町営温泉糸桜里の湯(しおりのゆ)近くの旧スキー場跡にはきれいなゼンテイカ(日光キスゲ)の小さな群落があるんですよ。
ゼンテイカ(日光キスゲ)は高地の湿原に群落を作ります。尾瀬や近くの雄国沼湿原の群落が有名ですよね。それがどうしてこんなに町のすぐ近くのスキー場跡の低地に小さいけど群落をつくっているんでしょうね、わたしは不思議に思っているんです。
その群落も数年前頃には葛と萱の藪に埋もれて消えかかっていました。ですから私はここ2年ほどは行っていませんでした。所が今年行って驚きました。ゼンテイカの小群落が見事に復活していたんです。嬉しかったんです。
それは一昨年頃から大型機械でスキー場の萱が刈り取られるよになって葛の藪が消えて陽当たりがよくなったからなんですね。萱もこんなに見事になって葛の蔓もなくなりましたから歩くのもぐんと楽になりました。
糸桜里の湯から20分ほどスキー場の坂を登るとこんなきれいな花の群落あるのに
誰も訪れません。ですからこの小さなゼンテイカの群落は私独り楽しむ町の花なんですよ。そうそう昨年糸桜里の湯裏の教育の森入口でカモシカさん親子に会っていますので私はカモシカさんのお仲間に入れてもらっていることになるんでしょうかね。
会津方言ですか、一つ利口になりました。
上州の八十爺
ゼンテイカのことですが会津でも私を含めて一般ではみな日光キスゲと言っております。でも植物好きの方は皆さんゼンテイカ(日光キスゲ)と言っているので私もちょっと気取ってゼンテイカと言ってみたんです。お恥ずかしいです。
ただ、一般に日光キスゲは高地の湿原に群落をつくっているのに私の町の日光キスゲは標高300m前後のスキー場の中腹、たぶん標高250m前後の低地に群落をつくっているので私は不思議に思って時折訪れて楽しんででいるんです。