拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

着飾った街はもう幻想さ

2007-10-23 22:12:12 | L'Arc-en-Ciel
ラルクの新曲「Hurry Xmas」を聴いた(今年のこのブログ、こういう書き出しの記事多いな。それだけ活動が活発なので…)。ジャズテイストのクリスマスソングである。もうホーンがプップクジャンジャン鳴り響いてて、クリスマス仕様のディズニーランドのBGMみたいな仕上がり。「ミッキーマウスレビュー」って感じ?ラルク…冒険しすぎ(笑)。ジャズだからして、リズム隊に要求されるレベルも普段より高度。妙にテンポ速いしね(なんてったって「Hurry」だし)。今までのラルクでは聴く事のなかったベース&ドラムが聴ける。特に、ブラックミュージック全般に殆ど興味無さそうに思えたtetsuの演奏が新鮮。今年のラルクはディスコパンク、U2直系ギターロック、キュアー風アニソン、そしてジャズ歌謡と、シングル4曲だけで異様に幅広い音楽性を見せ付けてくれている。なんなの?ねぇ、なんなのさ。
この曲、確認したわけではないが、おそらく今年のツアーのオープニングSEとして流れてた曲だと思われる。星がキラキラ輝く映像が流れたのだが、その時使われてたインストが多分この「Hurry Xmas」。いやぁ…驚いた。あれもラルクの新曲だったなんて!やられたよー。
曲調もラルク史に於いてかなり斬新だが、歌詞も今回凄い。タイトル「Hurry Xmas」が示す通り、「あぁ~、早くクリスマスにならないかなぁ~パーティーしてぇよ~!!」という気分が詰め込まれている。しかも、クリスマス系の単語を列挙し、クリスマスの様子を具体的に描写。「具体的」ほどラルクの歌詞に似合わない言葉も無かったのだが…。「ねぇ早く聖夜にならないかな」「雪が降り積もればいいのに今年も降りそうにない」「プレゼントはまだ隠しておいて」「柊のリースキャンディーケーン飾りたてたツリーあの子喜んでくれるかな」……楽しみにし過ぎ。ウキウキし過ぎだよ(笑)。最後の「Thank you Jesus」が唯一ラルクっつーかhydeっぽい。hydeっぽいと言えばメロディー、ノリと勢いとスピード感で最後まで突っ走るこのメロディーは、雰囲気こそまるで違うものの「HEAVEN'S DRIVE」「HONEY」あたりを思い出す。せっかちな曲をたくさん作る人・hyde。
「MY HEART DRAWS A DREAM」「DAYBREAK'S BELL」と、王道の名曲をリリースした後、もの凄い変化球をぶん投げてきたラルク。この曲のイントロが流れてきた瞬間、笑ったもんなー。聴いてる間中ずーっとニヤニヤしてしまう。あまりにもハッピーな雰囲気で。今年出たシングルたちの歌詞の世界観は見事にバラバラだけど、根本は多分同じだろう。「あなたの笑顔があれば私は幸せ」。アルバムが超楽しみになってきた…。もちろん「Hurry Xmas」も。買うよ、付属のDVDのために。浜松のライブの思い出が詰まっているはずだもの

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