拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

『華麗なる一族』最終回

2007-03-18 22:38:05 | テレビ
つーいに最終回を迎えた『華麗なる一族』!気合いを入れてバシバシ感想書かせていただきますよ。

●えっ!いきなりなんなんだよ!阪神特殊製鋼工員達による、「銭高常務を囲うキャンプファイヤー」が催されてる!!可愛いし、西村雅彦。法廷で真実を話し、全てを明らかにした銭高のお陰で鉄平絶対不利の状況から一転。笑ってたね、銭高常務。それにしても西田敏行の「鉄平君のことは本当の息子だと思っている」といい、六平率いるおっさん作業員大行進といい、今回の銭高inキャンプファイヤーといい、オッサン絡みのほのぼのシーンが唐突に挿入されるのがこのドラマの特徴だよね…。
これで裁判も一気に有利に…とか思ってたら帝国製鉄の差し金であっさり裁判終了(よって弁護士役の萩原聖人の出番もあっさり終了)。鉄平は専務を解任される…あぁ、てっちゃん…。例によって四々彦(成宮君)は「せんむ…!」を連呼。あんなハッピーなキャンプファイヤーのシーンから一気に暗転だ。

●鉄平の解任を撤回させようと団結した阪神特殊製鋼の工員たち。それに対して鉄平は、そんなことよりも作業に精を出すように激励。「鉄鋼マンが錆びてどうする!!」と喝を入れる。…ストレートすぎて笑っちゃったけどね。上手いこと、言ったよね。

●あぁ…キムタクが自宅の池に近寄るだけでドキドキしてしまう。ゆっくり、ゆっくりと水面に浮上してくる影…将軍だ。しかしっ!今回いろいろありすぎて気性が荒くなってた鉄平は将軍様に向かって石を投げる…投げまくる!ちょっ!何すんのさ鉄平!動物虐待!鯉虐待!…まぁ、ただのロボットですが。

●「早苗………メリークリスマス!」ガチャッ(電話を切る音)。これがてっちゃんの、妻へ向けた最期の言葉だった。ちょっと早いけど今年のクリスマス、恋人と一緒に過ごせなくなった場合はぜひこれを真似しましょう。

●結局、鉄平がじいさんに似まくっていたのはただの隔世遺伝であった。狂い叫び泣く寧子さん…ん?でも父親がはっきりしたからと言って寧子とじいさんの「公家の女の肌はマシュマロ事件」の真相は定かではないぞ?

●うっすら髭が生えたてっちゃんの死に顔は、万俵家に飾ってあるじいさんの肖像画そっくりでありました。

●挿入歌・イーグルスの「デスペラード」…やべぇ今までで一番泣ける。

●万俵家のために尽くし続けてきた相子様が捨てられた!こういった展開は事前に原作でチェック済みとはいえ、相子様ファンとしては見ていてかなり辛いものがあった。
しかし。原作では相子様にとってもっと辛い展開だった。別れ際、正妻の寧子さんが相子様へ言葉を投げ掛ける。「あなたにもお子様がいらっしゃればお淋しくないでしょうに…」これは痛い。かつて結婚に失敗し、家庭を持ったり子供を育てることに対してひそかにコンプレックスを抱く相子様にとってこれ程悔しい発言は無い。さらにタチが悪いのは、公家出身で箱入りお嬢様であった寧子さんは、天然でこんな言葉を相子様に投げ掛けてしまっていること。相子様の今後を心配しての発言のつもりだろうが、実際は嫌味にしか聞こえないという…。

●結局勝ち組は、最終的に交際を認めてもらえた四々彦と二子だけでしたね。

●最後の最後にとんでもない衝撃展開が!…将軍が死んだ!!エンドロールが流れる中、池にぷかーっと浮かんだまま動かない将軍がアップで映し出されたのだ。うわぁぁぁん!まぁ、でも、あんなに鉄平に石つぶて投げられまくったら死ぬよな、普通。…決して電池切れでは無いぞ。
なんだかんだで、結局最後までオイシイ所を持っていく将軍であった… 


というわけで今回をもって『華麗なる一族』の感想も最終回。書いていて楽しかったな。またこういう濃くてつっこみながら楽しめるドラマを見たいなー。



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