さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

私のエリーはこんなにかわいい女の子

2013-12-23 | 日記


 
 エリーは幼犬時代、厳しい冬の寒さも自分のお家と湯たんぽで乗り切って生後1年3ヶ月、こんな可愛い女の子になりました。

 私のエリーの一ヶ月、私はひたすら私の愛情いっぱいをエリーに注ぎました。そしてエリーはひたすら私の愛に応えてくれました。家にいるときも散歩の時もエリーは精一杯に私とばばちゃんに甘えてくれました。私が車まで出かける時はいつも後部座席の毛布の上で一緒しました。

 でも、家族になって2ヶ月目、エリーが生後5ヶ月になった頃から少しずつ少しずつしつけを始めました。

 私の頭の中には次のようなことがありました。

(1) シベリアンハスキー犬は厳寒のシベリアの冬の雪原で犬ぞりを引く犬種であるが、オオカミにもっとも近い犬種でで鋭い野生の能力と激しい気性をもっていること。

(2)オオカミは集団で生きている動物で厳しい序列の中で生きている。オオカミの子孫である犬は飼われて家族になるとその家の序列の中での自分の位置を決めて行動するようになる。もし飼い主の扱いが間違うと犬は自分がその家のボスと思い込みわがままいっぱいになって手がつけられなくなる。

(3) 私はワンちゃんとの散歩で愛犬に長いリードをつけて引っ張り廻されてる飼い主にはなりたくない。

(4) 多くの人の中には犬が嫌いな人、犬が怖い人がいる。公園や町中など少しでも人の姿のあるところでは愛犬のリードを短く持ってきちんと左につけて人の迷惑にならないように歩あるかなければならない。

 そう思ってエリーが家族になって2ヶ月頃(生後5ヶ月)から少しずつ少しずつ、でもきちんとしつけて行こうと思いました。猟犬とか介護犬とか警察犬のような特別な犬にするためではなく、ただ可愛い家族としてのしつけ、私と家内の指示をきちんとまもり人の迷惑にならないためのしつけですからそんなたいそれたしつけではありません。

 おすわり・お手・伏せ・まて・つけ(散歩で左につく)・呼び (お出でや犬笛で素早く飛んでくる)以上の4つが出来れ充分と思っていました。

 エリーは簡単にそれらを覚えてくれたわけではありません。ご褒美の餌と、愛撫と、「おりこちゃん」のことばで少しずつ少しずつしつけて行きました。もちろんやっていけないことには厳しい「だめ!」との叱責、時には伏せをさせての厳しい叱責もありました。

 猟犬ではありませんから「もってこい」などというしつけは必要ありませんけど、呼びの訓練のひとつとしてボールをなげて拾って来させるしつけもやりました。遠くにテニスボールをなげて「持ってこい」というととんでいって得意になってもって来るようになりました。しつけというよりエリーには楽しい遊びでもありました。



 そしてしつけではありませんけど散歩の折にはいつもエリーにことばを掛けていました。「みぎだよ」「左だよ」「上にいこう」「帰ろうか」「きれいな花だ」「誰かいるね」・・・などなどわかろうがわかるまいがいつも話しかけました。

 生後1年3ヶ月頃は誰もいない野や川辺や山の道ではもうリードは必要なくなっていました。右だよ、左だよ、上だよ、待て、お出で・・そんな必要なことばをいつのまにか覚えていてくれたのです。

 誰もいない川辺でエリーに「洗ってこい」というと喜んで流れの中に飛び込んで遊びました。そして「帰るよ」と呼ぶとすぐに飛んで帰って来るようになっていました。



 でも、1年6ヶ月頃誰もいない「取りあげ峠」の頂上で大変な目にあいました。でもそれは私とエリーの絶対の信頼が生まれれる出出来事でもありました。