今夜は唐突にL'Arc-en-Ciel特集だー。 彼らの全アルバムを一挙紹介。分量の割にかなり短時間で書けたのは、思い入れの強さゆえであろうか…。
『DUNE』(1993.4.21)
インディーズでリリースされた記念すべきラルクの1st。1曲目「Shutting from the sky」のイントロの、流れ星のようなギターに心を掴まれたなら、そこから一気にめくるめくラルクの狂った世界へ…。ダークなんだけど超メロディアス、浮遊感に満ちてるけど地を這うようなベースラインも印象的、そんな初期ラルクの魅力がつまりまくり。8曲目「As if in a dream」に対し、GLAYのTAKUROは「こんな曲、俺のバンドでもやってみてぇー!」と感動したそうな(本人談)。
『Tierra』(1994.7.14)
メジャーデビュー直後にリリースされたアルバム。ラルクのダークな世界観が白日の下に晒され、妙な照れ笑いを浮かべているような…そんなアルバム(どんな)。「All Dead」で暗すぎる歌詞にひたったり、7分越えの大作「White feather」にうっとりしたり、楽しみ方多様。デビューシングル「Blurry eyes」のPVは必見。
『heavenly』(1995.9.1)
前作よりも格段にポップさが増したが当時はまだまだヴィジュアル系好きの一部の人にしか聴かれていなかった。しかしこの頃から現在のラルクにも通じて来そうな、いかにもヒットしそうなメロディーがちょろちょろと現われ始める。「C'est la vie」などはその典型。「ガラス玉」でhydeの表現力に、「Vivid colors」で美しきギターワークに、「Secret sign」でリズム隊の強度に、それぞれ酔いしれよう。
『True』(1996.12.12)
この時期にラルクを知った人はかなり多いのでは。アコギとハーモニカとサビのメロディーが切なすぎる「flower」と、超アッパーなストリングスが印象的な「Lies and Truth」という二つの名シングル曲が収録されているがこんなのは序の口。収録された10曲全てをシングルで切れそうなほど、名曲乱れ打ち。4つ打ちダンスビートにジプシー風スパニッシュギターが自然に絡む謎の名曲「Cress of Venus」が特に大好き。ベースのtetsuのバックコーラス魂が炸裂した「Dearest Love」も凄い。
『HEART』(1998.2.25)
これから!という時にメンバー不祥事で活動を休止してしまったラルクが放った、復帰第一作目。復活第一弾シングルで、ラルクを象徴するような名曲「虹」、どこまでも広がった世界が目に浮かぶような疾走感溢れる傑作ホーンポップ「winter fall」収録。全体の流れがとても良く、ファンの中でも人気が高い作品。「ラルク史でベスト3に入るほどベースが難しい」と言われる「fate」が好きだ。ベースうねりすぎ!
