拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

西へ…(1)

2009-01-25 23:14:37 | ライブ
1月24日、スピッツのライブを観に、大阪まで遠征した。「スピッツ、ついに初のアリーナ公演!」ということで話題になったこのライブ。一度でいいからライブを観てみたいバンドだったけど、なかなか地元のホールのチケットは取れなかった。でも、アリーナでやるんだったら取れるかも!ということで、少々面倒だったが、行ってしまいましたよ、大阪城ホールまで。初スピッツ、そして初城ホール。まさかラルク以外のバンドのために遠征することになるとは…でも、行って本当に良かった。良いライブでしたぜー。最新アルバム『さざなみCD』収録曲を中心に、「チェリー」「ロビンソン」「渚」などヒット曲を交えながら約2時間半、極太のグルーヴと清らかで伸びやか過ぎる声に酔いしれてきました。席は「ステージサイド席」。本当にステージの真横で、ずっとスピッツメンバーの横顔を見てる感じ。スクリーンは角度的に殆ど観られず(苦笑)。でもスクリーンなんて観なくても、本物が目と鼻の先にいるからね。一回だけタンブリン片手に元気に歌うマサムネさんが、超~近くまで来てビビったぜ。ステージは私が見たアリーナライブ史上最もシンプルなもので、ステージ袖のスタッフも丸見え。さすがNブロック(向かって左端のブロック)。ラルクのライブでこの席だと、スクリーンを使っての映像演出が観られなくてかなり辛いものがあるだろうけどスピッツは全然大丈夫でした。
スピッツファン歴は多分4年弱ぐらい、ひょんなことからアルバム『三日月ロック』を聴いてスピッツにハマった私だが、実は未だに全部のアルバムを聴いてなかったりする。『三日月ロック』の次作『スーベニア』を聴いた後、過去に遡る形でアルバムを聴いていったのだが、95年リリースの『ハチミツ』で何故か止まってしまったのだ(多分それ以降のアルバムは中古で手ごろな値段で買えるやつを見つけられなかったんだろーな)。だから「ライブで知らない曲ばっかりやられたらどーしよー…」と漠然と思ってたけど、稀有だった。なんかもう、私の好きな曲ばっかり次々と演奏されてくんだよな。『さざなみCD』自体が非常に好きなアルバムなので、その中の曲を全曲(だよね?多分…)やってくれた時点で個人的には最強のセットリストなわけだが、「夜を駆ける」「けもの道」「8823」「楓」などが聴けたのは本当に嬉しかった。予想外だったから。特に「夜を駆ける」!あの冷たいピアノのイントロが聴こえたとき大興奮したね。「これやるんだ!キャー!」的な。好きになったきっかけの曲だし、多分何度も何度も書いてるけど曲の盛り上がり方が初期ラルクっぽいし。泣きそうになったよ。あ、「漣」でちょっと涙出ちゃったのは内緒な。
それにしてもマサムネさん歌上手かったなぁ。素直に聴き惚れまくり。本人も気持ち良~~く伸びやかに歌いすぎて歌詞が飛ぶ、というハプニングが起きたぐらいだ。凄いなぁ、全盛期と全く声変わってないんだろうなぁ。それとあと、ベースが本当にカッコよかったなぁ。超気持ちよく横ノリで聴けた。声が伸びやかで演奏気持ちよくて曲良くて……書いてて思ったけど、ラルクのライブに行ったときと似たような感想書いてる気がする(笑)。まぁ、両者は個人的にかなり似た要素を持ってるバンドだと思ってるからな。強靭なリズム隊と起伏に富んだ美しいメロディーを伸びやかに歌い上げる声、ついでにボーカルの年齢不詳っぷりも似てる。マサムネさん全然変わんねーな、見た目。テレビに出始めた95年頃から、ずーっと変わってないんじゃないか?若々しい…。hydeも今年40歳になるとは思えない程若々しい容姿をしているが、髪型やら服装やらの特徴は頻繁に変わってる。でもマサムネさんは本当に何も変わっていないのでは…もしやバンパネラか。だって、「あれ、時が経ってるハズなのに、彼は何一つ変わってない!」みたいなこの状況は『ポーの一族』と同様の世界だぜ。エドガーの仲間なのか、マサムネさんは。
ライブ始まる前の大阪プチ見物について書こうと思ったが、長くなりそうなので一旦ここで切ろう…。