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競馬の記憶 第36回 トウショウボーイ(中編)

2006-07-05 18:57:07 | 競馬(思い出)
続きです。
前編は(↓)こちら。
http://blog.goo.ne.jp/sapporo_fantom/e/8168d2e782d8e98e3668c27c4f5d4395

さて、当時7月11日に行われた札幌記念のあと、秋の初戦は、神戸新聞杯。

この頃は、菊花賞のトライアル戦は、関東のセントライト記念と、地元関西では、共に2000M戦の神戸新聞杯と、現在は春開催となっている京都新聞杯であったのだが、どちらも2着クライムカイザー以下を圧倒。

特に、良馬場で行われた神戸新聞杯は、1分58秒9というレコードタイムを叩き出す5馬身差の圧勝劇で、まさに「天馬」に相応しい走りを魅せつけていた。

一方、ライバル、テンポイントは骨折は癒えたのだが、ローテーションに余裕を持たせる為、トライアル参戦を回避し、当時としては異例の古馬との混合戦である京都大賞典に出走、何とか3着して、実況の杉本アナウンサーに「テンポイントは、これで十分だ!」と言わせ、無事復帰を果たした。

そうして迎えた菊花賞。
当時のルールで、人気の3頭(トウショウボーイ、テンポイント、クライムカイザー)が単枠指定(人気馬の出走取り消しなどで、発券の混乱を避けるための制度)され、トウショウボーイが一番人気でレースはスタートした。

結果は、ご承知の通り、その時は伏兵のグリーングラスが、上手くインコースを回って快勝しました。
いわゆる「TTG伝説」の始まりです。
トウショウボーイは3着。

血統的に不安視されていた長距離適性が、露呈しました。

しかし、暮れの有馬記念にファン投票第1位で出走、テンポイント以下にレコードタイムで快勝し、年度代表馬に選出されました。
蛇足になりますが、グレートセイカンも出走していまして、最下位の14着でした。

続く。・・・(→)後編
コメント
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