沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

沖縄復帰40周年

2012年04月29日 | 日々のこと
 あ~、もうあれから40年も経ったんだ。1972年、沖縄が本土復帰。私は中学3年生だった。社会的なことは何も分からなかった。
 ただ、小学生の頃、何回か沖縄復帰運動の行進団かな(平和行進団かな)が、国道を通ると言う日に、私達は前の日に作って来るように言われた日ノ丸の小旗を持って、国道に並び、彼らを迎えた。行進団は「沖縄をかえせ」と歌っていた。その復帰が叶ったのだなと思った。

 記憶に強く残っているのは、「ドルから円への通貨貨幣の交換」。慣れ親しんだアメリカのコインやドル紙幣から、日本の通貨「円」になったことだった
 1円を初めて手にした時、アルミの1円の何とも頼りなかったこと。

 終戦直後はB円という、アメリカに都合のいい貨幣しか使えなかったようである。その後ドルへ、その後、円へ。
 
 そう言えば、復帰記念に貰った「記念メダル」。最初のうちは物珍しくて大切にしていたが、何も買えるものでもないし、そのうちどこかへ消えてしまった。
 
 1975年には、730(ななさんまる)と呼ばれた、右側通行から、左側通行への移行。アメリカ統治になって左ハンドルにされ、復帰後にまた右ハンドルへ移行された。


 復帰40年経っても、沖縄県民は、いつも右往左往させられている。

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映画「MABUI」

2012年04月27日 | こども&孫


 夏休みのある日。「MABUI」という映画が金武町で撮影され、エキストラを探しているというので、公民館で私が担当している子どもたちを「映画出演体験」と言う事で参加させることになった。
 
 終戦直後、沖縄中が焼け野原になり、学校もなかった。子どもたちは「青空教室」と呼ぶ、屋根のない空き地で授業が行われていた。子どもたちが出演するのは、その「青空教室」の場面だった。
 顔に煤をぬって、当時の服を着て、子どもたちは戦後の(昭和の)子どもたちになった。炎天下で何度もやり直しがあったが、子どもたちはよく頑張っていた。
 
 先生役をしているきれいな先生のお話をよ~く聞いていた。彼女のセリフが、「リンカーンは人の上に人をつくらず、人の下に人を作らず・・」というものだったが、何回もやり直しがあったお陰で、子どもたちもそのセリフをしっかり覚えてしまったようで、うちの三男も家に帰ってはつぶやいていた。

 子どもたちは映画がこういう風に作られるのだという、貴重な体験になったと思う。後日、映画上映される情報を送ったので、子どもたちは映画館へ足を運んで、自分の出る場面を見た筈。子どもたち嬉しかっただろうね。

 映画「MABUI」:
         製作・音楽:海勢頭豊
         監督:松本泰生
製作:ジージーエス
(カラー96分)

沖縄戦を描いた映画『GAMA 月桃の花』の続編として製作されたのが、『MABUI』。1945年から1950年の沖縄を舞台にその時代を生きた少年たちの体験を通じて「自立」を見だす物語です。いい映画です。もう一度見たいな。

(写真は出演した三男坊)

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卯月(うづき)

2012年04月26日 | 日々のこと


雨が多い日が続いている沖縄。いつの間にか、田んぼも青々として、せん檀の花も咲き、ネコジャラシも風にゆれ、野山には、真っ白い「てっぽうゆり」や、草むらからにゅっと突き出した「しょうぶの花」、そして庭にはアマリリスが咲きだした。

 年度初めや、人事異動、公民館の事業がスタートし、私の周囲の人たちが、いろいろな変化を見せ、驚いたり、ため息をついたりしている間に、四月が駆け足のように過ぎ去ろうとしている。
 気だるさや、軽い頭痛、鼻ぴーぴー。体調も今ひとつ。皆さん、ゆっくり休みたいね。

 四月は卯月(うづき)と言うんですね。パッと思い浮かばなかった。 

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ぴったし

2012年04月25日 | 日々のこと
一昨日のこと、スーパーで買い物をして、レジに並んでいたら、
「1000円です」
「えっ!」
「1000円です」
「ほんと!ぴったり?・・すごい・・すごいね」
と私が言ったら、レジの男の子も、後ろの男の方もうなずいた。