『ark』(1999.7.1)
衝撃のアルバム二枚同時発売の片割れ。「HEAVEN'S DRIVE」「Drivers High」「Piecese」「forbidden lover」など、ライブでも愛される、大量リリースされたラルクの代表曲がずらりと収録されているにも関わらず、アルバム全体の流れの良くなさから、ファンにあまり愛されていない、やや不憫なアルバム。自分もあんまり聴かないや、これ。
『ray』(1999.7.1)
あまり愛されていない『ark』とは反対に、ファンが「一番好きな作品」に挙げたり、ラルク初心者にも無理なく聴かせたりできる、多くの人に愛される全盛期の名盤。4人全員作曲が出来るバンド、という特性を活かし、とにかく名曲連発。最大のヒット曲「HONEY」、なぜシングルだったか今となってはわからない「花葬」「浸食」、場末のバーみたいな所で生演奏しているように聞こえるジャジーな「sell my soul」、ラルクファンで「嫌い」という人はまずいない「いばらの涙」収録。
『REAL』(2000.8.30)
明らかに本人達が疲れを見せていた時期にリリースされた、ラルク史で一番シリアスでハードな名盤。食虫植物の名を冠した鬼のようにアグレッシブな「THE NEPENTHES」、後光差しまくりのミレニアムにぴったりな「NEO UNIVERSE」、tetsu作詞による、綺麗なメロディーと痛々しすぎて笑える歌詞が印象的な「bravery」、切なすぎる「LOVE FLIES」。映画『リング0』のテーマ曲で、「貞子」をイメージしてかかれた「finale」、PVで踊りまくるラルクが衝撃だった「STAY AWAY」、などなど…とにかくネタ満載。あからさまに倦怠感に溢れた「TIME SLIP」の歌詞は興味深い。当時はLUNA SEAやブランキーなど、ベテランバンドがどんどん解散していった時期だったし、もしかしたら彼らにもその選択がチラついていたのかもしれない。
『SMILE』(2004.3.31)
約3年の活動休止をブチ破り、久々にラルクが放ったアルバム。疾走感溢れるロック、ブルージーなギターが印象的な曲、変なストリングスの入れ方してるけどギリギリでポップな曲、サイバーパンクみたいな曲、ラルクならではの泣きの名バラードなどなど…長いキャリアの中で彼らが獲得してきた、ラルクらしさに溢れた様々なタイプの曲を惜しげもなく披露。まるで、「活動休止してたからすっかり忘れてたけど、ラルクってこういう曲をやるバンドだったよね」と本人達が確認しながら作られた、という印象。故にファンの間では「ラルクを再開するためのリハビリアルバム」と位置づけられる。
『AWAKE』(2005.6.22)
前作で「リハビリ」を終え、完全復活をきめたラルク。これまで隠喩だらけの歌詞を書きまくり、明瞭なメッセージ性を打ち出してこなかったhydeが遂に覚醒。ズバリ「反戦」というテーマを掲げて歌いまくる。また、クールな印象が強かった彼らだが、今作ではまるで音を介して会話をしているような、妙な親密性が感じられる。その親密性の極地が名バラード「叙情詩」。PVも含め、完全に振り切ってしまった、美しくも狂ったラルクワールドにひたれる一曲。
『DUNE』(1993.4.21)
インディーズでリリースされた記念すべきラルクの1st。1曲目「Shutting from the sky」のイントロの、流れ星のようなギターに心を掴まれたなら、そこから一気にめくるめくラルクの狂った世界へ…。ダークなんだけど超メロディアス、浮遊感に満ちてるけど地を這うようなベースラインも印象的、そんな初期ラルクの魅力がつまりまくり。8曲目「As if in a dream」に対し、GLAYのTAKUROは「こんな曲、俺のバンドでもやってみてぇー!」と感動したそうな(本人談)。
『Tierra』(1994.7.14)
メジャーデビュー直後にリリースされたアルバム。ラルクのダークな世界観が白日の下に晒され、妙な照れ笑いを浮かべているような…そんなアルバム(どんな)。「All Dead」で暗すぎる歌詞にひたったり、7分越えの大作「White feather」にうっとりしたり、楽しみ方多様。デビューシングル「Blurry eyes」のPVは必見。
『heavenly』(1995.9.1)
前作よりも格段にポップさが増したが当時はまだまだヴィジュアル系好きの一部の人にしか聴かれていなかった。しかしこの頃から現在のラルクにも通じて来そうな、いかにもヒットしそうなメロディーがちょろちょろと現われ始める。「C'est la vie」などはその典型。「ガラス玉」でhydeの表現力に、「Vivid colors」で美しきギターワークに、「Secret sign」でリズム隊の強度に、それぞれ酔いしれよう。
『True』(1996.12.12)
この時期にラルクを知った人はかなり多いのでは。アコギとハーモニカとサビのメロディーが切なすぎる「flower」と、超アッパーなストリングスが印象的な「Lies and Truth」という二つの名シングル曲が収録されているがこんなのは序の口。収録された10曲全てをシングルで切れそうなほど、名曲乱れ打ち。4つ打ちダンスビートにジプシー風スパニッシュギターが自然に絡む謎の名曲「Cress of Venus」が特に大好き。ベースのtetsuのバックコーラス魂が炸裂した「Dearest Love」も凄い。
『HEART』(1998.2.25)
これから!という時にメンバー不祥事で活動を休止してしまったラルクが放った、復帰第一作目。復活第一弾シングルで、ラルクを象徴するような名曲「虹」、どこまでも広がった世界が目に浮かぶような疾走感溢れる傑作ホーンポップ「winter fall」収録。全体の流れがとても良く、ファンの中でも人気が高い作品。「ラルク史でベスト3に入るほどベースが難しい」と言われる「fate」が好きだ。ベースうねりすぎ!
