数週間前に買っておいた小説『DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件』(集英社)をやっと読んだ。漫画『DEATH NOTE』の外伝を西尾維新という人が小説化したもので、舞台はキラがこの世に現われる一年と数ヶ月前のロサンゼルス。この頃ロサンゼルスで起きた難事件解決におなじみの世界一の名探偵・Lと、『DEATH NOTE』の序盤にちょろっと出てきた女性FBI捜査官・南空ナオミが挑むというものである。タイトルにもある「ロサンゼルスBB連続殺人事件」は漫画単行本2巻にちらっとだけ出てくる。キラ事件解決に挑んでいるLの元に「南空ナオミ」という女性が行方不明になっているという情報が入り、「ロサンゼルスBB殺人事件で私の下で働いてくれた捜査官か…」とLが回想するシーンだ。この小説ではこの、おそらく読者の誰もが気にも留めていなかったであろう殺人事件の顛末を描いている。というわけで、『DEATH NOTE』の主人公・夜神月はもちろん出てこず。まだこの頃はデスノートなど手にしておらず、後の運命も全く知らずに東京で真面目に優等生をやっていたのだろう。ちなみにこの小説、『DEATH NOTE』の某主要人物がストーリーの語り手として設定されている。なぜコイツが…。
小説を書いているのが作者ではないので二次創作的と言ってしまえばそれまでだが、結構良く出来ている(もちろん作者オフィシャルの二次創作ですが)。Lの奇行がこと細かに描写されていたりとか。作者の漫画、及びLへの愛が存分に伝わってくるぞ。『DEATH NOTE』で一番好きなキャラはダントツでLで、彼の最期を連載中『少年ジャンプ』で読んだ瞬間その場で持ってる雑誌を下にズリ落としてずっこけそうになった(atコンビニ)私もこれには大満足だ。ラフすぎる格好、過剰な猫背、変な物の持ち方、甘い物への異常なまでの執着はもちろん、その他数々の奇行を小説でも披露するL。速読術も身につけてるらしく、300ページ強の小説を5分で読みきったりとか…。
どんな難事件も解決してきた世界一の名探偵・L。彼は、自分の呼びかけ一つでFBIをはじめ各国の捜査機関その他を手足のように動かせる権限を持っている。「そんな大物探偵なら、L本人は上から指示を出しているだけなのだろう」という世間のイメージを逆手にとって、時には素性を隠しつつも大胆に事件現場に繰り出す奇人・L。この小説でも「L」としてパソコン・電話越しに南空ナオミに指令を出す一方で「竜崎」という偽名を使い、実際に南空の前に現われ共に捜査をする。彼が奇行を重ねる度にドン引きの南空。もちろん目の前の奇人=Lだと言う事はつゆ知らず。『DEATH NOTE』本編でLを尊敬しているという旨の発言をしていた彼女だが、共に事件の捜査をしたあの奇人がLだと知ったらどんな顔しただろうか…(笑)。
そういえばこの小説読んでてかーなりびっくりしたことが。Lはかつて『りぼん』に連載されていた少女漫画『赤ずきんチャチャ』の大ファンらしいのだ。事件の謎を解く手がかりになったアイテムとしてなぜか突然出てきた『赤ずきんチャチャ』の単行本。いやーマジでびびったよ。私も大好きだもの、チャチャ。しいねちゃんとポピィ君、平八が好きだったなー。『りぼん』でも読んでたし、全巻持ってるもん。まさかLも好きとは…。いや、二次創作内のLだけどさ…。
L「彩花みん先生の歴史的な名作です。私は全話、連載で追っていました。しいねちゃんが可愛くってたまりませんでした。ただまあ漫画版同様アニメ版も好きでしたね。愛と勇気と希望でホーリーアップ―」
南空「竜崎さん。その話、長くなりますか?」
Lはアニメ版も好きらしいが、私は嫌いだ。ドタバタギャグ漫画のはずの『チャチャ』、アニメでは当時人気を博していた『セーラームーン』に対抗して戦う変身少女ものアニメにされてしまったのだ。漫画のノリが大好きだった私は辛かったぜー。チャチャが変身しちゃうんだもん…。でもなんでLの好きな漫画に『赤ずきんチャチャ』が選ばれたのだろう。著者自身がファンなのか?そういえばドラマ界の名探偵(刑事)古畑任三郎も『赤ずきんチャチャ』が好きだと発言していた。古畑がアイドル・SMAPの5人が起こした殺人事件解決に挑んだエピソードで、『チャチャ』のアニメでリーヤ役の声優をつとめていた香取慎吾に「『赤ずきんチャチャ』見てました。リーヤ役やられてましたよね?素晴らしい作品でした~」と声を掛けていた古畑。うーむ、マニアック…。
今回の小説ではLが過去に絡んだ事件を扱っているが、確か月も高校生時代、保険金殺人事件に助言し、事件を解決に導いたという経歴があったはず。それもいつか小説化されるだろうか。
画像は『チャチャ』単行本6巻。この表紙が一番好きだなー。
追記