 この日、久しぶりに手作りの餃子を作って見ようかと、具材(ひき肉・キャベツ・シイタケ・にんにく・しょうが・ニラ・しらたき・餃子の皮・塩)を買った。餃子の皮は賞味期限がその日になっていたので30%引き。こんなにいろいろ買ってちょうど、1000円はうれしかった。
 昔、いや、大昔「がっちり買いましょう」という番組があったけど(知っています?)それに出ていたらほうびもらえたのに。

 昨日の雷すごかった~~~。このところ、梅雨のように雨模様の沖縄です。

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斎場御嵩(せーふぁうたき)

2012年04月23日 | 日々のこと
  

 去年の夏、東京の姉が来た際に、世界遺産「斎場御嵩」(せーふぁうたき)へ行った。沖縄に住むんでいながら私は初めてここを訪れた。今でこそ観光地のようになっているが、普通の人が行く場所ではない神人が行く所と思っていた。本来は拝むにくる人のみが訪れていた聖地であったと思う。
 
 大きな二枚の岩盤が接触して、人間が通れるぐらいの隙間がある。二枚目の写真でわかると思うが、岩にびっしりと無数の穴が空いているのを見ると、海底から運ばれてきたものではないだろうか。
 過去に大きな地殻変動があったに違いないと思った。

 観光客でごった返していた。神人も驚くよね。神聖な場所は、ひっそりとしている方がいいよね。

 大きな丘ヤドカリがのそのそ歩いていたよ。

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生きがい

2012年04月22日 | 日々のこと
 今朝目が覚めて、時計を見ると3時だ。まだ早いなとベッドにもぐりこんだが、なかなか寝られないので、起きてPCを開いた。早起きは苦手な私だけど、やっぱり更年期の所為かなと思ったが、まてよ・・と、逆算してみると、昨夜は10時頃寝たのでしっかり六時間は寝たことになる。普段から睡眠時間は6時間なので、体内時計が機能し、目を覚ましたのだと思い直し、起きることにした。

 昨日は、町の「公民館講座の開講式」があった。今年度スタートする講座の紹介や、サークルが新会員募集のための舞台発表が行われ、3時間に及んだ。

 長いからカットしたらと言う声もあるが、普段からの活動や、舞台に上がって生き生きと活動する姿を見るのは、公民館に勤めている当事者としてはとても嬉しい事なので、私はカットなどして欲しくない、出演時間を少し短くして7分以内としたのであるが、素人集団なので、どうしても長引く。しかし、舞台へ上る時の緊張感や終わった後の達成感が、その清々しい笑顔から伝わってくるので、私はそれぐらいは何でもないと思っている。
(町内には今30のサークルがある)
 私もそろそろ長く続けられる趣味を持たねば・・・。

 ブログ訪問ありがとうございます。外はまだ暗い。
コメント (2)
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必然?

2012年04月20日 | 日々のこと
 去年のこと。胃健診を受けた母に「再検査を受けて下さい」と言う通知が来た。
 どこに行ったらいいかなと思案していたが、末妹が迷うことなく「宜野湾の光クリニックに行って」「金城光世先生と言ういい先生がいるから」というので母と出かけた。

 私は、宜野湾浦添近辺の地理に疎い、とても苦手。

 案の定、ネットで検索して行ったのに、西原インターを降りて、左に行って右折と覚えていたのに、まさか高架橋になっているとは、地図ではわかならいよ~~・・と言いながら、道なりに行ったらどんどん下降して何と58に出た。仕方なくuターンして、どうにかたどり着いた。

 「わざわざ遠くから来たんですね、一日で済ませられるんだったらその方がいいから、検査しましょう」と。母も丁度朝ごはんを抜いてきていたので、タイミング良く、胃カメラを入れることになった。
 
 しばらく待って、先生の丁寧な説明を聞きながら私も見た。母の胃はとてもきれいだった。「なんでもありませんよ」という一言を頂いて、その日で終えることができた。緊張していた母もほっとした様子。
 妹の薦めた理由がわかるような先生だった。

 そして、先日のこと。シンプルライフを目指して、暇があると片付けばかりしている私。取っておいた新聞の切り抜きを見つけ、何だろう・と開いてみると、それは何と、「光栄メディカルビル」にオープンした「光クリニック開院」の記事だった。
 しかも2010年二月だから二年も前のもの。本当はこの裏面の記事に興味があって取っていたものだったが、驚いた。私が偶然スクラップしていた記事の裏に、その医院と医師のことが載っていたなんて。

 こんなことがあるから、人生って面白い、これって必然?


