腫瘍という診断に心がざわざわし始める。手術までの1週間で、自分の心を落ち着かせたくて神頼みしまくる。手術前日には、奈良県の神社までご祈祷していただきに行き、宮司様とお話して「きっと大丈夫」と思うと同時に、万が一のことがあってもそれを受け入れ、これからの毎日を今まで以上に大切にしていこうと覚悟を決める。でもその夜、チャロの寝顔を見ながら、なんでこんなものができちゃったんだろうと悲しくなる。
1/11 手術当日、朝ご飯抜きで獣医さんへ。首輪には神社でいただいたお守りをつけて行く。「お願いします」と先生に告げ診察室を出るとき、怖がっているチャロを見て涙が出る。何もなければ(あれば連絡が入る)4時以降のお迎え。
早く会いたくて4時前に獣医さんに到着。先生からいろいろお話を伺ったあとチャロが来たが、予想していたより傷口は大きく(5針)その姿にまた涙が出る。いちいち涙が出てきて先生に申し訳ない。家では麻酔がしっかり覚めるまでカートに入れて、目の届くところに置いておく。
麻酔が覚めたあとは、ご飯も完食し元気になる。ただ、何度オシッコさせようとしても出ず、獣医さんに行く前の朝8時頃にして以降、夜11時過ぎにやっと出る。ふだんそれほどチャロのそばにいることのないクロが、手術当日からピッタリとそばにいてくれる。マロと仲が悪かったときも、マロが避妊手術でカラーをしていたときにはずっと横で寝ていてくれたし、やっぱりクロはいざというときにはみんなを守ってくれる親分だ。
コロは手術当日と翌日は、カラーを怖がって近づかなかったが、その後はクロ同様チャロのそばにいてくれている。
が、マロだけは、いつまでたってもチャロのそばによりつかない。チャロが近づくと睨みながらウ~と唸る。なので、マロとチャロをあまり会わせないようにしている。手術前までは毎日一緒に庭で転げ回って遊んでいたのに…。態度はデカイのに器が小さいぞ~。マロからしてみれば、どうしてチャロがそんな姿なのか理解できないのだから仕方のないことなのかもしれないが。
つづく