さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

アメリカシロヒトリ怖い

2017-07-15 | 日記
アメシロは戦後アメリカ軍の軍需物資についてきた北米産の害虫と言われています。充分アメリカの殺虫剤に耐えてきて日本に渡ってきたんでしょうね、トンボや蝶やイナゴや蜂などの昆虫が強い殺虫剤の影響で激減している今の日本なのにアメシロは平気で増え続け猛威を振るっている怖い害虫です。

昨年の今頃はアメシロに食い荒らされて葉脈だけの葉にされてしまった桜や梅や桑の木などがあちこちに見られました。そんな木の桜や梅の木は今年の春はみんなみすぼらしい花しか咲きませんでした。

でも今年はアメシロのついている木はほとんで見られません。区のアメシロ防除班の方たちが軽トラに殺虫剤液を入れた大きなタンクと動力噴霧器を積んで集落内をくまなく防除消毒をして下さったからなんです。でも油断は出来ません。アメシロは年に2回から3回発生すると聞いていますから。

本当はアメシロの防除は注意して見ていればそんなにお金も労力もかけずに割と簡単にできるんですよ

アメシロの幼虫が卵から孵って葉を食べ始めた木はすぐに分かります。写真のようにアメシロの幼虫に食べられて葉脈だけになった茶色の葉をつけた枝がついています。中央の茶色の葉をつけた枝は食べ終わった枝です。右側と左側下のちょっと白っぽい枝はいま食べている葉のついた枝です。



いま食べている葉をみると写真のように幼虫は身を寄せ合って群れて葉をたべています。写真ではよく分からないんですけど、卵から孵ったばかりのアメシロの幼虫はしばらくの間は天敵から身を守るためんなんでしょうか、くもの巣の糸のようなもので囲った網のような巣を作りその中で集団で葉を食べるのです。左下に細い糸状のもので作った元の巣が残っています。この幼虫の時がアメシロ駆除が一番簡単な時なんです。アメシロのついた葉や枝をとって踏みつぶせば一度に数十匹の幼虫を駆除できるのです。やがて幼虫は脱皮して大きくなって木の枝一面に散ってからでは遅いのです。その時は動力噴霧器で薬剤散布するしかありません。



アメシロのついた枝を踏みつぶしましたけど、写真ではまだ2匹ほど残っています




私は散歩しながらアメシロのついた枝を見れば必ずその枝をとって踏みつぶしているんですよ。剪定鋏とか高枝切りがあれば万全です。昔高枝切りがなかった頃は長い竿の先に太い針金をつけ布を巻き灯油をつけ火をつけアメシロのついた葉を焼きました。みんなで駆除してアメシロをいなくしたいですね。

爺いの昔のアメシロ防除を思い出しながら書きました。

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4 コメント

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Unknown (野営人)
2017-07-15 13:29:37
さんたろうさん、こんにちは
一番最初の蛾は、マイマイガのように思われます。
これも10年周期で大量発生するんですよね。
確か前回は2013年頃だったかと思います。
2~3年続きますから、これもやっかいな蛾です。

アメシロはボクもなるべく早期発見を心がけておりまして、見つけたら枝ごと切って焼却処分します。
毒は無いと言われてますが、あの集団コロニーは気持ち悪いですよねー
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気を付けていてもいつの間にか (基左衛門の独り言)
2017-07-15 17:02:23
 我が家は今は梅の樹だけを見てればいいのですが、気を付けていても大きくなって居たりして大慌てします、今年は其れでもまだ付かないようです、このままつかないことを祈ってます。
 上州のこの辺ではアメヒトと呼ぶようです、所変わればですかね。
              上州の八十爺
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基左衛門さん (さんたろう)
2017-07-16 16:10:00
アメヒトは梅の木によくつきますね。ほんとに困りものです。

アメリカシロヒトリはいろんな呼び方があって面白いですね。アメヒト・アメシト・アメシロ・人によって地方によっていろんな呼び方してますけど困った害虫です。
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野営人さん (さんたろう)
2017-07-16 16:40:05
アメシロの成虫の蛾と思って掲載した写真はネットでウィキペディアの画像からお借りしたんですけど間違っていたようです。早速教えて頂いてありがとうございました。間違がっている写真ですので削除いたしました。

私はアメシロが大嫌いで見つけるたびに靴で踏みにじります
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