沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

金武湾

2011年07月31日 | 日々のこと
  
 
 セミが鳴き、入道雲が湧きおこり、いつもの暑い夏がやってきた。
 
 今日の海は、青空を反映してか、美しかった。
 町内屋嘉区にある「くばま」というカフェに行った。以前から行ってみたいと思っていたが、今日は息子が久しぶりに帰ってきたので、二人で行った。
  

 海に一番近いカフェというだけあって、すぐ目の前は海。金武湾。島並みがぐるっと金武湾を取り囲んでいる。
 海の色は、緑、水色、エメラルドブルー、青。綾成す景色は、沖縄に住む私でさえ、「美しい」と見とれてしまう。
 海の中ほどに、白鷺が一羽。何をえさにしているのか、長い間同じ場所にいた。
 
 真っ白い鳥の姿が、海のあお、空のあおにも、染まず ただよっている?んん?どこかで聞いたフレーズ・・

 外から見るのと、大きなギャップのある、すてきなカフェだった~~!。

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「コクリコ坂から」

2011年07月30日 | 日々のこと


 映画「コクリコ坂から」を観に行った。
 観終わってから、前に座っていた小学生の高学年生らしい子が、
 「あ~あ~!さっぱりわからんかった!」
 だろうな・・と、私は吹き出してしまった。子供向けのアニメだけど、ジブリ製作だから面白いのではと思って(何の前情報もなく)観た私だったが、あにはからんや、この映画は、子どもではなく大人向けの(しかも団塊世代以上)映画だなと思った。子どもには、内容を理解するのが難しい。がっかりのあまり、声に出して言ったのだろう。

 フロアに出て、友人に子どもがこんな感想を言っていたよ、というと、彼女は自分の近くのオジサンが、
「こんな面白い映画だったと思わなかったな」と、うれしそうに言っていたと。

  そうなんです。私のようにリサーチしないで、映画を観に行った人の中には、孫を連れたオジサン(オバサン)が大勢いた、が、孫を楽しませるつもりだったのに、実は、つきそいで来た大人の方が楽しめる映画だったのである。

 映画を観た子どもとオジサン、二人の感想は、そのまま映画の対象者がどの年代であるかを、示してくれた。


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「あっちゃー」

2011年07月23日 | 日々のこと
 山原雑誌「あっちゃー」という本を知っていますか?
 
 私は今から16年前に東京から沖縄へUターンしてきたが、ちょうどその頃、とあるマチヤー小で、この冊子を見つけた。最初に買った本は何号からだったのかは定かではないが、20年ぶりに沖縄に帰った私には、大変面白い本だった。食い入るように読んだ。
「創刊準備0号」、1号、2号、6号、7号、9号が手元にある。ずいぶん探し求めて集めた本だった。

 金武町は「山原」(やんばる)の一部であるが、端っこにあるので、やんばるの情報はあまり入って来なかった。この本のお陰で、沖縄本島の約半分の面積を占める広いやんばるの地域が、ぐっと身近になり親密な隣人と思えるようになった。
  
 やんばるをこよなく愛する人々の手に寄って、この本は作られていた。そして、名護市へのヘリポート移設問題もその頃から、だんだん問題になっていった、必然的にこの本の刊行もままならない日々が続き、休刊となった。やんばるを愛する皆が、ヘリポートいらない運動へと駆り立てられたからである。
 私達は、ゆったりと流れる時間の中で、大好きな本を手にして、のどかに生活してもいられない。あれから16年もの歳月が流れようとしているのに、日本政府はどうしても沖縄に押しつけようと、沖縄上空を旋回している。

 あれから、何度となく、やんばるの山や川を廻った。

 こんな本、また作ってほしいな~。

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今一度「ありがとう」

2011年07月20日 | 日々のこと
シンプルライフを目指している私。まだまだ程遠いけど、先日片付け掃除をしていたら、出てきた新聞。去年の興南高校優勝の新聞。
 そう言えば、まだあるんだよね、沖縄にあの深紅の優勝旗が。
 春夏連覇の偉業を成し遂げた「興南ナイン」に、今一度、「ありがとう」とお礼を言いたい。
 昨年一月、私の母校の宜野座高校へ、講演会の講師として訪れた我喜屋監督に私は握手をして頂いた。氏の率いる興南野球部は、その八月に優勝を成し遂げ、沖縄中を興奮の渦に巻き込んだのだった。
 あの嬉しさはたとえようもなかった。

 今年の甲子園への切符は「糸満高校」が勝ち取った。初出場、がんばれ!

