世田谷ボロ市
とまりぎ
東急世田谷線の上町駅から歩くと、ボロ市をやっている。江戸中期から始まったそうだが、骨董品のような物もあるが、新品の道具類も売っている。
中心の通りをボロ市通りといって、毎年の暮と正月に市ができる。
人出が多く、交通整理もやっている。
通りの真ん中にあるのが代官屋敷で、世田谷のシンボルのようだ。
代官餅の矢印に従って横丁へ入ると、多くの人が列を成している。その列の中に並んでいた一人の女性から声をかけられた。瞬間に見覚えのある人だと思ったが、どこで会ったか思い出せない。すると、中学校の同窓生だと言う。そうか、見覚えがあるはずだ。
このあたりで知っている人はいないはずだったが、ボロ市は有名で人が集るところなのだと知った。代官餅とはどんな餅かをきいたところ、つきたての餅に黄な粉や大根おろしなどをまぶして食べるのだそうだ。それだけ聞いて、食べる気にはならないから並ぶのをやめた。
社会保険事務所を通り過ぎ、通りの一番奥には世田谷中央病院があって、来た道を振り返るとまだまだ人が多い。
この道を行くのは疲れるから、表の世田谷通りへ抜けて帰る。