石の上にも三十年

焦らず、気負わず、程程に…。
整体&リフレ+酵母パン屋の自営業一家
何でも手作り、手仕事生活。

貴重なひろめ

2011年03月09日 13時35分57秒 | 我家の食卓

公私ともにお世話になりっぱなしの

尾鷲在住、小川耕太郎∞百合子社から貴重な贈り物が届きました。

地元の人も食べ損ねそうな、この時期限の貴重品“ひろめ”


いつも雛祭りの前後に電話があって、あったから送るよ~と連絡をいただく。

電話を切るとともにすぐに大好きなさんばい酢の在庫チェック(笑)

とにかく新鮮なうちにさんばい酢でたらふくいただくのだ。


「広布(ひろめ)」とは、昆布の姿をそのまま表現した言葉。

古く海藻類は布のように広幅であることから「布(め)」と呼ばれていたそうです。

昆布は、中でも葉が広い(大きい)ので、「広布(ひろめ)」と名づけられたのです。


おめでたい席に欠かせない昆布とも言われています。

昆布の歴史は古く、およそ1300年前にはすでに食されていました。

当初は「広布(ひろめ)」と呼ばれ、その語意・発音から、

“広める”“おひろめ”など、縁起をかつぐものとして、よく祝いの席に登場していましたそうです。


それでは早速いただきましょう♪

ぐらぐら沸騰した大鍋と氷水を用意。



黒々とした巨大なひろめをざぶん。



一瞬で鮮やかな緑に。



それと同時にいその香りがふわっと舞いあがります。



お湯にさらすのは色が変わる一瞬で充分。

さっと湯がいたら氷水に入れて洗います。




もっとやっちゃおう♪



大きなひろめを



ざぶ~ん



きれいな色に変わったら出来あがり。


トロトロのねばねばでこまかく切るなんて難しすぎる~ってほど。

では、いたたきま~す!!!




コリコリとした歯ごたえに、かむごとにあふれだす磯の香りと味わい。

これこれ!たまらな~い!!

子供たちも口いっぱいにしながらバクバク食べてました。

「おいしい~ね~」と何度もおかわり。


耕太郎さん、ご馳走様でした!


(かしこ)



韓国石器(パン焼きのスチーム用)

2011年03月09日 11時07分31秒 | パン屋開業への道&道具達

我が家はまだ業務用オーブンを経験したことがなく、

自宅用にグリーンレーズン酵母をおこし、パンを焼き始めた頃から

家庭用のオーブンと共に歩んできた。


なので、窯に蒸気をいれるためには石を熱し、水をかけるという

危険かつシンプルな方法しかない。


前は近所のおとめ山公園で娘と石をお土産にいくつかいただいて使っていましたが、

2年もすると石もひび割れ使い勝手も悪くなって…

よりたくさんの安定した蒸気を出すために料理用の石を使うように。


正直使い方が正しくないため悪くなるのも早い。



今回もこんなに厚い石がぱっくり…

直火で熱してお水をかける。それだけでものすごい蒸気が出るんです~



でもさらに1/3に割れる亀裂がは入り、さすがに危険を感じたので新入りと交代。


オーブンメーカーさんに言わせたらこんな使い方

「危ないし、オーブンが壊れる」…と苦言をいただくかも(笑)


今回の石はより丈夫で蒸気もよく出るんじゃないかと

ご主人が調べて注文してくれたもの。


本来はハンバーグやお肉を焼くもの。



直径16センチ、厚み2,5㎝。

頼もしい~


ひと手間かけてより長く使えるように。



1、大鍋に石器全体がしたるくらいの水と、塩200グラムほどを入れます。



2、そこに石器を入れ、30分ほど沸騰させます。
その時石と鍋、石と石の間にくぎや小石を入れて隙間を作ってください。

3、石器をとりだし、粗熱を冷ましてから流水で塩分を流します。
すぐに冷やすと割れることがあるので注意。

4、水気を拭き取り乾燥させた後、全体にサラダ油を塗り込み、一昼夜寝かせて水洗いをして完成。


私はパンによって熱する時間やかける水の量を調整しています。

一度どこかのショールームで蒸気注入できるオーブンで焼いてみたいなぁ

(かしこ)