さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

早乙女踊りも華やかなお田植え祭りです

2013-07-08 | 日記


 毎年の7月7日は会津坂下町栗村稲荷のお田植え祭りです。
 定林寺境内を始め町の4カ所で舞われる早乙女踊りは華やかでそして伝統のあるゆかしい踊りです。
 古くから新館集落に伝わっていた栗村稲荷神社に奉納する舞いだったんですけれど何年か前からは会津農林高校の女生徒さんの舞いも加わっていっそう華やかさをましています。


 
 会津坂下は今は豊かな稲作地帯ですけど、古くは水利の便が悪く荒れ地の多いところだったと言われています。それを嘆いた栗村の地頭栗村弾正盛俊が永仁4年(1296)長大な栗村堰を開削しこの地方を豊かな稲作地帯に変えたと言い伝えられております。

現在の栗村堰です
 
  
 
栗村堰の写真と文は「会津坂下歩くべガイド」によりました


 栗村弾正は堰の開削を始めるにあたり館(やかた)内におまつりしてあった稲荷社に工事普請の無事完成を祈ったところ、夢に稲荷社のおつかいの狐が現れその長大な堰筋を教えてくれました。朝起きて見ると新雪の上に鮮やかに一本の狐の足跡があってその足跡にそって堰を開削したところ見事に堰が完成したと言われています。その館内に祀られていた稲荷社が現在の栗村稲荷神社の祖だと言われております。
 
 「会津坂下の伝説と史話 井関敬嗣先生」による。


 お田植え祭りでは栗村弾正の偉業をしのび定林寺で盛大に墓前法要が行われております。


 午前9時30分より栗村稲荷神社の御輿の渡御が行われ市内を巡行します。「お神輿ワッショイ」ではなくて猿田彦の尊の導きによる静かで厳かな渡御です。信心深い氏子のみなさんはそれぞれ門前に立ってお迎えして拝礼し供物を捧げます。


 祭礼の呼び物に町をあげて行われる子どもたちの相撲大会がありあます。会津坂下の子どもたちの相撲は国技館で行われる全国わんぱく相撲大会で毎年よい成績を上げていると聞いています。






 栗村稲荷神社のある諏訪町の太鼓台のにぎにぎしい行列です。祭り囃子に心が躍ります。


 
町のライバン通りではたくさんの出店がでて人々を楽しませています


 じじいの私はぎっくり腰が再発したのでコルセットをきつく閉めて痛みを忘れて走りまわりました。86歳じじいの楽しい一日でした。