部の原稿を書き上げたのでメールしたとの
連絡があったので昨日午前中に部屋に呼びました。
本人は日曜日なので寝ていたかったようですが、無理やり呼び出しました。
どうも男子学生というのは一人っ子政策で甘やかされているのか、生活が堕落していますね。

テーマは二つからの選択で
「日本語学習の楽しみ」
「十年後の私」
ありきたりなテーマですが、さてどんな内容を書いてくるかと楽しみにしておりましたら
内容そのものは面白そうなのですが、文章が酷い。
助詞の間違いについては、これは日本語の中で最も難しいものなので優しく修正してあげる
のですが、1年生の前半に習う時制、特に形容詞が全く出来ていない。
またもや説教になってしまいました。おそらく耳に入ってないと思いますけどね。

そして今日、とんでもない知らせが入ってきました。
コンテスト出場辞退

たけし本人から聞いたので、私の叱責に自信を失ったかと半ば冗談かと思いながら聞いたのですが
参加経費があまりにも高いことを理由に学長及び理事会の会議で決議されたのだそうです。
その知らせを包先生から聞いてきたそうなのですが、包先生によると日本で言う学部長にあたる
先生が懸命に働きかけてくれたそうなのですが、力及ばずだったそうです。
金額としては3人分の参加費用と先生を含めた4人分の交通費、宿泊費で試算が7千元。
講師一人の月給が千五百元と考えれば確かに安くは無い金額ですが、今頃になって何故。。
9月1日から教員は学校に出ているのに2週間前、国慶節の休みを除くと実質1週間前になって
そんな決定が出るなんて。

7千元という金額、円高の影響で1元が12円を割っている現状であれば、仮に高いレートを
要求する銀行でも14円として10万円に満たない額。
アルバイトの余剰金を当て込んで、もしくは来月分の給料を全額譲渡する形にして半分を私が出資
しようかとも考えたのですが、学校の面子を潰すことになる可能性があるのと、何より学長及び
理事会に話が上っていくのかどうかという疑問が湧いてきまして、諦めることにしました。
学長は外教歓迎会で数度お話ししていますし、理事長にいたっては2年前に住んでいた部屋の
隣でしたから面識があります。話しをするのは限りなく可能に近いのですが、学部長を通り越して
一外国人教師が上申するなどあり得ないことですからね。

初め感じていた憤りは時間の経過と共にやるせなさに変わっていきました。
おそらく学部長もたけしの噂は耳にしている筈なのです。山東省内の職業学院だけとは言え、
そこで上位入賞すれば学校の宣伝にもなるでしょう。だからこそ一生懸命に働きかけて
くださったのだと思います。
それに、高いとは言え、新校舎建築や無意味と思われる庭園作りなどに金を使っているのなら
優勝の可能性もある学生たちに投資する7千元がそんなに無茶な金額なのか。
単にこの学校全体の1割強程度でしかない外国語学部は重要視されていない、と見るほうが
正しいと思えてきたのです。
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公園でトイレ難民

2011年09月25日 | 日記
9月25日(日) 晴れ

2年間この地にいたのに、一度も行ったことがない場所。
そんな場所に今日行ってきました。

湿地公園というかなり大きな湿地帯というよりは川のような湖のような公園です。
週半ばに太極拳仲間の孫から一度は行ってみるといい、という話しを受け、それならば
太極拳の仲間で行こうと決めたのですね。アメリカ人教師も誘って。
太極拳仲間は10人ほどだったのですが、仲間が友達を誘って総勢20名になりました。

場所はこの学校からバスで10分もかからないところ、本当に近い。
水は流れがないと思えるほど静かなのできれいとは言えませんでしたが、豊富な緑と綺麗に
晴れ渡った青空に心地よさを十分に感じることができました。

歩道はちゃんと舗装されているものと、水辺の回廊のようなものがあり、学生は水辺を
選ぶので細い通路を20人がぞろぞろと歩くわけですが、途中途中にちょっとした広場が
あるので、そこで写真撮影を繰り返していました。

