ファントム・競馬チャンネル

さっぽろファントムの競馬予想
競馬歴30数年の経験を元に書いてます。
2歳戦予想しません。

オイラ的名曲案内 第2回 ニールセン「不滅」

2006-05-03 18:09:06 | オイラ的名曲案内
ニールセンと言っても、視聴率のリサーチ会社ではない。
てか、もう今は、その会社も無いですよね(爆)。

さて、ニールセンという方は、デンマークの作曲家です。
1865~1931 ということですから、シベリウスとは同級生(笑)、マーラーとは、ほぼ同世代ということでしょうか?

で、このニールセンが作曲した、交響曲第4番が、今回ご紹介する「不滅」と言う曲で、彼の曲では、もっとも有名なものです。

「不滅」と言うタイトルは、レコード会社で、独自に和訳したものらしいです。

原題の直訳は「消し難きもの」、となっているようです。
「音楽をはじめとする芸術は普遍のものであり、また人間の魂もそれと同じように、永遠に普遍のものである」ということを意図した曲であると、ニールセンは記しているようです。

曲は、いきなり、地球内部の熱くたぎるマグマを描写したように、躍動的に始まります。この時のテーマが、何度も形を変えて現れますから、魂の本質を表現したものなのでしょう。
切れ目なく演奏されますが、全体は4つの部分に分けられ、それぞれが、従来の交響曲の4つの楽章にあてはめられます。

全体的に常に緊張した雰囲気に覆われていて、心が休まる、という類の音楽ではありませんので、あらかじめ、お断りしておきます(笑)。

フィナーレでは、最初のテーマが、確かな強さと、スケール感を持って再現され、
決意したかのような、不退転の意志を持って、締めくくられます。

オイラは、ネーメ・ヤルビィ指揮のPMFオーケストラで実演を聴きましたが、ヤルビィの共感に満ちた指揮が、PMFの若いエネルギーを見事に捉えて、充実した演奏となっていました。

カラヤン/ベルリンフィル、ヤルビィ/エーテボリSO(未聴)、ブロムシュテット/サンフランシスコSO(未聴)などの名盤がありますが、オイラの推薦盤は、バーンスタイン/ニューヨークPOの演奏です。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

競馬の記憶 第27回 エルコンドルパサー

2006-05-02 21:15:51 | 競馬(思い出)
外国産馬ですが、日本調教馬としては、凱旋門賞2着など、現在のところ、日本最強馬としての成績を残すスーパーホースです。
11戦8勝、2着3回。
うち海外では、GⅠサンクルー大賞(仏)など2勝、2着2回(ともにGⅠ)。

デビュー戦、2戦目をダートで使っている為、その注目度が一気に高まったのは、4戦目のニュージーランドトロフィーからでした。
実はその前に、共同通信杯を使ったのですが、降雪のためにダートに変更され、その段階では「ダート馬」の印象が強かったのです。

しかし、同期にグラスワンダーがいて、両方の主戦騎手だった的場現調教師が、どちらに乗るか迷うぐらいの馬だったそうですから、トレセン界隈では、注目度も非常に高かったと思われます。
結果的には、グラスワンダーが故障してしまい、NHKマイルカップには的場騎手が騎乗して、見事に栄冠を手にしたわけですが、秋にグラスワンダーが復帰した際には、的場騎手がグラスワンダーを選び、エルコンドルパサーには、蛯名騎手が手綱を取る事に・・・。

まだダービーが外国産馬に開放される前だったので、そのまま休養に入り、
秋初戦は、毎日王冠。
あの、サイレンススズカの2着したあと、ジャパンカップに挑んだのです。

自慢じゃありませんが(笑)、オイラは、共同通信杯の前から、この馬には注目していました。
もちろん、マイルカップに勝ったことで、このジャパンカップも自信を持って本命にしていました。
よほどの短距離血統で無い限り、東京の1600Mで好走した馬は、2400Mでも通用します。その通りの圧勝でしたね。

まあ、それぐらい、思い入れを持った馬ですから、海外での活躍は、嬉しい限りのことでした。

あれから7年。
今また、大きな期待を持って、海外に挑戦する馬達がいます。
ハーツクライと、そう、ディープインパクトです。
この2頭の活躍と、無事を心から願っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする