外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

今学期の授業終了

2011年06月30日 | 日記
6月30日(木) 曇りのち晴れ

先週末聞こえてきた喉に痰でも詰まっているのかと思えた蝉の声が、いよいよ
本物になってきました。
曇りがちで下がっていた気温も天気回復とともに上昇し、今日は茹だるような暑さ。
昼食を取る教職員食堂、基本的に個室以外では空調がないので、頼りは
2階分はあろうかと思える天井についたファンのみ。額から流れる汗が鼻の頭を
したたり落ちていくのを払いながらの食事でした。
授業のない午前中はランニングシャツと短パンだったものの、昼食に行くときに
半袖ワイシャツに着替えたのですが、食事から帰ってきたら、汗でずぶ濡れ。
わずか30分も無い食事と行き帰りだけのために着替えるはめになりました。

午後の今学期最後の2年生の授業、南側にあるその教室も酷い暑さ。
話すと言うのも結構身体を燃焼させるのですね、汗が滴り落ちていました。
あまりの暑さに
『今日はドラマの最終回を見せますが、暑いので寮に帰りたい人は帰ってもいいですよ』と
普段なら口にしないことを告げたのですが、皆最終回が気になるようで残っていました。
ちょうど日曜日に完結編の最終回を迎えたドラマの1シリーズの方の最終回です。
手術のシーンとあの赤ちゃんの目を開けるシーンが苦手な学生もいるのですが
その他は皆ちゃんと見ていました。
来期は完結編を見せることになりそうです。

一昨年の9月に初めて出会った今の2年生、その当時担当していた3年生とは
雰囲気から何からまるで違っていたのに、今ではこちらが時代に取り残されている
のかと錯覚してしまうほどに変貌を遂げています。
半年後の彼らがこの学校を離れる頃には更に変わっているのでしょうね。
彼らの変化に追いついていけていないような自分がいるような気がして、たまに
自分自身が寂しくなることがあります。
その速度たるや倍以上のものがあるでしょうから仕方ないのだろうとは思いますが。

ただ、その変化もこの学校にいる中で語学力に伴う成長ではなく、あくまでも
身体や服装、化粧などの見かけの変化にしか見えないのが寂しさを助長して
いるのかもしれません。
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あっけなく終了した1年生の授業

2011年06月30日 | 日記
6月29日(水) 晴れ

昨日1年生の試験を終え、今日は朝から成績の算出と書類の整理。
1年生も既にドロップアウト気味の学生はいるものの、どのタイミングで私の目を
盗んだのか試験では高得点を叩き出していました。
こちらの学生の協力意識とカンニング力は素晴らしいものと感心させられます。

さて、明日は午前中に1年生、午後に2年生の最後の授業がありますので
成績に再度目を通し、準備をしておりましたら、夜10時に1年生の学生から
携帯にメールが入りました。
「先生、明日は寮の引越しがあるので授業に参加できません」
『全員ですか?』
「はい、そうです」

昨年も夏休み前に大きな引越しがあったのですね。昨年は夏休み中に建物
全体を一斉に清掃するとのことで、教室に布団や荷物を搬入していたのです。
私はたけしから男子学生の荷物を夏休みの間部屋に預かって欲しいと頼まれ
さすがに布団は断ったものの衣類やたけしのギターやアンプを預かったのです。
しかし今年は単なる引越しのようで卒業した3年生の空き部屋に今日2年生が
移動を済ませ、その後に1年生が引越しするという動きのようです。
おそらく、学生の引越しは恒例行事なのでしょうね。

『分かりました。では後日皆さんに挨拶に行きますね』
夜の自習時間がまだ続いているようであれば、機会を見てテストを返却するか。
なにせ、金曜日の授業は無しにしましたので、実質1年生の授業は終了して
しまったのです。
こういうあっけない終わり方も中国らしくていいかな。

これが2年生でなくて良かった。
明日の2年生の授業では表彰を予定しているのです。
2学期の皆勤賞、年間通して1回しか欠席していない準皆勤賞そして
ただ1人だけいた年間皆勤賞。
全寮制で普段は校内にいるので、出席そのものは難しくないことと思えるのですが
3連休になると帰省する学生が多く、休みの前日の午後に授業があると、既に
列車やバスに乗ってしまっている学生が多いのです。
そういう状況下でも必ず出席してくる学生というのは教師にとって励みになります。
頑張ったご褒美を何かあげよう、ということで日本から持ってきた外国人向けの
お土産品と置き場に困っていた女性ファッション雑誌を準備していたのです。
もちろん、数に限りがありますから、何をどの学生にプレゼントするか頭を悩ませて
おり、何とか按配を考え付いたところ。
これが中止になってしまってはあまりにも悲しい。
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モーガン最後の表演?

2011年06月28日 | 日記
6月28日(火) 曇りのち晴れ

少し重めの雲が張っていた今朝、モーガンが久しぶりに顔を見せました。
外教のパーティー以来顔を見せていなかったのですね。
列車のチケットが取れ次第北京に行ってそれから西安に回るという話だった
のですが、ここに来てリズの書類作成が遅れているそうで・・・。

次に顔を見せた時が彼と最後の太極拳になるかもしれない、と思い昨日から
カメラを用意しておりまして、今日撮影をしました。
最近は新加入の学生に教えているもので、モーガンの練習を注意してみることが
なかったのですが、映像で改めてみると感慨深いものがありました。
モーガン先生の太極拳
随分上手になった。

サイトからDLした24式太極拳の音楽、動作ごとに口令という、ラジオ体操の
ような発声が入ったものを流しているのですが、もちろんモーガンには何を
言っているのか全く理解できないはず。分かるとすれば一とか二とかそのくらい。
それでもちゃんと私と同じようにリズムを取っているのですね。
おそらく彼の運動神経の賜物なのでしょう。

今学期太極拳をする学生が増えたのは彼の人気によるところが多い。
アメリカ人教師が太極拳をやることの物珍しさ。
アメリカに帰ってしまえば、彼は一市民に戻ってしまうのですが、せっかくですから
中国からの無形のお土産として太極拳を広めて欲しいものです。
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1対46

2011年06月27日 | 日記
6月27日(月) 晴れ

口語の授業最終週です。
いわば、我々外教の最後の仕事の週、とはいえ私以外の外教はさっさと
終わってしまっていますが・・。
私も今日明日で試験を行い、木曜日に授業を終了する予定です。

さて、今日は2年生の試験ですが、学分(単位)が無いとはいえ、不正を
行わせるのはやはり嫌なもので、授業の時間まで色々と対策を考えておりました。
カンニング 10点減点
携帯使用 10点減点
私語    20点減点
そして念のため試験終了後は自由に退出可能、但し他の教室は授業中の為
校舎内では静かにするように・・・と。

1学期のテスト同様、3種類の試験用紙を準備して、記号選択制の設問は
順番を入れ替えるなどしてみたのですが、同じ行為は二度は通じない。

46人vs1人ですからね、管理には限度があります。
最初は皆自身の答案用紙だけを見ていたのですが、途中途中で注意事項を
黒板に書いたりしておりますと、振り向いた瞬間に隣や後ろに顔を向けている
学生と目が合う。
開始15分が過ぎ、少しずつ退出する学生が増えてくると、あからさまに隣と
話すわ私に答案を提出しに歩きがてら他の答案を見て答えを書き加えるわ。

もちろん自力でやっている子もいるのですが、4分の1もいるかどうか。

学分が無くて喜んだのは学生ではなく私の方だったかもしれない、と思えるくらい
無茶苦茶な試験になりました。
そして困ったことには、授業終了前の時間に皆退出しているにも関わらず
教室の外でガヤガヤ騒いでいる。これには耐え切れなくなって警告しに出ました。