私は自身を撮られることはあまり好きではない人間なのですが、教師しかも外国人となると
そうもいかないので、次々と学生と一緒に写真に収まるのですが、最近漸く被写体に
なることに慣れてきたのかと感じております。
自身の為というよりは彼らの思い出の為と考えれば、拒否する理由もありません。

こういう場所にはさすがに売店もなければ、売り子もいないのですが、それ以上に
困ったことが発生しました。
公園内を歩き始めて2時間ほど経過した頃です。そろそろトイレに行くか、と近くにあった
ものに近づきましたら、故障中で使えない、と。そのトイレ付近にいた保安官に尋ねたら
少し南下したところに別のがある、と。
200m少々南下したところに確かにあったのですが、そこも故障していて使えない。
そこの係りの女性にさらに南下した場所を紹介され、300mほど南下したのですね。
一緒に歩いていた孫に『日本には【二度あることは三度ある】という諺がある』という話しを
したら彼は「二度あったことは3度目4度目はない」という中国の諺を紹介してくれたのです。
できればそっちを信じたかったのですが、期待虚しくそのトイレも故障で使えない。
何でも水が出てこないのだとか。
その係りの女性のせいではないことは分かっているのですが、さすがに堪りかねて他も壊れて
いることに対して文句を言ってしまいました。その女性は我々が既に通ってきた一つ北側の
トイレに行けと言ったのですね。
これもまた中国らしさというのか、ある意味期待通りというか、ならばどこなら使えるのか
というのは一切分からない。
結局図らずも、その場所が本来の出入り口ではないのですが、別のバス路線が通っている
道路に近いということでそのまま帰途に就きました。

ちょっとした疲労感と不完全燃焼、そしてあまり出来そうもない経験を共有した面白さが
入り混じった結末でした。
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食事会の店も振り出しに

2011年09月25日 | 日記
9月24日(土) 晴れ

今週の月曜日に始まった新入生の軍事訓練が本日終了しました。
授業が無かった昨日の午後、そろそろ最後かと思いグラウンドに行ってみましたら、一同に
集まっていたので、となりの校舎から暫く眺めておりました。
ひょっとしたらこの学校で軍事訓練を見るのもこれが最後になるかもしれません。
しかし、今朝太極拳仲間の孫に聞いたところ、昨日のは閉会式のリハーサルだったそうです。
閉会式は朝8時半から行われるとの話しで10時前に行って見ましたら既に終わっていました。
リハーサルをやる意味があるんでしょうかね・・・。

今夜久しぶりに私が幹事を務めて日本人会を行いました。
正確に言うと、日本人教師と日本語教育に関連のある中国人の方々との交流食事会です。
2009年のクリスマス前後だったか、私と維坊に誘ってくれた元同僚とで企画したのが始まり。
初回こそ市内のジャスコにある日本料理レストランで行ったのですが、翌年の3月に閉店に
なってしまって以来、維坊市内では有名なデパートの中にあるブラジル焼肉店で開催して
います。焼肉店とはいえ、スタッフが焼いた肉を客席ごとにスライスしていくのを除けば
あとはごく普通の料理をバッフェ形式で取っていくだけなのですが、料金が決まっているのと
飲み放題なので幹事にとっては有難いのですね。

しかし、そのレストランにも少しずつ変化が。
元々は中国人の方に紹介していただいた店で、当初から料理が早くなくなる、という話しを
聞いていたのですが、確かになくなった器にほぼ補充をしないのですね。
それがあって毎回開店の6時前には集合して早めに料理を確保しておくのですが、さすがに
その話しが浸透したのか、6時前に既に大勢の客がおり、店側も6時までは料理に手を出さない
ように警告しているのですね。今まではなかったことです。
何より最も困ったのは禁煙になったこと。この夏前まではどこの席でも吸えていたのですが
完全禁煙になってしまいました。
日本は九州発の味千ラーメンやケンタッキー、マクドナルドの外資は禁煙なのですが、一般の
中国のレストランはほぼ問題ない。
分煙ならまだしも、いきなり全面禁煙とはいかにも中国らしいのですが、もう二度とこの店に
来ることはないですね。
さらに、この店は閉店が9時なのですが、いつも8時半を過ぎた頃から少しずつ消していくの
ですね。しかし今日は8時過ぎに消灯が始まりました。
いくら前払いで料金は決まった額を徴収済みとはいえ、この行為は酷い。

