沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

普天間基地県内移設反対県民大会

2010年04月26日 | 日々のこと
 米軍普天間飛行場県内移設反対県民大会へ行った。読谷まで来ているのに、会場へ着くまでのろのろ運転が続き、実に目と鼻の先の会場へ2時間もかかった。
 普天間高校生代表の
「・・私たちの方が、フェンスに囲まれているのでは・・と思ってしまう」
「・・私には判断する人生経験がまだありません。だけど、純粋に考えると基地はない方がいい・・」という言葉が印象に残った。

 研究、調査に裏付けられた伊波洋一普天間市長の言葉にはぶれがない。基地重圧の弊害を身を持って体験している故の重みがある。
 「基地が沖縄でなくてはならないという根拠はない。・・米はグアムに移転する計画をすでに建てていた。後は日本国の首相が決断するだけだった・・」なのに、NO!と言えない鳩山首相。日本。
 「最低でも沖縄県外に・・これ以上の負担を沖縄にさせてはならないと・・」言った言葉にどんなに県民が喜んだことか、日本国のトップの方が初めて沖縄のことを取り上げ、涙の出るような暖かい言葉を言ってくれたと。

 私も思う、今この時を逃したら、永遠に基地は居座ってしまうのだろうと。
 子や孫がまた軍に絡む犯罪に巻き込まれて、日米地位協定という名の下で、泣き寝入りという図式が展開されていくのだろうと。

 大田前知事が言われたように「沖縄には、上から目線のかわいそうという感情はない。(ちむぐるさい)と言って、自分のこころが痛いというのだ」と。だから、基地を県外移設とは言えないのだと。私はこれを聞いた時、まさに自分と同じ気持ちだな、やはりウチナーンチュだなと思った。こんなに爆音や犯罪で人を苦しめる基地をどこかの県へ移せとは、やっぱり言えない。

 基地が本当に必要だというなら、一道一都二府47県の方々と膝を突き合わせ、考えたらどうですか・。なぜ、自分の所には置きたくないのか、話し合えばいい。基地交付金なる大金が落ちたという、なのに、何も変わらない。沖縄は日本で一番所得が低く、失業率は日本一。基地があってもどうにもならないということを裏付けている。
 疲れた、またいつかこの続きを。
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