運動会が終わって、ホッと一息。今日は先週受けた理科のテストが返されてきました。95点。嬉しかったんでしょう。妹のヤマハの教室まで持ってきて私に見せました。前日、2時間半一緒に勉強した成果なのですが、良く頑張ったと思います。
私が嬉しかったのは、記述式の問題の答えが、キチンと形になってきた事。
「何故ですか?」と聞かれている問題に、「○○するため」と、書けていました。「どういうことですか?」という質問には、「○○ということです」と書けていました。
理科のテストは、他の教科に比べてだいぶ楽に出来ているような気もしますが、それでも、 「問題をしっかり読み」 「聞かれている事が理解でき」 「形式にのっとった答え方が出来る」ようになってきた事で、今後の見通しが随分と明るくなりました。
最近、娘は言葉に関して色々聞いてくるようになりました。
先日は、「忍玉乱太郎シリーズ」を読んで(まだ音読です)、「私いつもここがわからないの?」と聞いてきました。「ここ」とは・・・ 「あるとき。あるところ。」まさに、冒頭部分が良くわかっていなかったのでした。
「あるとき」って、昨日とか、何月何日みたいに、はっきりわかっているときじゃないことだよ。「あるところ」も、どこかはよくわからないところのことを言うんだよ。と、教えると、安心したように続きを読み始めます。
誰もが、「知ってて当たり前だ」と思う言葉が理解できない。その状態で読書をしたり、授業やテストを受けるのはどんなに大変だったろうと思います。
「わからなければ聞くんだよ」と、大人は簡単に言いますけれど、彼女クラスになると、「わからないこと」があまりにいっぱいで、「聞く」のもそう簡単ではありません。第一、音読の時には「今読んでいる字」を追うのに必死で、「言葉」自体はあまり頭に入ってこなかったのだと思うんです。
最近になって、こんな風に彼女から質問が出てくるようになったのは、「読む力」が少しづつ上がってきて、わからなかった言葉に目を留める事が出来るようになってきたからかなと、考えています。
それから、先日こんな事も。
テレビで「植物状態」という言葉を聞いた翌日、植木がびっしり生えている場所を見て、「植物状態だよね。」って言いました。
パパと一緒に固まりかけましたが、聞いた言葉をすぐに使おうとする彼女の気持ちを潰したくなくて、さり気無く、使い方の違いを説明しました。
とんでもない事を知らなかったり、ものすごーーく頓珍漢な言葉の使い方をしたりしていますが、今、彼女は「自分の中の言葉」を増やし始めているのだろうと思います。
普通のお子さんが、年長さんや低学年でする事を、胸も膨らみ始めた5年生でするのですから、それもまたしんどい事でしょう。でも、それは大事な一歩。笑ったり、怒ったりして潰さないように、心がけていようと思います。
でも・・・「植物状態」は、けっこうツボにきたなぁ・・・。