2年前に比べ日本人教師の数も減っているため、今後は大きな食事会になることは少ないと
思えるのですが、念のため次の候補を探しておいたほうが良さそうです。
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大停電

2011年09月23日 | 日記
9月23日(金) 晴れ

授業の無い金曜日、ずっと部屋にいると外の状況が分からないもので、昼食を食べに外に
出たら学生から校内のほとんどが停電していることを聞きました。
我々の宿舎は全く問題なく、教室にも行かないので分からないのですよね。

ただ、午前中に水が止まり、いつの間にかネットが繋がらなくなっていたような気がして
外教共用の部屋に行きましたら、たまたま主任がいまして両方とも数時間待ちである事が
分かりました。

ま、いいか・・・。
飲料水はありますし、電気があればパソコンが動きますから、何かしら作業ができます。
停電が一番辛い。

夕方になってもまだ復旧していなかったようで、目の前の女子学生寮とその先の食堂が
暗いまま。食堂は調理はガスを使っているようで問題なく営業している窓口が多いのですが
暗い中でも学生は食事をしているのですね。確かに寮の部屋に帰っても暗いのですけどね。

午後7時を回ってもネットは回復しなかったので散歩でもしようかとグラウンドに出ましたら
いるわいるわ学生がたくさん。
その中に太極拳仲間の孫がいて、話を聞いたら寮にいても暗いので出てきたのだとか。
仲間でトランプ遊びをしていました。
こちらの学生がやるトランプ遊びはだいたい日本の大富豪というものですね。
日本では1つのセットしか使わないので、多くても同じ数字が4つですが、こちらでは
3~4セットを使うので、同じ数字を7~8枚持つこともしばしば。
とにかく大きなことが好きなのでしょうね。
私も孫に誘われ、一度だけ遊んだのですが、大差で勝つことが出来ました。

その孫に「日本語を勉強したい子がいる」と横にいた女子学生を紹介されました。
なんでも誰かから教科書を譲り受けたのだそうです。
私のスケジュール上、まだ3年生の授業が通知されておらず、おそらく来週中に決まると
思えるのですが、それがちゃんと分かり次第開講を知らせる旨を伝えましたら、とても
喜んでくれました。

どんな簡単な会話でもいい、日本語に興味を持ってくれることはとても嬉しく、励みになります。

9時を回ったところで、周りを見渡しましたら停電していた学生寮に明かりがついており
おそらくネットのサーバーがある場所も復旧しているはず、と思い学生たちに別れを告げて
先に引き上げました。
彼らは復旧が10時頃と知らされていたようで、まだ残ってトランプに興じていました。
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ローラースケート

2011年09月22日 | 日記
9月22日(木) 晴れ

今日も雲ひとつ無いいい天気です。
僅かながら手の冷たさも和らいできました。

今日は久々にローラースケートを体験しました。

中国人の友人に昨年日本語能力検定2級に独学で合格した友人を紹介したいと
誘われ、待ち時間の時間つぶしにちょっと試してみたものです。
一人10元、まあまあの料金ですね。日本なら千円くらいの感覚でしょうか。
デパートにあるゲームコーナーの一角なのであまり広くないのでその程度なのでしょう。

貸し靴を借りた際にビニール袋を手渡されたので、てっきり靴をそれに入れて
自分で持っておくのかと思いきや、ビニール袋は2つあり、それぞれ足を包んで
そのままスケート靴を履くのだそうです。靴の中を保護する為なのでしょうが
これもまた日本では考えられない方法です。

