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競馬の記憶 第32回 ハギノカムイオー

2006-06-06 23:44:00 | 競馬(思い出)
14戦8勝。あのハギノトップレディの弟だ。

セリ市で1億8千5百万円という、破格の金額で落札され、
姉同様、抜群のスピードで逃げまくった快速馬だが、負けたレースは、1度を除き、すべて二桁着順という、典型的な逃げ馬だった。
似たもの姉弟ってとこだが、姉の方が、まだ根性はあったかもしれない(笑)。

新馬からスプリングSまで、3連勝し、皐月賞では1番人気。
結果16着と大敗し、続くNHK杯(2000M)も12着。
ダービーは疲労で回避し、休養後、菊花賞トライアルの神戸、京都の両新聞杯を連勝し、菊花賞では1番人気。
しかし、またしても15着と大敗を喫す。

その後6ヶ月の休養を経て、宝塚記念を含む重賞3連勝を、いずれも1番人気で飾っている。

こんな馬は、オイラの競馬歴の中では、この馬だけです。

最強馬とは思いませんが、その時代を沸かせた名優であったことは事実ですね(笑)。

たぶん、強い馬なのだろうと思う反面、こう大敗があると、「名馬」とは言え無いかもしれない。

馬券を買う方も、一か八かのつもりでなければ、手が出せない(笑)。

このあとは、オープン(7着)凡走後、ジャパンカップ、有馬記念を共にしんがり負けで引退した。

その後、姉のハギノトップレディの仔、ダイイチルビーの活躍で、この一族は「華麗なる一族」として、ファンの心に刻まれる事になったのです。
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