柴犬多頭飼い コクマチャどん

コロクロ日記で07年に開設したブログ。15年から『コクマチャ日記』、さらに24年から『コクマチャどん』になりました。

ソンさんの最期の日と見守り隊のふたり

2013-11-01 09:14:37 | ハムスター・鳥・リチャードソンジリス

今週後半の娘の勤務は、水(遅番) ・ 木(夜勤 )・ 金(夜勤明け) ・ 土(休み)という予定だったので、金曜の朝に夜勤が明けたらこちらに来ることにしていたが、夜勤明けの日の夕方から会議が入ってしまった。 なので、午前中には来られなくなったため、それより早い水曜の夜11時頃やってきて、ひとまず一晩泊まり、木曜のお昼頃向こうに戻ることにした。

夜はソンさんの隣で寝て、木曜の朝を迎えた。 

水曜にはほとんど巣から出てこなかったが、トイレの所まで出てきたソンさん。 娘「おはよう、ソンさん」

 

この日はハロウィン。 クロのかぶっているこの帽子、去年はソンさんがかぶっていたもの(写真右は、去年のソンさん)。 今年もソンさんが元気だったらコスプレするつもりだったけど、ふたりだけでパチリ。 朝早かったけど、壁紙工事の方がみえる前にと大急ぎで写真だけ撮ってみた。

 

月曜からは何も口にしなくなったソンさんだったが、ハロウィンということでペースト状にしたカボチャをスプーンにのせてあげてみた。 口にはしなかったが、匂いは嗅いでいるような雰囲気だったので、指先につけてみると舐めていた。 月曜以降はシロップなどを口元に持って行くと、顔を背けたりキ~と鳴いて拒否していたが、ちょっとでも舐めれて良かった。

 

その後、立ち上がって外を見ていたソンさん。 その視線には、何が見えていたのだろう。 ふらふらしていて、巣に戻りたくてもトイレの縁を乗り越えることができない様子になったので、巣をそばに持って行くと滑り込むように中に入っていって、また眠った。

 

工事の方もみえていたので、私は下に行き、娘も「夜勤の前にむこうの家で昼寝するから、こっちでお弁当を作ってから帰ることにする」と言って台所にいた。 しばらくして2階に上がるとソンさんが巣から出てきて横たわろうとしていた。 危ない様子だったので急いで娘を呼んだ。 駆け上がってきた娘の前で、ソンさんは眠るように静かに命の灯を消した。 夜勤明けに来ていたら、ソンさんを見送れなかった娘。 しかも、あと1時間ほど遅かったら娘は帰ってしまっていて、やはり見送れなかった。 ソンさんは、その時間を選んでくれたんだね。

ソンさんを娘とコロたちにまかせ、ソンさんを入れるカゴと花を買いに行った。 運転してても、お店の中でも涙が止まらなくなって困った。 お店の方や出会った方は、なんだろうって思っただろうな。

癌とわかったあと、みるみる体は小さくなって痩せていった。出血と尿(?)でお尻はただれた。丸まって寝るため、ただれた部分の汁が顔や体中につき濡れていた。 だけど、名前を呼べば顔を出し、可愛い姿を見せてくれた。 そんな愛らしいソンさんが、どうして癌に冒されるんだろう。

ソンさんが元気なときは、のぞきに行くことがあっても、ずっとついていたわけではなかったコロたち。 だが今回は、ふたりが交代するようにずっとソンさんを見守っていた。 それってなんだったんだろう。 飼い主の様子から何かを感じ取ってそばにいたのか、それとも動物の勘でそばにいたのか…(ここから下の写真は、亡くなる前日のもの。 2階の廊下の壁紙はがしがあったため、いつもソンさんがいた部屋に、廊下にあった荷物を移動させたので、こちらの部屋に引っ越したとき)

ソンさんとそれほど仲良しだったわけではないクロも、毎日見守ってくれていた。

近くでウトウト。

イチゴベッドがあっても、ソンさんのそばで様子を見ていた。

見守り隊のおふたりさん、ほんとにありがとね。 ソンさん、きっと心強かったよ。

今夜、夕方の会議が終わったあと、来ると言っていた娘。  明日の朝、娘とパパとコロたちとでソンさんを見送る。

きっと痛かったり、ウンチが出なくて辛かったりしただろうに、名前を呼べばちゃんと顔を出してこたえてくれたソンさん。小さな体で本当に良く頑張ったね。 もう頑張らなくていいから、静かに眠ってね。

前回の記事でコメントくださった皆さん、花まるで応援ポチしてくださった皆さん、ありがとうございました。 小さな小さなソンさんに、こんなにもたくさんの方が応援してくださって、ソンさんはとっても幸せだったと思います。ソンさんにかわりまして、心からお礼申し上げます。 

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