ブルックナーの作品の中でも、演奏頻度、録音が最も多いのが、この交響曲第4番「ロマンティック」であろう。演奏時間も65分程度で、何よりも全篇にわたって、親しみ易い旋律が心地よい。
ドイツ、オーストリア地方の森林がイメージされているという話だが、なるほど、曲想も深遠で神秘に満ちた印象を受ける。
そういうことであるから、やはり、ヨーロッパのオーケストラの演奏が良いように思う。特に、ウィーンフィルの演奏は、どの指揮者が振っても、その心象風景は変わらないように感じる。
かなり古い録音になってしまったが、カール・ベーム指揮のものが、暖かく、美しい。 また、ヨッフム/ドレスデン国立Oは、自然の偉大さとともに、厳しさを感じさせる一方、そのすべてを包み込む神聖な趣がある、彼ならではの演奏。
最後に、最晩年にベルリンフィルと決別して、ウィーンフィルと、ブルックナーの他の交響曲を録音していたカラヤンの演奏を聴いてみたかったと思うのは、「無いものねだり」だろうか・・・。
ドイツ、オーストリア地方の森林がイメージされているという話だが、なるほど、曲想も深遠で神秘に満ちた印象を受ける。
そういうことであるから、やはり、ヨーロッパのオーケストラの演奏が良いように思う。特に、ウィーンフィルの演奏は、どの指揮者が振っても、その心象風景は変わらないように感じる。
かなり古い録音になってしまったが、カール・ベーム指揮のものが、暖かく、美しい。 また、ヨッフム/ドレスデン国立Oは、自然の偉大さとともに、厳しさを感じさせる一方、そのすべてを包み込む神聖な趣がある、彼ならではの演奏。
最後に、最晩年にベルリンフィルと決別して、ウィーンフィルと、ブルックナーの他の交響曲を録音していたカラヤンの演奏を聴いてみたかったと思うのは、「無いものねだり」だろうか・・・。