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奇面組の思い出(その3)

2006-01-10 19:10:39 | アニメのお仕事
さて、昨日の続きです・・・。

新会社の立ち上げが迫ってきた頃は、もう、なかなか体験出来ないようなことばかりでした。
なんせ、ギリギリのスケジュールで動き出した作品である。

7話8話は、総グロスという形で、「ぎゃろっぷ」さんに発注していた(実際は、代理店からの直請け)ので、ある程度余裕は出来た。

しかし、土田プロの社長に、それがバレて、社内での作業が難しくなっていた。
というのも、独立自体は、すでに気付かれていたと思うが、作品を作っていく中で、素材(原画、動画など)を抑えられたら、制作が止まってしまうのだ。

だから、別に部屋を借りて、そこで作業をせざるを得なかった。
しかも、新会社には、結局、制作の4人(P2人、デスク、オイラ)だけが移り、
それでやっていくということだった。
オイラと同じ制作進行がもう一人いたんだが、彼は連れて行かないことになった。
まあ、それに関しては、オイラも同意見だったから、問題はないのだが、
彼が担当していた、話数(9話)を引き上げなければならなかった。

オイラはその時、10話を進めていたので、これは かなりキツカッタ。
でもまあ、「やれます」と言った手前、頑張るしかなかったのだが、
これがまた、ヒドイ管理状況で、進行表を一から作り直す羽目に・・・。

とにかく、TVシリーズで、制作進行を連続話数持つのは、常識的には考えられないことで、当然、最後の方は手伝ってもらっている。
そこらあたりの記憶はまったく無いのだが、たぶんそれだけ忙しかったのだろう。

あの頃は、本当に良く頑張っていたものだ。

では、今日はここまでです。
また次回、お楽しみに・・・。


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