村木厚子さんの裁判に注目を

　厚生省職員・課長の村木厚子さんの裁判が行われている。
　私は彼女とは、子どもたちが小さい頃にお付き合いがあったので、この事件が報道された時は信じられなかった。それから、間もなく逮捕に至ったことにもこんなに早くと驚いた。
　彼女が厚生省に勤めていることは知っていたが、いつも控え目で優しい彼女が、こんなに偉い人になっていたとは知らなかった。ただあの頃、毎日帰りが遅く、深夜になることも多く、厚生省のお仕事（国の仕事は）やはり傍からみても大変だなといつも頭が下がるくらいの働き方だった。
　　お二人とも、どうしていられるのかと、心配していた矢先、ネットで「村木厚子さんを支援する会」を知り、この事件の真相や裁判の経緯を見守っている。
　多くの方々の思う通り「冤罪」はもう間違いない。それにしても、この裁判の経過記録をみていると恐ろしい。作られたシナリオに沿って犯罪者が作られていくような・・特捜検事と弁護士とのやりとり・・こんなことがあってはならない。
　村木厚子さんの裁判に注目して下さい。「村木厚子さんを支援する会」で裁判の経過を見ることができます。江川紹子氏のブログでもこの裁判記録が書かれています。

　彼女が言う「取調室の可視化を」ということの重大さがよくわかる。５カ月もの拘留、そして責められ続ける日々、あなたなら耐えらえますか？
　どうか、一人でも多くの方がこの裁判に注目してくれますように。
　

基地返還後の土地

　先日の読谷村の県民大会後、帰りも車が渋滞して読谷を抜け出すのに、約二時間ぐらいかかった。
　だいぶ陽が傾いていた。一瞬モンゴルの平地を思い出した。
　沖縄で地平線に沈む太陽を見たことがなかったから。


　この広い大地は、基地が返還されたあと地。平坦な高台にあるこの土地からは、嘉手納？北谷（？かな・・）の町が一望できた。いい所だ。この土地が今後どのように変貌していくのだろう。

「すべての武器を楽器に」

４・２５「普天間基地県内移設反対県民大会」の会場では、いろいろなチラシ、ビラが配られたが、写真のビラは人気があったに違いない。私も手を出してもらった。
　喜納昌吉の歌詞「すべての武器を楽器に」
　いい言葉ですよね。これはシールになっているので、どこに貼ろうか思案中。

　今、議員会館前では、私たち（沖縄県の）代表が、座り込みをしている。県民の声を代表して。こういうことが５０年も行われてきたのだろう。これが差別ではないというのだろうか。座布団を持って行って差し上げたい気持ちだ。

普天間基地県内移設反対県民大会

　米軍普天間飛行場県内移設反対県民大会へ行った。読谷まで来ているのに、会場へ着くまでのろのろ運転が続き、実に目と鼻の先の会場へ2時間もかかった。
　普天間高校生代表の
「・・私たちの方が、フェンスに囲まれているのでは・・と思ってしまう」
「・・私には判断する人生経験がまだありません。だけど、純粋に考えると基地はない方がいい・・」という言葉が印象に残った。

　研究、調査に裏付けられた伊波洋一普天間市長の言葉にはぶれがない。基地重圧の弊害を身を持って体験している故の重みがある。
　「基地が沖縄でなくてはならないという根拠はない。・・米はグアムに移転する計画をすでに建てていた。後は日本国の首相が決断するだけだった・・」なのに、NO！と言えない鳩山首相。日本。
　「最低でも沖縄県外に・・これ以上の負担を沖縄にさせてはならないと・・」言った言葉にどんなに県民が喜んだことか、日本国のトップの方が初めて沖縄のことを取り上げ、涙の出るような暖かい言葉を言ってくれたと。

　私も思う、今この時を逃したら、永遠に基地は居座ってしまうのだろうと。
　子や孫がまた軍に絡む犯罪に巻き込まれて、日米地位協定という名の下で、泣き寝入りという図式が展開されていくのだろうと。

　大田前知事が言われたように「沖縄には、上から目線のかわいそうという感情はない。（ちむぐるさい）と言って、自分のこころが痛いというのだ」と。だから、基地を県外移設とは言えないのだと。私はこれを聞いた時、まさに自分と同じ気持ちだな、やはりウチナーンチュだなと思った。こんなに爆音や犯罪で人を苦しめる基地をどこかの県へ移せとは、やっぱり言えない。

　基地が本当に必要だというなら、一道一都二府４７県の方々と膝を突き合わせ、考えたらどうですか・。なぜ、自分の所には置きたくないのか、話し合えばいい。基地交付金なる大金が落ちたという、なのに、何も変わらない。沖縄は日本で一番所得が低く、失業率は日本一。基地があってもどうにもならないということを裏付けている。
　疲れた、またいつかこの続きを。

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