この学校、おそらく他の3年制大学も同様だと思われるのですが、試験には
2つのタイプがあり、一つは正式な試験で考試と呼ばれるもの。
これは担当教諭は試験問題を作成するだけで、試験監督は他の教師が通常
3名体制で行います。
そしてもう一つは考査と呼ばれるもので、我々外教や聴解といった授業のもので
担当教諭が独自に行います。
この考試の際はどんな規則があるのか私もはっきりとは知らないのですが、
以前学生に試験中の携帯所持の可否を尋ねたところ、可という返答でした。
そんなはずはないと思うのですが、黒板に携帯や辞書など全て鞄の中に
入れて置くようにと記述しても、何食わぬ顔で机の上に置いている。

外教の授業はどんなにスコアが悪くても不合格になることはない、というのは
以前たけしから聞いた話ですが、それもあって平気な顔をしているのかも
しれないですね。
他の学校では基準点に達しない学生には追試を実施しなければならないので
教師は何とか合格させるように仕向けるという話も聞きました。
そう考えれば、私はどんな成績であろうが包先生が後処理をしてくれますので
恵まれているのかもしれません。

自己のエゴを貫くか、あくまでも学校行事の一環として穏便に済ませるか。
前者はあくまでも建前で、実際は後者でいいんじゃないか。
いくら頑張ったところで、外教はお客様の域を超えないですからね。
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ドタキャンならぬ完全忘却

2011年06月26日 | 日記
6月26日(日) 雨

かつての同僚から譲り受けたiphone、同僚の言葉どおり少々メモリが小さいので
頻繁にクリーニングをしてやらないといけないのですが、それでも順調に動いており
特に言語の切り替えが簡単にできるので重宝しています。
そのiphoneの中にある天気情報、この維坊の天気も表示できるのですね。
今日の天気は雨を示しておりまして、その予報の通り、一日中雨でした。
気温も下がっており、昼ごはんを買いに学食に行ったときも複数の学生が長袖を
着ていましたね。あまりの暑さに寝苦しい夜を過ごしていた学生達もしばしの
快眠を得られるのではないかと思われます。大人しく寝ればの話ですが・・・。

先日突然電話をくれた卒業生、彼女との食事の約束は今日だったのですが、
あれから連絡が無い。今日も午前中待っていたのですが、やはり音沙汰なし。
午後になって電話を掛けてみたら繋がりました。
学生の多くは学校を離れて故郷に戻ると、新たな携帯番号を持つ子が多い。
市外料金になってしまうためです。しかし彼女は維坊市内に就職しているので
変える必要がないどころか、小号という学校関係者を対象とした番号を維持
して同じく小号を持つ相手とはほぼ無料同然で通話ができるので携帯電話を
持つ上ではとてもお徳なのですね。

ただ、彼女は私の小号を知らなかったようで、いきなりの寝ぼけ声。
『こんにちは』
「え、ひょっとして先生?」
『そうですよ、今日はどうしますか?』
「すみません、寝ていました」
どうやら約束のことさえも忘れていて、私の声を聞いて思い出したようです。

半ば想像していたことではあったのですが、完全に忘れていたとは。
前回の会話をしてからさほど日が経っていませんからね。
約束反故とかドタキャンよりは増しですけどね。悪意があった訳ではありません。
また次の機会にしましょう、と話したのですが、
「このままでは先生からの信用をなくしてしまう」というので、では次回は事前に
確認しようと話しました。そして携帯のカレンダーかメモにでも記録しておくこと。

彼女の仕事は日本で言う保険外交員。お客さんとの約束を忘れてしまっては
大変なことになります。その点も踏まえてメモ帳を携帯しておくことを勧めました。
しかし、学校を卒業したばかりで社会経験はまだ乏しい。メモ帳の勧めが
お叱りに聞こえたらしく、「先生怒ってますか?」と心配の声。
あくまでも提案であること、日本のビジネスマンや営業は誰でも持っているという
話をして理解はさせました。納得したかどうかは分かりませんけどね。