リンクは板張り、縦10m少々、幅5mといったところでしょうか。

平日の午後とあって客は少なく、かなり上級者と思える若者が滑っています。
私は滑れる方ではありませんが、スケートリンクは数回行ったことがありますし
アメリカにいたころにちょっと流行っていたローラーブレードで遊んだことが
ありますので、全くの初心者ではありません。

初めこそ、全く感覚を呼び戻せなかったのですが、バランス感覚を次第に取り戻し
少しずつ滑れるようになりました。カーブは全くだめでしたけど・・・・。

館内は当然のことながら空調がかかっているせいもあって、10分程度で発汗が
始まりました。
滑る動きは一見あまり動いていないように見えて、かなり足腰に負荷をかけて
いるのだと思われます。

30分ほどたった頃、その友人が来たということで終わりにしました。
時間制限はないのだそうですが、今の年齢で疲れを感じるまで慣れない動きを
続けることは危険だと感じたのです。
先に靴を履き替えた友人が、ビニール袋を外して「臭い」と苦笑いしました。
足裏からの発汗は相当なものでしょうね。
普段の靴に履き替えた後の足が軽くなる瞬間は久しぶりの感覚でした。

平日だったせいか、何かのキャンペーンなのか、期間限定で使える無料チケットを
貰ったのですね。それは友人にそのまま差し上げたのですが、今後もそういう
サービスがあるのであれば、1回につき5元ならいいコストパフォーマンスとしては
なかなかいいかも。足が臭くなるのは仕方ないとしても。
少々肥満を感じたらまた来てみるのもいいかもしれないですね。
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2年間という時間の使い方

2011年09月22日 | 日記
9月21日(水) 晴れ

昨年の12月だったか、同僚のKさんがご帰国された後、朝食は太極拳の仲間と一緒に
食べており、場所はKさんと一緒に食べていた食堂だったのですが、何らかのきっかけで
宿舎近くの食堂で食べることが日常化したのですね。
ところが今週に入ってからこの食堂が軍事訓練の新入生に埋め尽くされてしまい、久々に
前の食堂に行ってみました。
久々に行ってみるとかなり学生数が減った印象でした。我々の宿舎近くにできた食堂が現状
一番人気のようで、そこに多くの学生が流れ込んでいるのでしょう。
久々の食堂では顔を見れば【辛しと香菜抜き】の豆腐スープを差し出してくれていたおばちゃんが
喜んで迎えてくれたのですが、辛しの方は忘れていたようで、結構赤みがかかったスープに
かなり咽ました。香菜の方がまだよかったですね。。。

さて今日は夕方からスピーチコンテストの練習に付き合いました。
7月の日本語能力試験の頃に知らせがあった山東省の職業学院(3年制大学)の為だけの
日本語スピーチコンテスト、個人の部と団体の部があり、個人の部の優勝者には1週間の
日本旅行が贈呈されるという大きなコンテストです。
当然のことながら包先生はたけしを推薦したわけですが、団体の要員として周ともう一人の
女子学生を推薦されました。
このコンテスト、個人の部の得点に団体の得点の10%を加算するというルールがあるのです。
参加者が多ければ多いほど僅差の勝負になるものと思われますのでこの10%はかなり大きい。
周ともう一人の女子学生はたけしの個人の得点をサポートする要員とも言えます。

ただ、、実際に原稿の朗読を聴いていると、どちらがサポートなのか分からなくなりました。
というのが、原稿の内容は真面目な包先生が選んだビジネス会話。貿易に関する用語が
散りばめられています。敬語がふんだんに使われているので、読みづらいことは確かですが
何度も詰まりながら読んでいるのはただ一人、たけしだけなのですね。