『ark』(1999.7.1)
衝撃のアルバム二枚同時発売の片割れ。「HEAVEN'S DRIVE」「Drivers High」「Piecese」「forbidden lover」など、ライブでも愛される、大量リリースされたラルクの代表曲がずらりと収録されているにも関わらず、アルバム全体の流れの良くなさから、ファンにあまり愛されていない、やや不憫なアルバム。自分もあんまり聴かないや、これ。
『ray』(1999.7.1)
あまり愛されていない『ark』とは反対に、ファンが「一番好きな作品」に挙げたり、ラルク初心者にも無理なく聴かせたりできる、多くの人に愛される全盛期の名盤。4人全員作曲が出来るバンド、という特性を活かし、とにかく名曲連発。最大のヒット曲「HONEY」、なぜシングルだったか今となってはわからない「花葬」「浸食」、場末のバーみたいな所で生演奏しているように聞こえるジャジーな「sell my soul」、ラルクファンで「嫌い」という人はまずいない「いばらの涙」収録。
『REAL』(2000.8.30)
明らかに本人達が疲れを見せていた時期にリリースされた、ラルク史で一番シリアスでハードな名盤。食虫植物の名を冠した鬼のようにアグレッシブな「THE NEPENTHES」、後光差しまくりのミレニアムにぴったりな「NEO UNIVERSE」、tetsu作詞による、綺麗なメロディーと痛々しすぎて笑える歌詞が印象的な「bravery」、切なすぎる「LOVE FLIES」。映画『リング0』のテーマ曲で、「貞子」をイメージしてかかれた「finale」、PVで踊りまくるラルクが衝撃だった「STAY AWAY」、などなど…とにかくネタ満載。あからさまに倦怠感に溢れた「TIME SLIP」の歌詞は興味深い。当時はLUNA SEAやブランキーなど、ベテランバンドがどんどん解散していった時期だったし、もしかしたら彼らにもその選択がチラついていたのかもしれない。
『SMILE』(2004.3.31)
約3年の活動休止をブチ破り、久々にラルクが放ったアルバム。疾走感溢れるロック、ブルージーなギターが印象的な曲、変なストリングスの入れ方してるけどギリギリでポップな曲、サイバーパンクみたいな曲、ラルクならではの泣きの名バラードなどなど…長いキャリアの中で彼らが獲得してきた、ラルクらしさに溢れた様々なタイプの曲を惜しげもなく披露。まるで、「活動休止してたからすっかり忘れてたけど、ラルクってこういう曲をやるバンドだったよね」と本人達が確認しながら作られた、という印象。故にファンの間では「ラルクを再開するためのリハビリアルバム」と位置づけられる。
『AWAKE』(2005.6.22)
前作で「リハビリ」を終え、完全復活をきめたラルク。これまで隠喩だらけの歌詞を書きまくり、明瞭なメッセージ性を打ち出してこなかったhydeが遂に覚醒。ズバリ「反戦」というテーマを掲げて歌いまくる。また、クールな印象が強かった彼らだが、今作ではまるで音を介して会話をしているような、妙な親密性が感じられる。その親密性の極地が名バラード「叙情詩」。PVも含め、完全に振り切ってしまった、美しくも狂ったラルクワールドにひたれる一曲。
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