私も事務の仕事をしていた頃は、手帳なんて持っていませんでしたが、営業の
仕事を始めて上司から持つよう厳命されました。
飛び込みの訪問営業であれば、必要はないかもしれませんが、電話アポから
法人営業までやっていましたので、時間や日程の管理は必須です。
どんな時も鞄の中には必ず入れておいたものです。

もちろん、日本ほど時間や約束に煩くないというか、ある意味日本が時間に
厳しすぎるところがありますが、中国はルーズなので、そういう約束事も時間も
大して気にすることではないのかもしれません。
ただ、そんな国民性でもきっちりと管理できたほうが仕事はスムーズに進むと
思えるのですよね。それが分かるどうかは彼女次第ですが。

なにはともあれ、ドタキャンではないので少し安心しました。
そういえば、この約束を云々という状況は90年代の東京と似ていますね。
私が地元広島から東京に来て3年目頃だったかに初めて聞いた言葉で、何を
意味するのか分からなかったものです。「土壇場キャンセル」
そういう行為が普通にまかり通っていることが信じられなかったものです。
現状の東京近辺の方々はどうなのでしょうね。
もしあの頃だけの時勢だったのであれば、バブル景気と何か関連があったのかと
邪推してしまうところですが、その状況は今の中国と酷似していますね。
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日本人お別れ会

2011年06月26日 | 日記
6月25日(土) 曇り

少々薄曇でしかも風が吹く、とても過ごしやすい天気です。
直接日光を浴びると暑く、雨が降ると湿度で蒸し暑い。
元々湿度は東京ほど高くないので、曇ると気持ちのいい天気ですね。

今夜は他の学校の日本人教師からのお誘いで食事会に出かけました。
学期末に一席設けなければ、と思いつつ、試験など用事が立て込んでおり
私からの企画はやめておいたのです。

集まったのは5人。うち2人が今学期限りで維坊を離れる方々です。
元々1年のつもりが2年になった方、学校都合で退職なった方、
この学校都合で維坊を離れる方は、長く学校にいらっしゃったのですが
学校側が他の学校からの紹介の教師を受け入れなければならないという
理由での退職となってしまったのだそうです。
評価とか実績とかそういうものではないのですね。
これもまた理解不可能な動きです。

この先生は他の市にある大学で内定は貰ったそうなのですが、採用が決まるまで
気を抜けないのがここのお国柄。
昨年、私が親しくさせてもらった男性教師がやはり一度内定をもらった学校から
1週間後に不採用を通知されるという憂き目にあっています。

動きが激しくなるこの時期、半年更新といえども順調に契約を更新できた私は
幸いだと思っています。
私がもしこの学校から契約更新の話が無くなれば、あっさりと日本に帰ることに
なるだろうと思っておりますが、でもそれは実際になってみないと分からないですね。

この学校の外教を含めて、数人の知人が去って、新たな道へと進んでいきます。
自らの意思に関係なく離れることになったしまった方々には、一刻でも早く
次の居場所を見つけていただきたいものです。
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外教お別れ会

2011年06月25日 | 日記
6月24日(金) 晴れ

昨日の雨と風から一夜明け、朝はとても爽やかな空気と空でした。
こんな天気が続いてくれたら嬉しいのですけどね。

今日は今学期最後の外教パーティー。
アメリカ人教師のモーガンとリズ、そして一昨年私と同時期に赴任した
韓国人教師が学生数減少の煽りを受けて解雇になった為、3人のお別れ会。
毎学期末は誰かのお別れ会になってしまうのは仕方の無いことですが、
やはり寂しさはありますね。
一昨年ここに赴任した当時は、日本人が2人、韓国人が3人、アメリカ人が
2人の合計7人でしたが、9月の新学期からは4人になってしまうのです。