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老い

2011年07月19日 | 日々のこと
     
 先週のこと。。父と私とケアマネさんと三人で話している時のこと。突然父が大あくびをして、その後放心状態というか、一瞬動きが止まって、半白眼に上目遣いになった。びっくりして、動きのの止まった手が硬直しているのかと、さすったら意に反して軟らかかった。唇は青く顔色も蒼白になったので、急いで母を呼んだ。
 「夜、5,6回もトイレにいくので、わしは眠いんだよ」と、直前に言っていた。そのそばから上の状態になった。ほんのちょっとの間だったのかも知れないが、本当に驚いた。
 トイレや風呂場、玄関、外の郵便受けの坂にも手すり、取り付けて欲しいと、その箇所を、業者の方にいちいち自分で説明し案内して廻っていたので、、睡眠不足もあるしで疲れたのかも知れない。
 しっかりしているようであったが、先週の出来ごとを目のあたりにした私は動揺した。体は確実に衰えている。父が少しずつ、父でなくなる。

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電気に頼り過ぎた生活を見直す時機が到来

2011年07月17日 | 日々のこと
 
 大型で非常に強い台風6号が日本に接近中だ。発生から、その動きを皆注視していたが、沖縄本島からは、それるようなのでみんなほっと胸をなでおろしている。今年は本当に、気象が変わった事が顕著になった年である。
 例年なら、沖縄本島の南の方からやってくるのに、真東からやってくるなんて。
 
 以前にブログに書いたように、地球環境の変化で、この数年が気象の変わり目となるのだろうか。海水温も上昇して北極の氷塊も溶けだしている。地球をもう少し前の状態に戻せないのだろうか。伐採された広大な森を取り戻せないのだろうか。
 先進国と発展途上国との関係性が大事になってくる。
 便利になりすぎた私達の生活も見直す必要がある。生活の仕方を皆がもう少し前の年代に戻して行けば、地球も前のように戻ってくれるのだろうか。
 瀬戸内寂聴氏が「私達は、電気に頼りすぎた生活に慣れ過ぎた」と言っていたが、まさにそうである。
 最近あらゆる施設で省エネが行われている。以前クーラーがびんびんだった所も加減している。加減した状態から、クーラーが無くなっても、ある程度は大丈夫。体が慣れてくるから。暑い時には汗をかいて体を冷やすという、動物的な機能は退化させない方がいい。
 町内のグラウンドでは、夏の真っ昼間でも、月例の老人のグランドゴルフ大会は行われる。彼等は、戦後の焦土を生き抜いてきたし、クーラーのない時代を生きてきたので暑さに強い。遥かに若い世代の私達が、頭がくらくらしないのだろうかと、建物の中から彼らを尊敬と賞賛の眼で見つめている。

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心が通わない

2011年07月16日 | 日々のこと

 90歳になる父は、まだ車を運転している。「もうやめた方がいいよ」と私達は言っているが、その気は全くない。先日父の介護認定を申請した際、「運転していたら、罰金だからね」「認定は取り消しだからね」と言っておいた。
 その後、父は一週間その事が頭から離れず、悩んだらしい、車のない生活は苦しい、と。その結果「わしは、車を取り上げられたら、生きている意味がない」「あんた達は、わしをだまして」という事になり、怒っていた。
 で、「介護認定も何もいらないから、運転はする」と言いきって、翌日、私とDAYケアー体験に行くつもりであったが、自分で、電話をして断ったそうである。
 私や妹も、父の事を思って、何かあっては大変だから、父ができるだけ運転しないようにと、ドライブにも連れて行っているのに・・。それなのに普段から父と母は二人でよく出かけている。高齢者の事故も多いので、私達はひやひやしてたしなめたりする。
 子の心、親知らず。「わしは自分が、だめだと言う時は自分でわかる」と。親の心も子知らず、なのか?。
 今、父母と姉妹の間に・・溝が・・。年老いた親の体の状態は、傍から見ると、ずいぶんヨボヨボしているのに。
 
