拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

アマチュアリズム・レボリューション21

2007-11-05 18:08:58 | 音楽
http://www.youtube.com/watch?v=e2Na-IJbEog

この動画本当に凄いなー…。素人パワー恐るべし。音だけ抽出してipodに入れてヘビロテ中である。モーニング娘。の大ヒット曲「恋愛レボリューション21」と、ライムスターのアルバム『グレイゾーン』収録曲「グレートアマチュアリズム」をマッシュアップした楽曲。いや~、超超超超いい感じな、ファンキーなダンストラックじゃありませんか。この、一見接点が全く無さそうで大アリな両グループの組み合わせが最高だよね。どちらかのファンならば、「ライムスターの宇多丸(スキンヘッド+グラサンのラッパー)がモーヲタ」という事を知っているはず。宇多丸は、ジャンクだらけのJ-POPの中からキラ星のごとく輝く楽曲を探求することを趣味の一つとしており、モー娘も熱心に愛聴している模様。ここ数年はモー娘。の楽曲に見切りを付けたのか、テクノポップユニットPerfumeに夢中のようだけど(大分前から推してたな。まさか本当にブレイクするなんて思わなかった)、それでもハロプロソング探求は続けている様子である。数年前「テレホンショッキング」に出演した際は、モー娘Tシャツを着用し、「タモさん、加護ちゃんとメールしてるって本当ですか?」と謎の質問を投げかけていた。
ちなみに宇多丸は「アイドルだって女の子、男と付き合おうが出来ちゃった結婚しようが本人の勝手」というスタンスで、モーヲタの中ではかなりの少数派、というか「極左」の部類らしい。自らを「アイドル左翼」とし、「アイドルはファンが抱いてるイメージを守り通すべき」という思想を持つ大多数のアイドルファンや、アイドル事務所(こういう立場の人たちは宇多丸の言葉を借りれば「アイドル右翼」)を糾弾している。いや、アイドルファンだけじゃなく、一般の人たちも「アイドルはイメージを守れ」って潜在的に思ってるんだろうな、ブログやmixiの日記なんかを見てると。ジャニーズのアイドルが熱愛発覚したって誰も文句言わないのに、今年の一連のモー娘関連のスキャンダルは「けしからん!」一辺倒だったもんなー。和田アキ子まで「アイドルは処女性を大事にすべき」とコメントする始末。…星の数ほどのアイドルを「後輩」として見て来たはずの大物の貴方なら、アイドルがイメージを守ることの大変さを代弁するぐらいの寛容さがあってもいいのでは…。
…大分話が逸れた。とにかく宇多丸はハロプロ大好きで、自身のラジオでも膨大なハロプロ関連の楽曲から隠れた名曲をピックアップしてかけまくっている、と。本人も「アマチュアリズム・レボリューション」の存在を知っており、気に入っているのかラジオで「恋愛レボリューション21」のリミックスバージョンと「グレート・アマチュアリズム」をマッシュアップしてプレイしていた。「恋愛レボリューション21」、名曲だなー。楽曲的にも在籍しているメンバー的にもこの頃が絶頂じゃないかしらん。とにかく「ダンス☆マンGJ」って感じか。ワイワイ盛り上がるし、「超超超いい感じ」の部分が異様にカッコいいし、歌ってるメンバー可愛いし、踊りも面白いし…。モーニング娘のシングルでは最高傑作ではないかと。とは言ってもここ数年のモー娘の曲は全然わからないからなー。曲どころか、今モー娘に誰が在籍しているのかすら全くわからない。顔も浮かばない…。まぁ、時代の流れだよね…。今は、もう…。あ、でもね、宇多丸のブログで紹介されてたんだけどね、今年出たモー娘。のシングル「笑顔YESヌード」という曲は奇跡的に名曲なんだと。確かに、全盛期を彷彿とさせるファンク風味のディスコで、ちょっとセクシーで、普通に良い曲だよ。根気良く見守ってきた宇多丸のような人にとっては「奇跡的に名曲」になるんだろうね。

とりあえずお気に入りでございます、「アマチュアリズム・レボリューション21」。曲タイトルも良いんだよなぁ。「グレート・アマチュアリズム」と「恋愛レボリューション21」というタイトルをただくっつけただけなのに、「グレート・アマチュアリズム」で説かれているメッセージ性がよりクッキリ浮かび上がってしまっている。まさにベストカップル。