私は来週一杯で授業とテストを終了し、3日の日本語能力検定試験を待って
再来週の水曜日に帰国することに決めたのですが、学校そのものは再来週
一杯まであり、学生からは「先生、早いですね」などと言われていたのですが
今日他の外教に帰国日を尋ねたら、私が一番遅い。
モーガンとリズは来週中に北京と西安を旅した後で一度学校に荷物を取りに
戻って最終的に10日頃に上海経由で帰国するのですが、今週中に既に
テストを終わらせている。とても早い。
韓国人教師からは、「なぜ、そんなに遅いんだ?」と逆質問されてしまいました。
ま、仕事が終わってしまえば残る理由なんてありませんからね。
公的試験の付き添いに行く外教なんて珍しいと思うのですが、部屋にいたら
いたで気になって仕方がないと思うのですね。表現が少々異なると思うのですが
部活で地区大会に付き添う顧問の教師のような感覚といったところでしょうか。
学生によってはプレッシャーになってしまうかもしれないのですが、それでもなお
声援を送り続けたいと思っているのです。


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約束を果たす機会到来

2011年06月23日 | 日記
6月23日(木) 雨のち曇り

昨日見知らぬ番号から電話がかかってきました。
010から始まる番号、国際電話かな・・・。
「先生、こんにちは、私が誰かわかりますか?」
先日日本から国際電話をくれた学生と同じ挨拶。
『国際電話でしょう。誰かな?』と返したら、維坊市内に就職した学生でした。
なんで、この番号なんだ??

お天気やというか気分やというか、Kさんが以前手を焼いていた学生です。
会話が上手で機嫌がいい時は授業を引っ張ってくれるのだそうですが
逆に悪いと授業妨害になるのだそうで。。。
私も昨年は彼女らのクラスの担当でしたから、週2回は授業をしていたのですが
体調を崩していたとかで休みがちだったのですね。
しかし、授業に出るときは何かとよくしゃべる子だったので印象深いのです。

昨年夏休み明けに青島到着がKさんと同日になったために一緒に迎えに来て
もらったのですが、Kさんが通訳として同乗を頼んでいた学生が彼女でした。
会話が達者であることと青島出身者であることがその理由だったのですが、とにかく
よくしゃべるので2時間半の帰路もあまり苦にならなかったものです。
同乗してくれたお礼に学校に到着したら何かご馳走するよ、と約束したのですが
急遽新入生への挨拶をすることになり、約束を果たせないままでした。

昨年の12月で実質卒業となった彼女ら、進路を知らないままでいたのでてっきり
青島に戻ったと思っていたのですが、職場を聞いたら私が知っているバス路線上。
さほど遠くない。で、業種はというと「保険」。
あら、営業かね?と思ったらその通りでした。
「先生、保険いりませんか?私業績がいいんですけど、今月は低いんです」
『日本人はいつか日本に帰るから必要ないでしょう。他の先生にしたら?』と
男性の先生の名前を出したのですが
「だめです、あの先生貧乏だから」と。まぁストレートな表現だこと。

生命保険のようなものらしいのですが、金額がなかなか高い。
「40歳くらいだと300元~400元です」
『高いね』
「先生、これは最低の金額ですよ」
私の月給からして10分の1、中国人の先生だと5分の1程度になってしまう。
それは、手が出ないですね。

昨年の約束を覚えていたのかどうかは知りませんが、食事に誘われました。
私の奢りで。バーベキューがいいです、とのこと。
この遠慮の無さも変わらない。バーベキューとはいえ、日本で言う焼き鳥の感覚。
もちろん、快諾しました。
間違っても保険に加入しないことが条件の食事ですが、学生から社会人になって
どんな風に変貌しているのかも楽しみですね。
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ありがた迷惑の・・・

2011年06月22日 | 日記
6月22日(水) 晴れ

腹痛の為一日休んだ太極拳、今朝はだいぶん症状が楽になったので外に
出ました。日本人らしさというか、一昨日の晩に太極拳を一緒に練習している
学生と先生には明後日以降からの参加になる旨をメールしておいたのですが
いつもなら私がいなければ出てこない学生が多かったのに、ちゃんと出てきて
彼らで練習していたようです。だいぶん同好会っぽくなってきました。
最近ポツリポツリと学生が学生を呼んで新人や見学の学生がいるのですね。
人数が膨らんだりまた萎んだりと数に変化があります。