またmixiに登録した。夏目漱石先生がらみのくだらない偽名で登録。ニックネームは私が一番好きな漱石文学のキャラクター名。私を発見した猛者は必ずご連絡を。
追記2
先日『ロックンロールミシン』という映画DVDを借りて、見て、さっき返しに行って来た。そしてなんとなく新聞を見てみたら、この映画、今日の深夜に放映されるらしい…な、なんだよそれー!で、なんでこの映画借りたかというと、TSUTAYAでふと目に付き、パッケージを手にとってみたら出演者に「SUGIZO」の文字が…。別にルナシー好きではないが、何故かかなり気になってしまい借りてしまったのだ…。
小説を書いているのが作者ではないので二次創作的と言ってしまえばそれまでだが、結構良く出来ている(もちろん作者オフィシャルの二次創作ですが)。Lの奇行がこと細かに描写されていたりとか。作者の漫画、及びLへの愛が存分に伝わってくるぞ。『DEATH NOTE』で一番好きなキャラはダントツでLで、彼の最期を連載中『少年ジャンプ』で読んだ瞬間その場で持ってる雑誌を下にズリ落としてずっこけそうになった(atコンビニ)私もこれには大満足だ。ラフすぎる格好、過剰な猫背、変な物の持ち方、甘い物への異常なまでの執着はもちろん、その他数々の奇行を小説でも披露するL。速読術も身につけてるらしく、300ページ強の小説を5分で読みきったりとか…。
どんな難事件も解決してきた世界一の名探偵・L。彼は、自分の呼びかけ一つでFBIをはじめ各国の捜査機関その他を手足のように動かせる権限を持っている。「そんな大物探偵なら、L本人は上から指示を出しているだけなのだろう」という世間のイメージを逆手にとって、時には素性を隠しつつも大胆に事件現場に繰り出す奇人・L。この小説でも「L」としてパソコン・電話越しに南空ナオミに指令を出す一方で「竜崎」という偽名を使い、実際に南空の前に現われ共に捜査をする。彼が奇行を重ねる度にドン引きの南空。もちろん目の前の奇人=Lだと言う事はつゆ知らず。『DEATH NOTE』本編でLを尊敬しているという旨の発言をしていた彼女だが、共に事件の捜査をしたあの奇人がLだと知ったらどんな顔しただろうか…(笑)。
そういえばこの小説読んでてかーなりびっくりしたことが。Lはかつて『りぼん』に連載されていた少女漫画『赤ずきんチャチャ』の大ファンらしいのだ。事件の謎を解く手がかりになったアイテムとしてなぜか突然出てきた『赤ずきんチャチャ』の単行本。いやーマジでびびったよ。私も大好きだもの、チャチャ。しいねちゃんとポピィ君、平八が好きだったなー。『りぼん』でも読んでたし、全巻持ってるもん。まさかLも好きとは…。いや、二次創作内のLだけどさ…。
L「彩花みん先生の歴史的な名作です。私は全話、連載で追っていました。しいねちゃんが可愛くってたまりませんでした。ただまあ漫画版同様アニメ版も好きでしたね。愛と勇気と希望でホーリーアップ―」
南空「竜崎さん。その話、長くなりますか?」
Lはアニメ版も好きらしいが、私は嫌いだ。ドタバタギャグ漫画のはずの『チャチャ』、アニメでは当時人気を博していた『セーラームーン』に対抗して戦う変身少女ものアニメにされてしまったのだ。漫画のノリが大好きだった私は辛かったぜー。チャチャが変身しちゃうんだもん…。でもなんでLの好きな漫画に『赤ずきんチャチャ』が選ばれたのだろう。著者自身がファンなのか?そういえばドラマ界の名探偵(刑事)古畑任三郎も『赤ずきんチャチャ』が好きだと発言していた。古畑がアイドル・SMAPの5人が起こした殺人事件解決に挑んだエピソードで、『チャチャ』のアニメでリーヤ役の声優をつとめていた香取慎吾に「『赤ずきんチャチャ』見てました。リーヤ役やられてましたよね?素晴らしい作品でした~」と声を掛けていた古畑。うーむ、マニアック…。
今回の小説ではLが過去に絡んだ事件を扱っているが、確か月も高校生時代、保険金殺人事件に助言し、事件を解決に導いたという経歴があったはず。それもいつか小説化されるだろうか。
画像は『チャチャ』単行本6巻。この表紙が一番好きだなー。
追記
またmixiに登録した。夏目漱石先生がらみのくだらない偽名で登録。ニックネームは私が一番好きな漱石文学のキャラクター名。私を発見した猛者は必ずご連絡を。
追記2
先日『ロックンロールミシン』という映画DVDを借りて、見て、さっき返しに行って来た。そしてなんとなく新聞を見てみたら、この映画、今日の深夜に放映されるらしい…な、なんだよそれー!で、なんでこの映画借りたかというと、TSUTAYAでふと目に付き、パッケージを手にとってみたら出演者に「SUGIZO」の文字が…。別にルナシー好きではないが、何故かかなり気になってしまい借りてしまったのだ…。
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