この場所は江戸戯作界の第一人者と言われた、鶴屋南北居宅跡といわれていま
す。南北は宝暦5年(1755)日本橋新乗物町に生まれ、文政12年(182
9)11月27日、黒船稲荷社土地内で没しました。享年75。
幼名を源蔵といい紺屋の職人でしたが、家業をすてて初代桜田治助の門下に入り
ました。文化元年(1804)に発表した「天竺徳兵衛韓話」(てんじくとくえい
こくばなし)で大当たりをとり、作者としての地位を確立しました。鶴屋南北の代表作は
「東海道四谷怪談」ですが、その中に砂村や、深川三角屋敷を取り入れるなど、江
東区とかかわりの深い戯作者です。(江東区教育委員会)
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