4年の時にいろいろあって、娘はすっかりいじけてしまい、それがきっかけで検査をすることになりました。検査をしてくれた教育相談の心理士さんは、数値よりむしろ自信のなさを心配して、以来定期的に相談に応じてくれます。2週間に1度、母子それぞれに1名の担当がつき1時間ほどを一緒に過ごしているのです。
心理士さんたちの心配をよそに、検査後まもなく娘は明るさを取り戻し、「相談」を受けるのが憚られるほどになりました。今日も、相談に向かうエレベーターの中で、「上にまいりまーーす」とやってくれます。相談所の方も乗っていたので、大声をたしなめると、「子供だから大きい声が出ちゃうんですぅ」と屈託がありません。相談階に着くとスキップと鼻歌、待っていた心理士さん達も呆れ顔です。こんなんで「教育相談」って、なんか申し訳ないなぁ。ごめんなさい。
でも、娘が「この場所を楽しみにする理由はやっぱりあるのです。
言葉が弱い娘、お喋り全開の同級生女子にはうまく話し掛けられない、噛みあわない。だけど、喋りたい事、主張したい事は体いっぱい溢れてる。プロの先生はその辺りを上手に引き出してくれるのです。
「S先生には、はなしかけやすいの。遊ぶのも楽しい」そう話す娘。申し訳ないけれど、もうしばらく先生方のお時間とお力をお借りしようと思います。