さて、腹痛で苦しんでいた月曜日のことですが、昼にドアをノックする音。
誰かと思えばモーガン
「学校から俺達にだ。1人2箱だって」
なんだかやたら大きな箱が2つ。
『これ何?』
「さあ、野菜らしいよ」
『こんなに大きいの2つもいらないよ』
「俺のところなんか2人だから4つだよ」
返す言葉無し。。。

モーガンと私の部屋は隣り合わせ、ドアを開ければ向こうのドアが見えます。
あちらのドアの向こうで彼の妻リズが両手を挙げて騒いでいる。
「こんなに大きいの4つもいらないわよ」って。

蓋を開けてみれば、やたらと大きな野菜なんですが、種類が分からない。
箱に書いている「芹菜」という文字を調べてみたら中国のセロリだそうで。。。

いや、これ、どうするよ・・・。
今学期残り期間3週間もないし、それにこの葉野菜いつまで持つのやら・・・。

なんだか、見たくないものに蓋をする、、ではありませんが、そのままにしておいて
今日再度開けて見ましたら、葉の部分が既に変色し始めている。
これは、なんとかして捨てるしかないな・・・。

毎学期提供してくれる卵は減らないにしても、3か月くらいは持つという話なので
ありがたいのですが、日持ちしないものは処分に困ってしまいます。
学校の厚意なので無碍にしたくはないのですが、ありがた迷惑というか・・・。
どうせなら、じゃがいものようなもののほうがまだ嬉しいですね。
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初めての点滴

2011年06月21日 | 日記
6月21日(火) 晴れ

HSK前日にホテル近くのコンビニで購入したコーヒー。
飲んだその夜に少々お腹の調子がおかしくなったのですが、あまり気にせず
過ごしておりましたら、試験から帰ってきた夜から下し始めました。
日本から持ってきた薬を飲んでも通用しない。
昨日朝、尤が校内の医務室へ連れて行ってくれました。

とりあえず点滴をしよう、と中国へ来て始めて点滴をしました。
こちらの医院では風邪や腹痛はまず点滴なのだそうで、その医務室には6台の
ベッドがあったのですが、他にも腹痛の学生がいたようで私の点滴が終わる頃には
6台のベッドが全て点滴で埋まっていました。

朝からずっと安静にしておいて、午後の2年生の授業は出て、夕方からまた
安静にしておいたのですが、夜になると再び調子がおかしくなりました。
これが、通常の腹痛と異なり、食べ物や飲み物のどちらでも胃に入った辺りの
ところで胃が締め付けられる痛さなのですね。それが過ぎると痛みは消えるのですが
まともな便が出ません。

薬が必要だと思い、今日たけしの授業が終わるのを待って、病院に行きました。
今日行った病院はたけしの勧めで学校のすぐ南にある軍事病院。
医療費の3割を国が負担する為、医療費が安いのだそうです。
学生の9割は風邪の際ここを使うのだとか。

今まで日本で腹痛を訴えるとベッドに仰向けになり、医師が指で胃の周りを
押さえる触診でしたが、ここの医師は座ったままの状態から私の左肩を右手で
支え、左手で触診するというもの。
同じ医師の診療でも国ではこうも違うのですね。

恐らく、胃炎ではないか、ということで薬を2種類処方してくれました。
食前に飲むものと食後に飲むもの。
診察の後、食前服用の薬を飲んで、学校に戻って直ぐに食事。
痛みはありましたが、なんとか食べられました。

今学期に入って既に3回目の診察。うち1度は歯科医ですが・・・。
2年目で環境に慣れてきたという慢心でもあったのでしょうかね。
毎月どこかで体調不良と闘っているような気がしています。
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