先日2ヶ月間という時間の使い方を考えたものですが、今日は2年間という時間を考えました。
たけしは確かに会話については素晴らしい。日本のドラマの内容や私とKさんの会話もほぼ
聞き取ります。この学校のみならず4年制大学の維坊学院でも彼と同級で彼と同レベルの学生は
少ないと言ってもいいでしょう。
しかし、元々はアニメ好きが高じて始めた日本語学習、会話の内容を日本人が聞けば、仕事に
通じるものではないことが明らか。それが心配で文法のおさらいや表現のおさらいの為に
教科書を読み直すことを何度も語りかけたのですが、叱責は後に残らないのでしょうかね。
特に昨年日本語能力検定試験の2級に合格してからはその傾向が顕著になっておりました。
そして今日の練習。

日本語学習者のレベルで言えば中級程度と思える語彙や敬語を周はスラスラと読むのですが、
たけしは何度も詰まる、ごまかす。一度全文を私が読んで、読みづらいと思える漢字を
確認のためゆっくりと読んだのですが、頻繁にメモをするたけしに対し、何もしない周。
単なる偶然かと思ったのですが、3人を食事に連れ出し、そこで質問した答えが決定的でした。

『宿泊するホテルは決まったの?』
たけしは【宿泊】の意味が分からない。そこに周が「泊まる場所」という意味の中国語で説明。
随分と差がついたものだな、、、と思ってしまいました。

こと聞き取りという範疇においては、小学校時代から日本でも大人気の探偵アニメを見ており
数々のアニメを見てきて、既に音感として日本語を捉えていると思えるたけしには他の学生は
及びませんが、語彙力や文法力となると既に彼女らのほうが勝ってきているのではないかと
思えます。
現状、3年生の中で4年制大学への編入を希望しているのはたけしと周の二人だけなのですが
周が仮に4年制大学へ進学できて今の学習力を維持できれば、卒業するころには会社として
戦力と見なされるのはたけしではなく周ではないか、と思ってしまったものです。

彼らがまだ1年生だった頃、授業中に通訳をしてくれたたけしを通じて、
『懸命に勉強すれば彼を超えることも夢ではありませんよ』と話したものですが、現実に
起こりうる状態になってきました。
もちろん、たけしにはこれを機会に奮起して欲しいのですが、一度緩めた気持ちを再度
奮い立たせるのはかなり困難ですね。

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カビとの闘い

2011年09月20日 | 日記
9月20日(火) 晴れ

先週のぐずついた天気が嘘のような天気が戻ってきました。

しかし朝晩はとても涼しく長袖が当たり前になってきました。

いつものように太極拳に参加した周が食堂に向かう途中で布団を干す場所取りをするから、と
そのままの足で寮に戻りました。
私も何か方法はないかと考えている天日干し、我々が住む教師宿舎や学生宿舎の中でも新しい
建物は日本で言うベランダのようなスペースも全て窓付きの室内になっているので、
布団を日に晒すということができないのですね。
ですから学生は布団を外に持ち出し植え込みの上に布団を晒しているのです。
その場所取りをするのだとか。
朝食の時間は6時40分頃、何もそんな早くから・・・、と思っておったのですが
私が込んでいるカウンターの前で立ち往生している間に帰ってきたのでしょう
「ただいま」と言ってそばに座りました。
既に場所が無かったのだそうです。私はまたもや驚き。

確かに気持ちは分かります。
先日他の学生も布団から嫌な匂いが漂っている、と話していました。
夏になると多湿になり、私の部屋のものもいくつかカビが生えていました。
私の部屋に荷物を預けたたけし達には、衣類は危ないからと忠告をしておいたのですが
たけしが持ち込んでいた布団は無残なまでにカビが生えていました。

学校に戻ってきてから悪天候続きでしたから、皆同じ考えなのでしょうね。
早く干せればいいのですが、使い物にならない場合は廃棄して欲しいものです。
体に影響を残す可能性もありますからね。

ちなみに私は帰国するその日にベッドのマットを側面を上下にして立て、そこに布団を
かけてきました。それで安心しておりましたら、そのマットが倒れないように支えていた
椅子の上に置いておいた枕にカビが生えてしまいました。
そば殻なのにとてもしっかりしたつくりをしていた枕だったのでいささかショックでした。

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