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地球と人と

2012年04月19日 | 日々のこと
 え~~~!と驚くような事を聞かされて、人の一生は思いもよらないことが起るものだなーと。
 バラ色の時もあって、惰性の時もあって、そして、奈落の底へ突き落されるようなことが。
 知人友人の近況を聞かされて。

 東京の姉に「連休遊びにくれば?」と言われて「地震が来ると言われているので、怖いから行かない」と言うと、「沖縄も地震あるでしょ、小さい分そっちの方が怖いよ」と返され、二人で笑った。

 いつどこで何が起るかわからない時代。悩みは人間にとって大きいものだけど、地球の上にいる人間はなんてちいさいんだろうか。

 地球が16枚ぐらいの岩盤からなってそれが活動期に入っていると知っても、どうすることもできない。大地球の上のちっぽけな人間。

 いつものとおりの営みを続けて行くしかないのだよね。

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(写真は台湾、どこだっけ? くねくねの橋は人生みたい)

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残してほしい「山」

2012年04月18日 | 日々のこと
 先日、町史編纂室に保管されている「金武町鳥瞰模型」(と言うのだろうか)見る機会があった。かなり前に作ったものらしい。津波があってから、自分の住む場所が、海抜何メートルになるのだろうかと言う事が、皆の関心事であるだけに、こんな物が倉庫にしまってあるのはもったいないという気がする。(模型は戸板一枚大の大きなものだ)
 等高線に拠って作られているが、開発や土地改良に寄って変わっている所もあるらしい。

 開発によって、土地が平らになると使い道が広がって良いのかも知れないが、平面だけでは面白くないよ、また台風が来たら、吹きっさらしになって大変なんじゃない?と、私は思っていたが、今回の大津波のことで、高い所もないと避難する場所がなくなるので、重要だと思い知った。

 昔、テレビによく出ていたケントデリカット氏が言っていた「お金があったら山を買いなさい、そうすれば山は(自然は)いつまでも残るから」と。彼が父親と山に登った時に、言われたと言う。私はこの言葉がとても印象に残っている。

 今日はちらっと雨があった。一日曇り空で、夕方の今は戸を開けていると、肌寒い。季節の変わり目の今ごろ、私は苦手だな。 

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一刻も早く

2012年04月15日 | 日々のこと
 北のミサイルは失敗に終わった。その日出勤直前のニュースで、「発射したようです」と、「えっ」とテレビを見たら、直後に「間違いだった」と言うニュースを聞いて出勤した。
 ものものしい迎撃用のパック3が配置された映像をみているので、気にもなるし、多少の緊張感もあった。なのに、その後の報道は何もなかった。「発射したとしたら、もうとっくに着いているはずだよね?」
 不安にさせながら、肩すかしを食わされた感じだし、頼りないよ、大丈夫なの私達の国はと思ってしまった。
 
 北はどんな対応をするのかと思いきや、珍しく「失敗した」と報道した。変わった?いや、少しづつでもいいので変わって欲しい、常識ある対応の出来る国として。

 今日、拉致被害者の家族会が「今年を救出のための勝負の年」として1000万人分の署名を集めると街頭演説をしたというニュースが。
 「横田めぐみさん」をはじめ、確実にそこに、すぐ近い所に生きているとわかっているのに、もどかしい。
 家族にとっては、一日も心が休まらない日々が続いている。今度こそちゃんとした対応で、(頭のいい方達なのだから何か良策を講じて)彼女たちを取り戻してほしい。私達は支援、署名をしていこう。

 金曜日の夜の雷はすごかったですね。恐ろしくて、公民館から一歩も出られなかった。

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(写真は老健施設のおばあちゃん達の作品。横田早紀江さんも娘の帰りを待ち続けている)

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