外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

女子生徒と外出

2010年10月31日 | 日記
10月31日(日) 晴れ

今日も早朝から2年生が来ておりました。
「先生、外に遊びに行きませんか?」と言うので、2つ返事でOK。
ただし、誰か他に誘っておいで、と念押し。
たけしと二人で外出するのは問題ないのですが、さすがに女子生徒と
二人となるとあらぬ噂が立つのも困りますのでね。

午前中によく私の部屋に遊びに来る同じく2年生の女子生徒が
日本のドラマをダウンロードしに来ましたので、誘いました。
この女の子は12月に向けて2級の勉強をしておりまして、その問題集に
ついての質問が出たのですが、これがなかなか難しい。
1.~ずにはいられない
 いわゆる2重否定で英語ではcan't help ~ing なのですが、中国語で
 何だったかな・・・。勉強した記憶があるのですが、思い出せない。
2.~というわけです。の「わけ」
 日本語独特の言い回しですね。使い方によっていろいろな意味に
 なりますので、これと決まった翻訳ができない。
3.お電話が遠いようです。
 これも外国人には訳の分からない表現ですね。

こちらで売られている問題集にはコピーされているらしきものが多く
解答はあっても解説がないものが多い。3などは日本のビジネス会話
独特の言い方ですから、そういう解説がないと学生は理解不能ですね。
なんだかんだで2時間ほど費やしました。

さて、この子を連れて約束の場所に行ったのですが、待っていたのは
一人だけ。
『他の子はいないの?』と尋ねたら「皆どこかへ行った」とのこと。
やはり一人連れてきて正解でした(笑)。
勉強熱心で日本語はかなり上達しているのですが、頻繁にグラウンドに
来ては私とよく会話しているもう一人の子に比べると会話力は落ちます。

元同僚の彼女が働いていた「米線(日本のうどんのような大衆麺類)」の
お店に3人で行きました。この店のスープが日本のだしに似ていてとても
美味しい。連れてくる生徒にも好評です。

昼食を済ませた後、近くのスーパーに買い物に行き、その後私が誘った
子がある店を探したいというので一緒に行こうとしましたら、私を誘った子が
友達と待ち合わせるので、ここで失礼します、と。
なんでも市内にある別の学校に彼氏がいるのだとか。
結局二人で街中を歩くことになったのですが、
ひょっとして私を誘った女の子と二人だけで来ていたら、私は一人で
帰るはめになっていたのか?なんともマイペースな子ではあります。

ちなみに私が誘った女の子がダウンロードした日本のドラマは
「ゲゲゲの女房」
前半は方言が多いことを断った上で紹介しました。
2週間ほど前に30話分をダウンロードしたのですが、はまったようで
1週間で見終わったそうです。
「ありがとう」という意味の「だんだん」という方言が気に入ったようです。
今回は一気に31~100話までをダウンロードさせました。
少しでも耳慣れすれば嬉しいですね。

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2年生の成長と葛藤

2010年10月31日 | 日記
10月30日(土) 晴れ

少し寒さが和らいだ感のある早朝、グラウンドに久々の学生が。
日本語科の2年生、1年前に一度ルームメイトと一緒にグラウンドに
来ましたがそれ以来です。
とても勉強熱心な子で、昨年私が1年生の授業に参加していたときも
その熱心ぶりはトップクラスでした。

昨年はまだ日本語を始めたばかりでしたから、私がゆっくり話しても
会話ができないので、私が一生懸命に彼女らと中国語で話していましたが
今日は彼女達が一生懸命に日本語で話してくれました。
すでに私がゆっくりと話せばある程度の会話はできるレベルに達しています。
こういう姿を見ると嬉しいものですね。

ここ最近、日本語で会話ができるようになった2年生から
「たけしは素晴らしい、私はいつになったらあんなに話せるのか」という
質問があります。
正直、返答に困る質問です(笑)。
確かにここでは彼の力は群を抜いています。独学で勉強してきた年数も
他を圧倒しています。ただ、日本の社会、会社で使える日本語かというと
まだまだなのですね。
彼のレベルで話せるようになるためには日本語の環境にどっぷり浸かる
以外に方法はないのですが、それは留学するか日本で仕事に就く機会を
得ない限りは難しい。
とはいえ、留学はとてつもない費用がかかりますし、研修制度もその準備金
だけで親の了承を得るまでには難しいものがあります。

今はただ、目の前にある日本語検定2級の獲得に向けて必死に勉強する
ようにと話すことしかできません。
既に卒業した昨年の3年生、そして現3年生にしても2級に合格したことに
より自信が顔に表れ、さらなるモチベーションになっていることが伺えます。

2級の試験まで残り1ヶ月少々、この2年生の中から合格者が出てくれることを
祈るばかりです。

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暖房に期待

2010年10月29日 | 日記
10月29日(金) 晴れ

12月のリレー競争に向けて各学部の学生達が毎朝練習を行っています。
外語系も毎朝頑張っておりまして、ついこの2日ほど新たに日語科の2年生が
加わりました。
どうやら新入生が主に駆り出されているようなのですが、今年は学生数が
激減している為、昨年出場した学生が今年も要請されたようです。
今教えている1年生の中で一人だけ女子生徒が頑張っていたのですが
数日姿を見ないと思っておりましたら、風邪を引いた模様です。
ここ数日で急激に寒くなってきましたので風邪もまた増えております。

来週にはいよいよ11月に突入です。
寒さを我慢するのに一番辛い2週間が始まります。
ここの暖房はパネルヒーターと床暖房らしきものがあるのですが、それが
始まるのが15日頃と決まっているようで、知っている限りでは市内の大学は
この時期に一斉に始まるようです。
昨年、我々の学校では湯を送り込む業者を替えたとのことで、その配管工事が
立ち遅れ、我々の宿舎だけが11月末にずれ込みました。
寒さを凌ぐ為に飲みなれない白酒を飲んだりしたのを覚えています。
カリフォルニア出身の英語教師が発狂していました(笑)。
彼女らの言う「寒い」は15度前後だそうで、10度を切りそうな気温は
耐えられないものがあったのでしょう。
「来年は台湾に移るわ」と言っておりましたが、今は維坊学院に移籍しています。

一度暖房が入ってしまえば、部屋の中は常時20度前後になりますので
暖かいどころか、窓を少し開けないと夜が寝苦しいまでに暑くなります。
温度調節ができれば最高なのですが、下手に栓を動かすと止まってしまう
可能性もありますので触れないのですね。
それでも部屋の中でジャンパーやジャケットを着ているよりはましですね。

今年はまともに動くのかな。。。動くことを期待しています。

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