 誰が判断したらいいの?せめて、90歳で免許終了と決められていたら良いのに。免許更新にならなければいいのに。
 歌は心の鏡。今NHKで「音楽の日」(IN仙台)を聴いていたら、涙が流れてきた。

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目の覚めるような

2011年07月12日 | 日々のこと
   
 ゴールデンシャワーの黄色の花が満開。沖縄でこんなに見事に咲いたのは初めて見た。
 同じように、ホウオウボクの花も、一斉に咲きだし、豪華な花房が、道行く人の眼を楽しませている。今年は台風が多い。この間の台風2号は、近年ない強さだった。その所為で、植物が恐れをなし、種の危機を感じて、子孫を残そうと、花を咲かせるのだと言う。
  
 台風の所為だとしても、この花本来の姿、しかも目が覚めるような見事な色、ボリュ-ムに感動する。
 (写真はいずれも那覇市内。てんぶす館の裏に咲くシャワーと、国際通りから、ジンクドウへ向かう街路樹のホウオウボク)

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何曜日に生まれた?

2011年07月08日 | 日々のこと
    
 ネットで「あなたは何曜日に生まれたかわかりますか?」という問いかけに引かれて、調べてみると、私は50数年前の5月のある金曜日に生まれたのだった。ちなみに三人の息子は上から「日曜日」「土曜日」「日曜日」であった。
 父は「金曜日」母は「日曜日」。
 兄弟は上から(私を除いて)
 兄(日曜日)2女(木曜日)3女(日曜日)4女(土曜日)5女(月曜日)。それが何?と言いたいよね。何か曜日でわかることがあるのだろうかと。面白そうなので、調べてみたが、そのほかの情報は何もない。ただそれだけ。
   
 私も・ひ・ま・だ、よね。

 (写真の三男は日曜日生れ。だからハッピーな性分なのかしらん・)

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記憶力の低下

2011年07月06日 | 日々のこと
 先日、親友Mと那覇メインプレスへ映画を見に行った。映画を観終わって(というか、私は昨夜は休みの前日だからと、夜更かしをしたのに、その朝はなぜか、5時半に目が覚め睡眠不足なので、映画上映中ほとんど居眠りで終わってしまったのだった)、駐車場へ行った。行ったが、二人とも駐車した場所を覚えていなかった。
 
 私は「B4じゃなかった?]と、Mは「B2じゃない」というのでここもそこも行ったが、なかった。17,8の小娘ではないが、笑い転げながら、探し回ったら、「あった!」なんと、「B5であった」。おばさんたちの記憶力は確実に低下している。
 
 先日のモアイで集まった、友人5人の会話は、「あれ、あの人、え~と・・」「よくドラマに出る人?」「だれ?」「ん~ん、髪長い、かっこいい人」・・しばらくして「わかった」という友人もまた、「顔は思い出せるのに、名前が出てこない~」と、頭を傾げる。
 次の話題に移っても、また人の名前の所になると、同じことが繰り返される。
 だから、おばさんたちの会話は、なぞなぞ形式が多い。それがまた可笑しくて、なんでなんだろうね~と言いながら、おなかを抱えるほど笑う。笑いは免疫力を高めるというが、そう言う事も明るく笑い飛ばすおばさんだからこそ、健康で長生きなのかも知れない。

(写真は以前ドライブした南部の道路沿いの花。みごとに咲き誇っていた)

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